女性ホルモンのエストロゲンは、もう守ってくれない
女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌が少なくなって、実感したことを以前書きました。
50代から急激に「老化」する。女性ホルモン【エストロゲン】を失って、実感したこと
若さや美しさの源は、エストロゲンです。エストロゲンなしではありえません。健康も同じです。
動脈硬化などから生じる病気のリスク、骨粗しょう症など今までは、エストロゲンが守ってくれました。閉経後、自動的に回避されていたリスクが、努力しなければ避けられなくなります。
女性の守り神のエストロゲンは、もう守ってくれないのです。
女性は長いことエストロゲンという女性ホルモンに守られた生活を送ってきたせいか、閉経後も気がつかずに今まで通りの生活を続けてしまいます。
その結果、心臓や脳の発作で亡くなったり、骨粗しょう症になるケースが増加しています。
今までの生活を意識し見直す
病気や体の不調でこれからの人生を棒に振ってしまわないためには、どうすればいいのか。それは、今までの生活を意識し見直すことが大切なのです。
エストロゲンに見捨てられた思わず、自分で、努力すれば回避出来ることもあるのです。
運動をする
更年期以降の健康は、「運動」しないと作れないと考えたほうがいいと思います。今まで運動の習慣がなかった人が、これから新たに始めるのは大変ですよね。
忙しい人にもお薦めなのが、私も行っているウォーキングです。
運動不足解消は、ウォーキングで。ウォーキングで、生き生き、長生き
ウォーキングは、関節や心臓に負担を掛けないので、誰にでも始めやすいです。私は、気軽に出来る方法で、行っています。
1日10000歩は歩けないが、「1日8000歩、20分」だったら手軽に出来た
野菜や果物をたくさん摂って、体の抗酸化力を上げる
体の高酸化力を上げる野菜や果物をたくさん取るようにします。そして、気をつけなければならないのは、甘いものを取り過ぎないようにすることです。
お腹が、空くとお菓子や甘いものを食べたくなります。
甘い物や炭水化物などの「糖質」は、体内で「age」という悪玉物質になります。肌に焦げがついたような状態になり肌を老化させるのです。
精製された砂糖などの糖質は、血糖値が急に上がり、血管を傷つけるとともに肌にも悪影響を与えます。
どうしても間食がしたいというときは、おやつも甘いものを食べずに、代わりにナッツや果物などを食べるようにするといいと思います。私は、アーモンドや押し麦グラノーラをよく食べています。
小腹が空いたときに、ビタミンDが多い干しりんごもよく食べます。
天日干ししたごぼうが皮ごと入った南雲Drお勧めの「ごぼう茶」もいいです。ごぼう茶は、皮に抗酸化物質のポリフェノールが含まれています。
ごぼう茶だったら、私も飲めるかと思い購入しました。癖があるけれど、慣れてくれば気にならなくなります。でも、特別美味しい訳ではありません。
コラーゲンを多く含むものを食べる
エストロゲンは、ハリや弾力のもとであるコラーゲンとエラスチンを作り出す細胞を活性化させ、「コラーゲン」の生成を促進します。
エストロゲンが減少するということは、コラーゲンを作るための働きかけが減るということ。結果、コラーゲンが少なくなり、弾力のない肌やたるみの原因になります。
減ってしまったコラーゲンを補うために手羽先、牛筋、さば缶、さけ缶、豚足、経済的に余裕があればフカヒレなどコラーゲンを多く含むものを食べることです。
これらのコラーゲンと一緒にビタミンcを摂取することが、肌のコラーゲンを効果的に作ります。
サプリやコラーゲンのみを単体で摂るより、さば缶、さけ缶のように軟骨も入っているので丸ごと食べると、コラーゲンの周囲組織ごと取れて効果的です。
大豆製品やエクオールを摂る
エストロゲンに似た働きのある納豆や豆乳など「大豆製品」を積極的に食べることもお勧めです。
ただし、大豆製品の大豆イソフラボンを「エクオール」に体内で変化させないと効き目がなくなります。
エクオールに体内で変化することが出来ない人は、大豆を食べてもその効果がないので、エクオールサプリを摂ります。
エクオールが作ることが出来るかどうかは、エクオール検査という郵送で調べることが出来るキットがありますので、参考にして下さい。
紫外線を上手く浴びる
紫外線も浴び過ぎないようにします。紫外線にたくさん当たると、日焼けを起こし、遺伝子を傷つけシミやシワの元になります。
ただし極端に紫外線をカットしてしまうと、体内にビタミンDが生成されなくなるので、季節や時間帯などを選んで浴びるといいと思います。
家で転倒して寝たきりにならないように、50代から【ビタミンD】を積極的に摂ろう。ビタミンⅮの効率的な摂り方も紹介
要は、極端に紫外線を浴びない方が、いいということです。
禁煙の努力をする
「煙草」の毒が体内のビタミンCを壊し、血流の流れを悪くして、肌のエラスチンを溶かして弾力を奪います。喫煙は、健康や美容のためには、もってのほかなのです。
これを機に止めるということも考えてみてはいかがでしょう。ちなみに、主人は、この方法で、煙草を止めました。
体を洗い過ぎない
お風呂もボデーソープで、ごしごし体を洗うのを止めます。刺激で皮膚が傷み、角質が取れることで、バリア機能が失われ老化が進みます。
私は、タモリ式入浴法で体の一部を石鹸だけで洗うだけにして、肌の「乾燥」が少なくなりました。
しぼり菜リズム
寿命が延びたことで、「エストロゲン」の恩恵を受けないセカンドステージの期間もぐんと長くなりました。若いときは、自然にまかせ何もしなくても「美」や「健康」が保てました。
しかし、閉経後の女性は、やはり意識して気を付けなければならいのです。これを機会に、自分の体と向き合いながら、いつまでも若々しく健康的に「第二の人生」を謳歌したいですね。