杉並区・妙正寺公園2 妙正寺川沓掛の小のこみち

妙正寺川

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の続きです。

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妙正寺川源流部

妙正寺公園内の妙正寺池から流れ出たのが妙正寺川で、公園内は暗渠になっています。

妙正寺公園

妙正寺池

区内を流れるのは最初の約1.2キロメートルほどで、中野区で江古田川と合流し新宿区の下落合付近で神田川と合流します。

「落合」という地名は、この妙正寺川と神田川が落ち合う(合流する)場所であることが由来で、川の水は最終的に隅田川へと入り東京湾へと注がれます。

妙正寺川

妙正寺川

武蔵野台地上にある辺りは、地下6~7メートルに武蔵野砂礫層が堆積しており、この中を流れる地下水が標高約50m付近にある窪地から地表に湧き出て飲料水などして利用されてきました。

この湧水も現在ではほとんど見ることが出来ませんが妙正寺池もその一つです。

本流の流域には小規模な縄文・古墳時代の遺跡が点在し古代から人々の生活に適した環境を作り出してしてきたものと思われます。江戸時代になると千川上水より引水して神田上水の助水として利用されてきました。梅雨の頃になると水量が増えるので、竹竿の先につけた鋤簾(じょれん)を使い川をさらい長く伸びた川藻を刈り取ったりしていました。

杉並区教育委員会

現在は湧水は涸れポンプで水を汲み上げ、川は、一部暗渠になっています。

歴史的にこの辺りは、江戸時代には武州多摩郡下井草村と呼ばれ、村内を東流している細流妙正寺川の両岸から、石やじり、縄文土器が沢山出土して、大昔から集落があったと推定されますが、本格的に開発され井草村が成立したのは江戸時代初期(1600年頃)のようです。(「杉並歴史探訪」杉並郷土史会 森泰樹)

妙正寺川

妙正寺川

川沿いは整備された遊歩道になっていて春は、落合橋から妙正寺橋までの間の枝垂れ桜が綺麗です。

妙正寺川

この辺りは、大山阿夫利神社を信仰する大山講があり、その講中の人々は、代参人を大山に送るとき寺前橋付近にあった「清めの不動様」を祀る大水門(※1)で水ごり(※2)を行ったと伝わっています。

※1かつて川の水を管理するための「大水門」が設置され、その水門のすぐそばに水神や守護神として「清めの不動様」が祀られていましたが、護岸工事がなされ、水門や不動様そのものは姿を消しました。

※2水ごりとは、冷水を浴びて心身を清める「寒修行」や「禊(みそぎ)」の一種です。

科学と自然の散歩道

妙正寺川

下井草在住だった小柴昌俊博士のノーベル賞受賞記念事業として、井草川遊歩道、妙正寺川、妙正寺公園を結んで全長約12キロを整備しています。

沓掛の小のこみち

妙正寺公園のすぐ東側から下流に向かって落合橋から日向上橋までの約400メートルの川沿いの遊歩道が「沓掛の小のこみち」です。

沓掛の小のこみち

沓掛の小のこみち

妙正寺公園からほど近い妙正寺川沿いの遊歩道に設置されたペアの音楽隊のオブジェ(陶器の人形)は、地元の杉並区立沓掛小学校の児童達によって作られました。

川の両岸に並んでおり、それぞれ違った楽器を演奏しています。

沓掛の小のこみち

こちらは左岸にあるオブジェ

(リコーダーと歌?)

沓掛の小のこみち

右岸のオブジェ左側が、源流の妙正寺池(妙正寺公園)

(クラリネットとアコーディオン)

キカラスウリの花9月

沓掛の小のこみち

こちらは「女の子のブロンズ像」

「水すみてわが影うつる初夏の川せみのとぶ川のきよらか」

近くの沓掛小学校(当時は沓掛国民学校)を卒業した川守田房子さんが詠んだ短歌です。

かつて湧き水が豊富で、カワセミが飛び交っていた清らかな妙正寺川の美しい風景を今に伝えています。

沓掛の小のこみち

沓掛の小のこみちの遊歩道

沓掛の小のこみち

上松橋より川下を眺める

沓掛の小のこみち

日向上橋の脇の広場

奥にあるのは、小柴博士の手形が入った「夢のタマゴ」

小柴博士は「何かやりたいことを見つけ、目標になるいくつかの夢のタマゴを自分の中に持ち続けて欲しい」とメッセージを送っていてその「夢のタマゴ」をイメージしたモニュメントの一つです。

しぼり菜リズム(まとめ)

妙正寺公園

妙正寺公園

妙正寺公園にある妙正寺池は、徳川家康が江戸の水源にするよう命じた湧水池の一つでかつて池の中にあった「弁天様」は、南側にある妙正寺に移され、現在の池は、周辺の宅地化で湧水が減ったため人工的に水を汲み上げて3種類の噴水が水しぶきを上げています。

公園は、遊歩道、遊具コーナー、多目的広場目的や年齢に合わせて3つのエリアに分かれて カルガモやコサギ、冬には渡り鳥が観察でき、桜やヤナギ、イチョウの大木も植えられています。

妙正寺池から妙正寺川の源流の「沓掛の小のこみち」の遊歩道約は、江戸時代の水神信仰、小柴昌俊博士の記念事業など史と自然が息づく遊歩道です。

地元の沓掛小学校児童による音楽隊の陶器オブジェや、川守田房子さんの歌に描かれたカワセミが舞うかつての清流の記憶が今もこの川沿いに息づいています。

<参考文献>

  • 「すぎなみ景観ある区マップ 西荻窪・上井草編」杉並区
  • 「総集編 荻窪の記憶」荻窪地域区民センター協議会
  • 「秋の下井草ウォ―キング ~科学と自然の散歩みちを歩く~」レジメ
  • 「科学と自然の散歩みち」杉並区
  • Wikipedia「今川直房」
  • 「名島会(なじまかい)関東支部」の公式ホームページ
  • 「杉並歴史探訪」杉並郷土史会 森泰樹
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ABOUTこの記事をかいた人

2017年現在57才 50代になって体に色々な変化が起きました。 アレルギー、腰痛、変形性膝関節症、脂漏性皮膚炎、手湿疹、眼精疲労、胃腸の不快感、開帳足等々一気に吹き出しました。 このほかに病気以前、未病のものもあるので 自分の体を見つめ直した生活を考えています。 健康、医療、病気、楽しいことも含めた日常生活を綴っていきたいと思います。 認定医療コーディネーター、ホームヘルパー びわの葉療法インストラクターの資格保有