松本醤油商店の「醤油」で作る「炊き込みごはんの素」が気に入っています。
この醤油屋さんの作る「はつかり醤油」という醤油を使っているので、美味しいのだと思います。
松本醤油商店の「はつかり醤油」を使った「はつかり しょうが焼きのたれ」もお気に入りです。これを使った豚肉の生姜焼きもまたすごく美味しいのですよ。
2年掛けて作った醤油
「炊き込みごはんの素」を作っている松本醤油商店は、約250年の歴史を持つ老舗の醤油屋さんです。
ここの「はつかり醤油」は、「再仕込み」という特殊な方法で風味豊かに仕上げた醤油です。
「はつかり醤油」は、天然醸造で作っています。一般的な醤油は、機械で製造するので発酵の速度を短縮して半年ほどで作ります。
しかし、「はつかり醤油」は、もろみに1年という時間を掛けてじっくりと発酵、熟成させます。
さらに「はつかり醤油」は、この1年目に出来た醤油を木桶に戻し、麹を入れてさらに1年間発酵、熟成させるという再仕込みを経ています。
2年の時間を掛けて作られた醤油は、一年目に出来る醤油よりも甘味と旨味が増したより美味しい醤油になります。
美味しいのには、訳がある
2年掛けて作られた「はつかり醤油」を使ったのが、「炊き込みごはんの素」です。
「炊き込みごはんの素」をお釜にいれて炊くだけで、本格的な炊き込みご飯が出来ます。
実は、炊き上がった見た目で(あまりにも普通の見た目)あまり期待してしなかったのですが、食べると旨味成分がしっかりと出て、コクがあり美味しいのです。
予想以上の美味しさだったので、ブログで紹介しなくてはと慌てて写真を撮りました。上の写真の袋も、使ってしまった後なので、中身はないです。
調理の仕方は、至って簡単です。ご飯を炊くときにいつもの水加減で具材と液をそのまま入れて炊くだけです。
それだけですが、品格的な炊き込みご飯になり、スーパーで売っている炊き込みご飯の素とは、一線を画します。
原材料もシンプルで国産のごぼう、にんじん、しいたけに昆布、胡麻、醤油、醸造調味料、酢、砂糖と合成保存料・着色料・甘味料などは一切使用していません。
化学調味料も使っていないのにコクや旨味があるのは、再仕込みの「はつかり醤油」と「味の母」という松本醤油店の醗酵調味料を使用しているからです。
「味の母」という醗酵調味料は米、米麹を原料として日本酒の基となる「もろみ」を醸造して長時間じっくりと熟成させています。特徴的なのは、みりんの旨みと酒の風味を併せ持っていることです。
「炊き込みごはんの素」はこんな醤油屋さんならではの秘伝の調味料や醤油を使っているので、美味しくない訳はないということなのです。
冷めても美味しい
炊いている途中で、醤油の風味豊かな香りが立ち上がり食欲をそそります。
実は、炊き上がったご飯をお茶碗に盛ると色が地味なせいかあまり期待していませんでした。
しかし、食べてみると美味しくて、ご飯をあまり食べない私でもお代わりをしてしまいました。
具材にしっかり味が染みているので、冷めても美味しくお弁当のご飯にしました。味の素になっているものにこだわりがあるから美味しいのでしょう。
おにぎりにしても美味しいと思います。
しぼり菜リズム
「炊き込みごはんの素」は簡単に調理が出来て美味しいので、具材も結構入っているので、ご飯だけでも満足してしまいます。
「炊き込みごはんの素」は、今回食べた「野菜」の他にたけのこ、しめじ、しいたけ、銀杏に明日葉なんていうのもあります。どれも食べてみたいです。
醤油屋さんの炊き込みご飯の素は、老舗醤油屋さんが2年掛けて作る醤油とみりんの旨味と酒の風味を持つ調味料を使っているから美味しいのだと納得しました。