健康を考える上で、必要な栄養を摂らなければなりませんが、現代の食生活では、難しいことが多いです。
そこで、足りない栄養をサプリメント(以下サプリ)で補うことをしている人も多いと思います。
主人もサプリで、補うべく100均サプリを沢山の種類を飲んでいます。
しかし、そのサプリはどんなサプリなのか。
栄養成分はどのくらい入っているのか、添加物は、天然なのか合成なのかどうか。
サプリの成分表の表示から簡単に調べる方法があります。
成分表からわかる3つのことをまとめました。
参考にした本です。
『そのサプリ危険です!本物サプリの正しい選びかた』柴田丞 経済界
1成分表から、「添加物」の量がわかる
サプリをとる上で、添加物はの存在は、無視出来ません。いくら、体にいい栄養成分を取っても、それと同じくらい不必要なものを取れば体のためにいいとはいえません。
しかし、サプリを作るのに、「添加物」がなくてはなりません。
添加物の種類
タブレット状のサプリの一般的な添加物の種類には
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その他、カプセル錠のものは、セルロース、ゼラチン、グリセリンなどの被包材、嵩増しの増量剤や充てん剤などがあります。
サプリを作るのに、ざっとこれだけの添加物が使用されます。
その添加物が、どのくらい入っているのかやはり気になると思います。その添加物の量を調べる方法です。
添加物の量の調べ方
添加物の量を調べるには、サプリのパッケージに書かれた「1錠あたりの質量」を見て「栄養成分の含量」を引けばいいのです。
1粒の量-栄養成分の量の合計=添加物の量 |
※1mg=1000μg 1g=1000mmgです。
家にあるサプリを、計算し添加物の量と割合を出してみました。
栄養成分以外が、添加物となります。
キャンドゥ
○ブルベリー
- 250mg(1粒)―55.65mg(栄養成分)=194.35mg 約80%栄養成分以外
- その他:乳糖、セルロース、ショ糖エステル
- 栄養成分:ブルベリーエキス、ルテイン含有マリーゴールドエキス
○カルシウムMg
- 400mg(1粒)―105mg(栄養成分)=295mg 約74%栄養成分以外
- その他:乳糖、セルロース、ショ糖エステル、澱粉、微粒二酸化ケイ素、キサンタンガム
- 栄養成分:カルシウム70mg、マグネシウム35mg、ビタミンD0.66μg、ビタミンK1.1μg
ダイソー
○イチョウ葉
- 200mg(1粒)―43.35mg(栄養成分)=156.65mg 約78%栄養成分以外
- その他:ステアリン酸カルシウム
- 栄養成分:イチョウの葉エキス末
ネーチャーメイド
○カルシウム、・マグネシウム・亜鉛
- 780mg(1粒)―252mg(栄養成分)=528mg 約68%栄養成分以外
- その他:セルロース、ショ糖脂肪酸エステル、VD
- 栄養成分:カルシウム166.6mg、マグネシウム83.3mg、ビタミンD1.67μg、亜鉛2.33mg
デァナチュラゴールド
○ルテイン&ゼアキサンチン
- 240mg(1粒)―6mg(栄養成分)=234mg 約98%栄養成分以外
- その他:オリーブ油、ゼラチン、グリセリン、乳化剤
- 栄養成分:マリーゴールド(ルテイン5㎎&ゼアキサンチン1㎎)
ダイソー、キャンドゥの100均サプリにもありますが、よく「無添加」を謳っているものもありますが、定義がないため、各メーカーで自由に「無添加」と書けます。
ダイソー、キャンドゥは、合成着色料、香料、保存料が無添加とありますが他の添加物は、しっかり入っています。
無添加と書いてあるからいいのではと思わず、必ず成分表を見て確めて下さい。
他のサプリの1粒当たりの栄養成分と添加物の割合を調べてみました。
○キャンドゥ
- ウコン 栄養成分58%・添加物42%
- グルコサミン 栄養成分64%・添加物36%
- DHA+EPA 栄養成分31%・添加物69%
- マカ 栄養成分61%・添加物39%
- ノコギリヤシ 栄養成分33%・添加物67%
- ギャバ 栄養成分31%・添加物69%
○ダイソー
- ヘム鉄 栄養成分58%・添加物42%
添加物が、50%以上のものが多く多いもので、98%というのがあるのですね。(栄養成分が僅か!)サプリは、このようにほとんどが添加物を含んでいて、栄養成分が微量のものもあるのです。
2成分表から、原材料で、何が多いかがわかる
サプリは、日本では「食品」に分類されるので、JAS法で、原材料名の表記が義務付けられ、原材料を量の多い順に並べています。
成分表をみて、原材料の多い順に左上から書かれています。
「ブルベリー」のサプリです。
乳糖、ブルーベリーエキス、セルロース、ショ糖エステル、ルテイン含有マリーゴールドエキスの順に含有量が多いということです。
原材料で添加物ばかりが、上位を占めるようではどうかと思います。
ただ、成分によっては少量しか必要のないものもあるので、これはひとつの判断材料にするといいと思います。
3原材料が、「天然」か「合成」か
サプリの原材料には、「天然」のものと、人工的に合成された「合成」ものがあります。
天然成分は、その名のとおり野菜、果物、魚といった天然の食材から栄養を凝縮し、加工したものです。
天然成分の見分け方は、野菜、果物、ハーブ、植物油などビタミンCや葉酸など具体的な栄養成分名ではなく、それらの栄養成分を含んでいる植物名が書かれています。
一方、合成成分は、ビタミンC、葉酸など栄養素そのものの名前で書かれています。
まとめ
サプリは「食品」に分類されるため、メーカーは全ての栄養成分の配合量を表示する義務がありません。原材料の表示をしているかどうかは、メーカーの信頼性を判断する一つの材料となります。
サプリのパッケージやボトルに「原材料」や「栄養成分」が書かれていれば、栄養成分や添加物の配合量、原材料の多いもの、天然成分か合成成分かが簡単にわかります。
是非、成分表示を見る事を習慣にして、サプリを選ぶ判断基準にするといいと思います。