これから暑くなりますが、暑くなると冷たいものばかり飲んだり食べたりして胃腸が、冷えてしまい胃の機能が低下します。そうすると、食欲がなくなってしまいます。
食欲がなくなると、夏バテをして暑い夏を頃切れなくなります。そんなときにお薦めの料理が、あるお宅で教わった青ジソをたっぷりと使った鶏ひき肉のつくねです。
青ジソの香りが、食欲を増進させてさっぱりと食べられます。鶏肉と醤油とみりんの焦んがりとした風味が、食欲を増進させ、ビールのつまみにもピッタリです。
シソ入りつくねの作り方
材料
玉ねぎ小1個、鶏ひき肉300g、青じそ10枚
Ⓐ
- 塩こしょう 少々
- 卵1/2~1個
- 酒 大1/2
- 片栗粉 大1
油
たれ
- 醤油 大3
- みりん 大3
- 酒 大3
- 砂糖 小2
1玉ねぎと青じそを荒いみじん切りにする。
2つくねの材料を合わせる
ひき肉Ⓐの調味料、玉ねぎを合わせ粘りが出るまでよく練り混ぜ、たっぷりの青じそを混ぜる。
3形を整える
2の生地を等分に分け、小さな円形に形を整える。
4フにライパンで、こんがり焼く。
油を熱し、3の両面を焼いて火を通し取り出す。
5タレを作る。
同じフライパンにタレの調味料を合わせて煮立て、少し煮詰めてとろみをつける。
6さっと煮からめる。
焼いたつくねをこのフライパンに戻して、さっと全体に煮からめて照りをつける。
調理が終わったら
フライパンを1つひき肉をこねたり、生肉を下味をつけたりボール代わりに使っています。使い終わったら水と肉を使った菜箸を入れて、そのまま火をつけて煮沸させます。生肉の汚れをスポンジで洗うのが嫌なので、煮沸消毒!?させます。
鶏肉の栄養
タンパク質
鶏肉には良質なタンパク質が多く含まれており、必須アミノ酸のバランスが良く、消化吸収率にも優れています。たんぱく質は筋肉や臓器、皮膚など体そのもの、実となり肉となります。私は、検診の血液検査で総タンパクの数値が低く出るので、卵や鶏肉を食べるようにしています。
メチオニン
鶏肉には、必須アミノ酸の一つであるメチオニンが豊富に含まれています。メチオニンには肝臓の機能を高め、毒素を排出したり、肝臓に脂肪を溜めにくくする働きもあるので、中性脂肪が肝臓に溜まるのを防ぎます。
不飽和脂肪酸
鶏もも肉の脂肪に含まれる不飽和脂肪酸は血中コレステロールを抑えてくれるため、血栓の予防に効果があります。
鶏むね肉
つくねには、鶏もも肉を使いますが、鶏むね肉には、鶏もも肉にはないビタミンA、ビタミンB2、ナイアシンが含まれています。主人がむね肉が嫌いなので、このつくねにときどき2割くらいの割合で分からないように混ぜてしまいます。
むね肉の割合が多くなるとパサパサし肉の質感が変わってしまうので(分かってしまうため)、2割くらい混ぜるのが限界点かと思います。子どもと私は、むね肉が嫌いではないので半分くらい混ぜても大丈夫なのですが。
東都生協の冷凍のパラパラミンチは、バラ凍結なので使いたい分だけ、取り出せるので少量使うときなど便利です。
青ジソの香りが食欲を増進させる
シソの独特な風味は、「ペリルアルデヒド」と呼ばれる香り成分です。「ペリルアルデヒド」が消化酵素の分泌を促して、食欲を増進させて胃の調子を整えてくれるので、夏バテ防止に最適なのです。
青じそは、α-リノレン酸、ビタミンAも豊富で、ミネラル類にも富んで、ときには主役を食ってしまうほどいい働きをする名バイブレーターです。「シソつくね」と料理名になっているのでシソの役割が大きく、鶏ひき肉と対等に渡り合って主役を張っています。
今回は、シソの陰に隠れてしまいましたが、荒く刻んだ玉ねぎもシャキシャキとした歯触りを残しつついい味を出しています。