田作り
骨密度が低い私は、積極的にカルシウムが豊富な「魚」を食べるようにしていますが肉や野菜に比べて、調理のハードルが高いのがネックになって思うように食べていません。
手首の測定だけでは、分からない。急激な「骨密度」の低下で、「骨粗しょう症」になっていた。
特に丸ごと食べられる小魚は、カルシウムの宝庫でタンパク質も摂ることが出来ます。
今回作る「田作り」は、「ごまめ」というカタクチイワシの幼魚の乾燥させたものなのです。
魚の料理なのになんで、田作りという名称なのか調べてみると、イワシが豊漁で、余ったものを田に埋めて肥料にしたら米が豊作となったのが始まりだそうです。
健全を意味する「まめ」の字が入ることや豊作を祈願する祝い肴であることから、正月祝いや祝儀として使われるようになったということです。
作り方は、意外と簡単でお節料理だけではなく、小腹が空いたときのおやつとして普段も食べてみたいと思いました。
原材料
ごまめ40g
調味料
- みりん大1
- 砂糖大2
- 醤油大1
- 酒大2
フライパンにごまめを入れ、約10分中火~弱火で焦がさないように乾煎りします。
量が多いときは、半分づつ煎るとやりやすいです。
煎り過ぎると苦くなってしまいます。
水分が抜けて、カラカラとした音に変わってきます。
ポキッと折れるくらいになったら火から下ろし、バットに移して粗熱を取ります。
細かい魚の皮やカスを落としながら冷ます。
フライパンに調味料を混ぜ合わせて入れ、泡が立ち飴状になるまで弱火で煮詰めます。
一度火を止めてとろみ加減を確認するといいです。
フライパンは汚れを拭いてから使用します。
先にフライパンで乾煎りしたごまめを入れ、手早く煮汁をからめます。
たれが熱々の時に田作りを合わせます。
ごまめ1本1本にたれがからむよう、手早くからめ火から下ろします。
冷めるとたれが固まりごまめ同士がくっついて塊になってしまうので、クッキングシートを敷いた上に広げます。
冷凍で1か月保存出来るので、年末には煮しめなどお節作りで忙しいのであらかじめ余裕のあるときに作って冷凍しています。
まとめて保存するとくっついてしまうので、冷凍するときは、ラップに食べる分だけ小分けにしておくといいです。
ポイント
田作りは、簡単だけどいくつかポイントがあります。
フライパンで煎るときは、水分が抜けるまで煎りますがそれが分かりにくい場合は、1本取って折ってみてポキっと音がするか食べてみるといいです。
たれをつくるときに煎ったフライパンを使う場合は、カスが残っていないように拭き取って綺麗にしておきます。
たれを飴状(泡が、大きくなってくる。火を止めてとろみ加減を確認する)に煮詰まってきたらごまめを絡めますが、たれが熱々のときに絡めなくてはいけません。
そのとき、手早く1本1本絡むように丁寧に絡めます。
出来上がったら、クッキングシートの上で固まらないように冷まします。
お節料理として、お皿に盛るときは頭を同じ方向に揃えると綺麗に見えます。
しぼり菜リズム
カルシムたっぷりのごまめで作った「田作り」は、簡単に作れておやつにもなります。
ポイントは、水分が抜けるまで煎る、たれが熱々のうちに先に煎ったごまめを絡める、冷めるとたれが固まるって団子状にくっくのでクッキングシートの上で固まらないように冷ますことです。
年末、忙しいときは前もって作って冷凍しておくと楽です。