要介護5の父の【慢性期病棟】での生活は、安心。でも、日常生活とは程遠い

介護

医療区分2、要介護5の父が「慢性期病棟」に入院して4か月経ちました。

「回復期リハビリ病院」から「在宅介護」か「施設」に入所するか慢性病棟に入院するか悩んだ末、現在の慢性病棟に入院しました。

そこで、慢性病棟を選択してどうだったのか、慢性期病棟での生活の様子を書いてみました。

慢性病棟

病棟は再発の予防や体力の維持を目指し、長期に渡る治療を続ける必要があるので父のように介護が必要な高齢者が多いです。

 icon-arrow-right 父は、『医療療養病棟』に入院している。療養病棟とは

父の病棟もほぼ高齢者で、治療後の退院が難しくそのまま入院している人が多いです。寝たきりの患者が多いですが中には、歩行器を使って院内を歩いている人もいます。

慢性期病棟は、急性期病棟や回復期病棟のように入院の期限がなくいつまでも入院することが可能なので、父の隣のベットの患者さんのように3年間入院している人もいます。

病院での生活

慢性期病棟は、やはり病院なので、自宅や施設のような生活は出来ません。

部屋も普通の病院と同じでベットに少しの私物を入れておけるスチールの脇机兼棚があるのみです。

父の病院は、テレビは持ち込みが可能なので、父は買ったテレビをベットの脇に置いて毎日、見ています。

私物は、髭剃り、眼鏡拭き、爪切り、羽織物(車椅子に乗るときに着るカーディガン)、腕時計、眼鏡、補聴器、筆記用具、小さいホワイトボード、膝掛(車椅子の乗るときに使う)などを置いています。

私物は、入院時にチェックされ、病院で持ち込み禁止となっているものは全部、持ち帰りました。

寒がりの父は、前の病院で寝る時に靴下、スパッツ、アームカバーをつけていましたがこの病院では駄目ということで靴下、スパッツ、アームカバーなど家に持って帰りました。

袖のないベストは駄目だけどカ―ディガンなど長袖は、いいということです。

コップ、歯ブラシ、歯磨き粉、電池、ティッシュなどの雑貨は、病院で用意したものを使うということで持ち帰りました。

この病院では、私物に関しては結構厳しく、数ヶ月に1度ベット脇の私物入れの棚の中を消毒するので必要最低限のものしか置けおけません。

面会時間は、平日は午後3時から8時まで。土曜日曜祝日は、午前10時から午後8時までです。

日中は、午前10時前後と午後2時前後にオムツ交換があるのでそのときに面会に行った場合は、廊下に出て終わるまで待っています。

病院なので、いつも消毒液の匂いがします。

院内は禁酒、禁煙ですが飲食は比較的自由で、面会時間に家族が持ってきた食べ物を食べている患者さんもいます。

父の隣のベットの患者さんは、カレー、お好み焼き、餃子など病院食では出ないものを家族が持ってきて食べています。(匂いで、すぐわかってしまいます)

携帯電話も持ち込みが可能で、この隣の患者さんは寂しくなると家族にベットから頻繁に電話をしています。

私や母が車椅子に父を乗せて散歩をしますが、移動可能なところは院内のみで病室のある階だけしか行くことが出来ません。

外に庭がありますが外に出ることや他の階に行くことは出来ないので、いつも廊下を往復して窓際で外を見ながら休憩してから病室に戻って来ます。

1日の生活は、ほぼ毎日同じパターンで過ごします。

バイタルチェック、口腔ケア、1日3回の経鼻栄養、オムツ交換、体位の交換、3時の口から食べるおやつ、髭剃り、爪切り、痰の吸引などです。

入浴が、週2回、リハビリが週2回、1か月に1度看護師による経鼻栄養の管の交換、2ヶ月に1度くらい訪問理容がありベットの上で理容師が散髪をしてくれます。

医療、リハビリなど

病棟

父の飲み込みの状態を診てもらいたいと「訪問診療」が可能か主治医に聞いたことがあります。

この病院の場合は、他科受診(入院している病院にない科の診療)が出来ないと言われダメでした。

しかし、「歯科」の訪問診療は可能で、父と同室の患者さんは定期的に診てもらっています。

「医療的な措置」は、容態に変化がなければ特に行いません。

しかし病院内には24時間医師がいるので緊急時には対応してもらえます。看護師も24時間在中しています。

この病棟では簡単な医療行為の担当は看護師、介助などは看護補助者やケアワーカーの方が行っています。

急性期や回復期に比べて看護師の人数が少ないので土日祝日は、看護師に頼みたいことがあってもなかなか捕まりません。

特に午前中は、少ない人数で病棟を処置などで回っているのでナースセンターに誰もいないことがあります。

ナースコールを押してもなかなか来ないこともあり、代わりにケアワーカーが来ます。

主治医は、普段、見かけることもなく面談で予約を取らないと会うことが出来ません。

リハビリは、現在、週2回行っています。20分程度ベットの上での手足のマッサージを中心に行い、先週から1分くらいベットの端に座って手足を伸ばすリハビリを行っています。

リハビリが少ないので、少しでも「離床」させるために車椅子に乗せるようにしています。

父の場合は、家族の付添いがなければ車椅子に乗ることが出来ないので母と交代で週4日病院に、父を車椅子に乗せるために通っています。

車椅子は病院に借り、車椅子の移乗を看護師、ケアワーカーに頼んでやってもらいます。

口から食べる

父は、誤嚥性肺炎を起こしてから「刻み食」は禁止になり、毎日3時にゼリー、プリン、ヨーグルトのデザートを食べています。

ゼリー、プリン、ヨーグルトのローテーションで、その3つが曜日で決まっています。

父は、「おかず系」の食事が食べたいようですが食べさせれもらえません。

食事介助は、看護師が行いますが、家族がいるときは家族が行います。

「完全側臥位法」での食事をお願いしいます。ただ、食べる前の口腔ケアは病院の決まりで出来ないということで食後にのみやってもらっています。

 icon-arrow-right 【完全側臥位法】での食事のやり方。「嚥下障害」のある父はこうやって、食べている

慢性病棟の利点

とんぼ

慢性病棟で、いいところは「24時間」医師や看護師が在中して緊急時にも対処してくれます。

肺炎など高熱が出たり容態が急変した場合は、病院なのですぐに医療的な処置をしてもらうことが出来ます。

父が肺炎になったときも、ナースセンター近くの病室に移してもらい24時間体制で診てもらいました。

父は、痰が多く出るので酸素吸入をして、1日8回以上の痰の吸引をしなくてはなりません。

経鼻栄養の準備や滴下スピードの調整も病院だから任せることが出来ます。

栄養中も胃逆流や嘔吐があってもすぐに処置してくれます。痰・唾液などでも誤嚥肺炎リスクも常にあるのでやはり、病院ならば安心です。

要介護5の寝ている時間が多い父の褥瘡対策の体位変換、オムツ交換、尿や便の清潔ケアも日々行ってくれるのでとても有難いです。

慢性病棟の欠点

やはり病院なので自由がありません。生活は、病院の規則に沿った入院生活になります。

生活は、施設のように「家」にいるような生活からは程遠いです。

寝たきりの人が多いので院内は、沈んだ暗い感じがします。日々の生活に変化がなく、ベットの上だけでの生活では生きる喜びが感じられなくなりそうです。

しぼり菜リズム

慢性期病棟では、経鼻栄養、痰の吸引、酸素吸入など「医療的なケア」が必要な父は、在宅や施設での生活より家族にも負担が少なく安心して生活を送ることが出来ます。

医療も介護も手厚いですが、やはり病院生活なので「日常生活」からはほど遠いです。

 

 

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2017年現在57才 50代になって体に色々な変化が起きました。 アレルギー、腰痛、変形性膝関節症、脂漏性皮膚炎、手湿疹、眼精疲労、胃腸の不快感、開帳足等々一気に吹き出しました。 このほかに病気以前、未病のものもあるので 自分の体を見つめ直した生活を考えています。 健康、医療、病気、楽しいことも含めた日常生活を綴っていきたいと思います。 認定医療コーディネーター、ホームヘルパー びわの葉療法インストラクターの資格保有