父は、『医療療養病棟』に入院している。療養病棟とは

てるてる坊主

療養病棟

脳腫瘍の術後急性期病院から約6か月のリハビリ病院を経て、「療養(慢性期)病棟」に転院して3か月が過ぎました。

icon-arrow-right 「医療療養病棟」への面談に行きました。入院費用、面談時のポイントなども

父が、入院しているのは医療療養病棟(以下療養病棟)です。父が入院している病院や療養病棟のことなどを書いてみたいと思います。

療養病棟は、急性期や回復期のように「通算入院日数」の限度もないので、長期にわたって療養が必要な患者が入院するための病床です。

急性期や回復期の治療が終わり、病状が安定していて、これ以上治療は必要ないけれども、生活上は「医療的ケア」を必要とする(療養)人を対象とする長期療養型の病院です。

医療的な措置とは、父のように経管栄養、吸引、胃ろう、透析など「医療依存度」が高く「医療を施さなければ生きることができない」状態です。

父の場合もそうですが、医療的ケアが必要だと在宅での介護や介護施設の受け入れが制限されるので、療養病棟に入る人も多いです。

積極的なリハビリはやらない

車椅子

車椅子で、新聞を読む父

療養病棟は、療養を目的として病棟なので、手術や急変時の人工呼吸器装着の救命医療は行いません。

療養病棟では、基本的に積極的な「リハビリ」はやりません。

現在の病院では、リハビリは、希望すれば出来ますが理学療法士と作業療法士だけで人員も少なく外来患者も担当しているで、父の場合、週2回しか行ってくれません。(現在は、ベット上でのリハビリのみ)

回復期リハビリテーション病院では、「在宅復帰」を目標としているので、毎日リハビリがありました。(多いときは、1日3回)

それにに比べて療養病棟では、リハビリの量がガクンと減り「立つ」「歩く」等、リハビリ病院で回復した機能が後退して出来なくなってしまいました。

寝たきりの人が多い

病棟は、「寝たきり」の人が多いです。

リハビリは、希望制なので希望しない人は(自分で起き上がることが出来ない人)、終日ベットで寝ています。

入浴への移動もリハビリ病院のように車椅子ではなく、ストレッチャー(ベット)なので寝たままです。理容もベット上で行うようです。

基本、こちらでお願いしない限り療養病棟は何も行わず、寝たまま終日過ごす生活になります。

なので、父の見舞いに行くときは、父の気分転換を兼ねて、少しでもベットから離床させるため父を車椅子に乗せて廊下に出たりしています。

車椅子に乗るときは、家族が側に付いていなくてはなりません。家族がいないときでも父を車椅子に乗せて欲しいのですが、一人で何かある(車椅子から落ちるなど)と困るのでダメだということでした。

食事

転院直後、父は経鼻栄養中に嘔吐し栄養分が肺に入り、「誤嚥性肺炎」になりました。

誤嚥性肺炎を起こしてから、経鼻栄養が朝夕2回から朝、昼、夕3回になりました。これは、1回の栄養の量を少なくするためです。

誤嚥性肺炎を起こしてから組まれていたリハビリの予定がキャンセルになり、口から食べることも1か月以上、ストップされました。

リハビリ病院で、ペースト状のおかずやお粥、ゼリーなどを「お楽しみ程度」に食べていしたが、現在は3時にゼリーや、ヨーグルト、とろみのお茶を食べるのみとなりました。

父が食べたがっているご飯やおかず系の食事は、誤嚥性肺炎後、主治医の許可が出ず食べていません。

経鼻栄養をしている人が、口から食事を摂る例が今までないということで主治医は、食べることには消極的です。

リハビリ病院と違い、嚥下障害のある人に食事をさせることはやっていないので、何かあればすぐにストップが掛かります。

完全側臥位法が、難しい

リハビリ病院で、嚥下障害の父でも比較的安全に食事が出来る「完全側臥位法」で、食事をしていました。

icon-arrow-right 【完全側臥位法】での食事のやり方。「嚥下障害」のある父はこうやって、食べている

完全側臥位法で看護師が食事介助をやってくれるというので、この病院に入院することにしましたが。

実は、言語聴覚士がいないこの病院では、完全側臥位法というのを知っている医師や看護師がいません。

毎日、家族も行くことが出来ないので完全側臥位法のの食事方法のマニュアルを作り、看護師に配ってもらい、ベット脇のテーブルに分かるように置いて食事介助をしてもらっています。

しかし、なかなか周知されないところがあり看護師によっては食べるスピードが速かったり、1口の量が多かったり座位で食べさせたりとハラハラすることがあります。

ゼリーやとろみのお茶くらいなので今のところ、誤嚥することなく食べられています。私も頻繁に病院に行くことが出来ないので、病院にお任せして食べさせてもらっているのでなかなか文句は言えません。

そして、病院では「嚥下評価」をしないので、父がどの程度の嚥下状態か分からず手探りでやっています。

ただ、療養病棟でここまでやってくれるところはなかなかないのでやはり有難いです。

費用

療養病棟に入院している父の「入院費用」は、医療費(父は1割負担)、寝衣、肌着使用料、オムツ使用料、日常生活費、食費(経鼻栄養含む)、理美容費などで17~18万円程度です。

後のブログで、費用の詳細をまとめますね。

急性期病院やリハビリ病院に比べて、費用が掛かります。

特にオムツ代やリース代が高いのですが、ティッシュや歯ブラシ、歯磨き粉、電池、消臭剤などの日用品を持ち込むことが出来ず指定業者から購入しなければならないのでその分、高くなります。

その他

「療養生活」は変化が少なく毎日、同じようなペースで過ごします。

バイタルチェック、オムツ交換、義替え、口腔ケア、経鼻栄養、食事(ゼリー、お茶)。シーツ交換、入浴が週数回、理容が数か月に1度。リハビリが、週2回です。

月1度の経鼻栄養の管の交換、体調に変化があった場合の検査と処置以外医師の診察もないようです。

主治医との面談も入院時以外は、希望しなければ特にありません。(1度、誤嚥性肺炎後食事をさせて欲しいと面談を希望しました。)

医師や看護師の人数も急性期や回復期に比べて少く、土日祝日などナースステーションに誰もいないことがあります。

看護師が少ない日は、ナースコールを押してもすぐに来ません。

その代り療養病棟は、「介護福祉士」の人数が多く、身の回りの世話(オムツ交換、着替え、入浴、髭剃り、爪切りなど)や介助をしてくれます。

療養病棟

療養病棟は、急性病院やリハビリ病院のように入院の期限があり次の行き先を考えなくてもいいことは有難いです。

療養病棟は、誤嚥性肺炎のリスクが少しでもあれば、口から食べさせることはせずすぐに経管栄養や点滴の栄養になってしまいます。

家族が希望しなければ、リハビリもないのでほぼ寝たきりになってしまいます。

 

 

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2017年現在57才 50代になって体に色々な変化が起きました。 アレルギー、腰痛、変形性膝関節症、脂漏性皮膚炎、手湿疹、眼精疲労、胃腸の不快感、開帳足等々一気に吹き出しました。 このほかに病気以前、未病のものもあるので 自分の体を見つめ直した生活を考えています。 健康、医療、病気、楽しいことも含めた日常生活を綴っていきたいと思います。 認定医療コーディネーター、ホームヘルパー びわの葉療法インストラクターの資格保有