人生の黄金期
人生の「黄金期」っていつだと思いますか。
人それぞれだと思いますが、子育てが終わり、リタイアして仕事から解放され自分のための好きなことが出来る60代からが黄金期ではないかと思います。
その黄金期、第2の人生を今まさに謳歌しているのが、主人です。
子どもが高校3年生なので、子育てが完全に終わった訳ではありませんが、少なくとも子どもはもう手は掛からなくなっています。
現役時代は、好きなことは限られた範囲しか出来きずに消化不良気味。
夢を諦めてしまうことが習い性になり、生活のための1日の大半を仕事に捧げる日々。
40年以上そんな時間を費やしてきましたが、十分な時間の中で没頭出来るようになり、今が一番幸せだと言います。
退職後のこれからの自分のために惜しみなく使える時間は、40年以上働いたご褒美と言えるでしょう。
家庭があるので、家事も分担してある程度はこなさなくてはなりません。年金生活なので、金銭的な制約はあります。
それでも現役時代に比べて、好きなことを追求出来る、好みの時間を存分に過ごすことが出来ます。
子どもの頃も好きなことに熱中して、純粋に好きなことを追うことが出来ました。しかし子どものときは、制約がありました。
学校での生活があり、親の庇護のもとでの日常や経済的な制約。
やはり、人生で一番しがらみが少なく過ごせるのがこの時期ではないでしょうか。
仕事の責務から解放されて
主人は、60歳の定年間際に仕事が忙しい時期があり、その頃から自律神経が乱れていました。頭が常にぽーっとして物忘れも激しく覇気がありませんでした。
そのため心療内科に通い、整体にもお金を注ぎ込みました。退職後、再任用で65歳まで働きましたが精神と体のアンバランスは続きました。
しかし、完全にリタイアして6か月経ちましたが、好きな趣味に邁進し心に余裕が出来たのか、徐々に元気を取り戻していきました。
以前より、積極的に家事もするようになり会話も増えました。主人の場合は、仕事のストレスが、いかに大きかったのかと思いました。
主人は、40年以上働いてきたので現役時代の責務や忙しさから解放された時間はひとしおではないかと思います。
仕事をしていれば、仕事が優先になり仕事のための人生になります。第一線を退いて、仕事のために生きる人生から自分のために生きることがやっと出来るようになったのです。
体力の衰えは感じるもののそれに合わせて、自分のペースで生きていくことが出来る。
仕事があれば、どんな眠くても疲れていても仕事に行かなくてはなりません。しかし、今は、眠くなればいつでも昼寝することが出来るのです。
趣味に邁進
今まで、仕事中心の生活で諦めていた夢を追うことが出来るようになりました。主人は、若い頃から行っているいくつかの趣味があります。今は、その趣味に精を出しています。
主人の場合、認知症予防とか余生を満喫しようというための趣味ではなく、以前から細々とやっていたことを本格的にやるという積極的なものです。
単に暇つぶしではなく真摯に取り組んでいるものがあり、それが日々を充実させているようです。
仕事がメインの生活では、趣味は2の次3の次。時間を忘れて没頭出来るのが、至極の毎日だといいます。
周りの目を気にしなくてもいい
主人の場合は、現役時代はネクタイにスーツで出勤していましたが今は、好きな服装で過ごしています。暑ければ、半パンツにTシャツで過ごし、ジーンズやスウェット、とにかく自由です。
(自由だからと起き抜けのままの恰好ではなく、一応、家着、庭仕事着、外出用とオンとオフは分けています。)
社会的概念(勤め人のようにスーツやネクタイなど)に反しない服装から解放されたと同時に若い頃のような異性を意識したり見栄を張ったファッションもしなくてもよくなりました。
このように、服装においても社会に縛られず、媚びを売ることなく自分の「好き」を貫き通すことが出来るようになったのです。
しぼり菜リズム
このように人生の黄金期を楽しく過ごしている主人ですがそれには、健康でなくてはなりません。
60代は病気をしなければ体力的にもまだ、余裕があります。70代も然りです。
病気や寝たきり、介護が必要になるまでの自立した時間を、人生の黄金期とするならば「健康寿命」をいかに長く保つことです。
人生の一番豊かな時間を過ごすためには、健康に気を付けて生きがいを持って生きることかと思います。