便秘で苦労
私、40代から「便秘」に悩まされてきました。いつもお腹がすっきりせず、出ても硬くてコロコロとしたものばかりで、情けないくらいでした。
出したいのに詰まってしまい出ないのです。肛門の近くまで来ているのにですよ。あまりにも硬くて、力んで出そうとして途中で引っ掛かってしまい苦しくて…。
恥ずかしい話ですが、自分ではどうにもならなくて病院へ行って、浣腸をしてもらい出してもらったこともありました。ガスも腸に溜まり、お腹が張ります。これも、結構苦しいのですよ。
内科で、漢方を処方してもらい飲みましたが治りませんでした。便秘にいいと聞けば色々と試してみました。
薬には、頼りたくなかったので下剤は使用せず、ミルマグ「水酸化マグネシウム」も使いませんでした。
排便時にロダンの「考える人」のポーズがいいと聞けばトイレで考える人になり、ヨーグルトにバナナを入れて毎日食べ、お腹を温め、お腹のマッサージをし、水分をたくさん摂り、ウォーキングで体を動かすようにしました。
便秘には、食物繊維がいいというので、食事は食物繊維の多い野菜を中心に食べます。重症な便秘のときは、特に多めに野菜類を食べます。それでも出ません。
便秘が、あるものでよくなった
そんな頑固な便秘が、ここ数年よくなったのです。
多分、「○○」がよくなった原因だろうと推測していたのですが、やっと確信しました。
どうして、確信したかというと「○○」を一時期、サボってやらなくなったら、以前のように便秘になったからです。
人によって、便秘の原因は違うので全ての人に効くものではないと思いますが、私は「○○」が便秘に大変よく効いたのです。
「○○」とは、何か
この「○○」とは、「大麦グラノーラ」を作って食べることです。
私が作る大麦グラノーラは、大麦をオリゴ糖と蜂蜜を入れオリーブオイルでじっくり煎ったものです。これをおやつ替わりに小腹が空いたときなどに食べています。
味は、素朴な味ですが飽きずに毎日食べています。この大麦グラノーラが便秘に効いたのは、グラノーラの主成分の「大麦」です。
私は、「押し麦」と「ビタバァレー」をよく使いますが共に大麦です。何故、大麦が便秘にいいというと大麦は、「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の両方を持っていて、バランスよく含まれています。
不溶性食物繊維が多くては、便が硬くなり反対に水溶性食物繊維が多ければ柔らかくなり下痢になりやすくなります。
なので、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がバランスよく含まれた大麦を食べることで腸の調子がよくなったということなのです。
大麦グラノーラに善玉菌を増やし腸内環境を整える効果のある「オリゴ糖」を入れているのも相乗効果があるのかもしれません。
この大麦グラノーラを忙しくて、しばらく作っていませんでした。大麦グラノーラを食べなくなったら、たちまち便秘になってしまいました。
私の便秘の原因
私の便秘の原因は、不溶性食物繊維の多い食物繊維を含む野菜を沢山食べていたと思われます。
不溶性食物繊維の多く含まれるものとして、大豆、小麦、ごぼう、ブロッコリー、切り干し大根や里芋、さつま芋などです。
中でも大豆やごぼう、芋類はよく食べていました。ブロッコリーや切り干し大根も好きでした。
ちなみに水溶性食物繊維の多く含まれるものは、バナナ、りんご、柑橘類などの果物、昆布、わかめなどなどの海藻にきのこです。
食物繊維を摂ることは、基本便秘予防につながります。ただ、便秘になった人が食物繊維を摂り過ぎると便秘が悪化してしまうことがあるのです。
不溶性食物繊維は、水に溶けず、水分を含んで膨張するので、便の量を増やします。
便は、「ぜん動運動」によって運ばれていきますが便秘の人は、このぜん動運動の機能が低下しているため、便の「かさ」が多くなり過ぎるとスムーズに進まなくなってしまいます。
そして、カチコチに固まった便の量だけが増えていき、余計出にくくなってしまうのです。便秘の上に不溶性食物繊維ばかりを沢山摂っていた私のパターンがこれに当てはまります。
便のかさを増やす「不溶性食物繊維」と、便を軟らかくする働きがある「水溶性食物繊維」のバランスがとれて初めて食物繊維が便秘の解消になります。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のバランスがいい「大麦」を食べることで、硬かった私の便は柔らかくなり便秘から解放されたのです。
しぼり菜リズム
便秘には、「食物繊維」がいいと聞いたので食物繊維の多い野菜類を食べるようにしていました。食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があるのも知らずに、ただただ摂ればいいのかと。
もともと便秘ぎみだったところに不溶性食物繊維が、追い打ちを掛けていたのですね。
「大麦グラノーラ」は満腹感を得られないときや、小腹が空いたときに食べます。お菓子代わり食べるので、余分な添加物や油脂、糖分の摂り過ぎ防止にもなります。