主人は、濡れ落ち葉ではない
主人が、「退職」して1か月経ちました。
今のところ、すでにお互いの「ペース」が出来ていてストレスは感じていません。
私は、仕事や父の入院している病院通いで家にいないことが多く毎日、主人と顔を突き合わせていることがないからいいのかもしれません。
主人は、趣味の会の仕事、書類の整理、ときには沿線の名所にウォーキングに出て行くこともあり気ままに過ごしています。
主人は、退職亭主に多い、いわゆる「濡れ落ち葉」ではありません。
濡れ落ち葉とは、妻が行くところに一緒について行こうとして、妻が自由を奪われストレスになることです。
我が家の場合は、むしろ、お互い好き勝手なことして過ごしているので、ときには二人で出掛けることもあってはいいと思うくらいです。
過保護にしてはいけない
最近は、主人が主に家にいて私が出ていることが多いです。私が出掛けるときは、主人の昼食は一応用意しておきます。
夫が【退職】して、毎日、家にいる。妻のストレスは。「昼食」の問題は
今まで、主人が仕事に行っているときは主人のお弁当を作っていたので、お弁当箱には入れませんがその感覚で作り置きしておきます。
子どもの分も作らなくてはならないので、一人分でも2人分でも変わりはありません。
ただ、「出掛けるから主人に迷惑を掛けないように、お昼ご飯もきちんと用意して出掛ける」みたいな「過保護」はあまりしないようにしています。
それが、当たり前になれば作って当たり前となり、作らなければ何故作っていないのかとなってしまいます。
なので、昼食のご飯作りに手を抜いていることも結構あります。サボることもあり、サラダだけのときもあります。
そんなときは、主人はインスタントラーメンや冷凍食品などを自分で買って食べたりしています。
主人は、私が手を抜いても文句は言わないので、その辺りは楽です。
ただ食事に関して、主人に必ずやって貰うようにしていることがあります。私が家に居ないとき、自分が食べた朝食や昼食の食器の後片付けをやることです。これは、厳守!
仕事で疲れて帰ってきたときに流しに食べた食器がそのまま置いてあれば、疲れは倍増します。夕食を作る前に食器の片付けから始めなくてはなりませんからね。
ときどき、さぼって洗っていないときがありますが、そのときは食事の支度前に主人に洗って貰います。
退職亭主にしてはならないこと
夫婦でも夫より妻の方が若い場合、妻が働いているケースも結構あると思います。
そんなときつい「私が働いていて、あなたはうちにいるのだから、家事ぐらいやってよ」などと言ってしまいがちです。
あなたの方が暇だから、家事をやってよと私も言いたくなるときもあります。しかし家事は、妻の仕事を笠に着て無理に強要しない方がいいと思うので、それは言わないようにしています。
たいていの家庭では、妻が働いていてもメインの家事は夫ではなく妻がやっているのではないかと思います。
定年した夫が、専業主夫をしているという家もあるでしょう。しかし、それは少数派だと思います。
我が家でも自由な時間の多い主人もそれなりに家のことは、やっています。まあ、分担というほど明確なものはなくこちらで、その都度、頼んでやってもらっているものが多い感じです。
ちなみに今、主人がやっている家事は新聞や手紙取り、新聞をまとめる(回収日に出す)、週1回夕食作り(買い物、片づけも)、庭仕事(木の剪定、除草)です。
主人が、家事を積極的にやってくれるならもっと色々なことを任せてもいいと思っています。
今、私が一番助かっていることは、高校生の子どもの学校関係(学校からの「お知らせ」に目を通す、提出書類作成、学校説明会や懇親会参加、学年委員にもなった)のことです。
今年は、PTA委員になる可能性が高い確率でありました。でも、代わりに主人が保護者会に参加して「学年委員」になったので、その役割を免れた(逃れた!?)ので内心、ホッとしています。
ああ定年これから妻が、我が上司
主人は、40年以上働き、やっと「自由」な時間を持つことが出来ました。その念願の自分の時間は、謳歌してもらいたいと思っています。
ただ、1日24時間を自分の時間に使ってしまうのではなく、やはり数時間は家族や家のためにも時間を割いて欲しいのです。
主人は、やれば料理でも庭仕事でも掃除でも一通りのことは出来るので教えることはあまりないです。
自分のこともほぼ出来るので、この年代にしては「自立」している方だと思います。
何も出来ない人が「ゼロ」から始めるのは、やはり手ほどきもしなくてはならず大変です。そいう意味では、恵まれていると思います。
定年後の家庭は
「ああ定年これから妻が、我が上司」 (28回サラリーマン川柳) |
というのが理想ですが、男性によっては、家事を割り当てられることを屈辱と感じる人もいると思います。
私は、家事や用事をよく主人に頼みます。それに対して、いつも主人もすんなり受け入れる訳ではありません。
妻の言うことに素直に「はい」と言うことに抵抗があるのかもしれません。返事は、渋っても最終的にはやってくれるのできっと「面倒」だと思いながらやっているのでしょう。
なので、感謝の気持ちは、なるべく表すようにします。ときには、やってくれたことに対しては、褒めて持ち上げたりもします。
実際、食器洗いや掃除機掛けは私より丁寧です。よく作ってくれるカレーも基本に忠実で、美味しいです。
しぼり菜リズム
主人は、気が利くタイプではないので、自分から気が付いて「家事」をやってくれるということはほぼありません。基本、家事は頼まないとやってくれません。
主婦には夫のように「定年」はなく、生きている限り家事はなくなりません。
夫が毎日、家にいるならば、ストレスを溜めないためにも、目の前にいる夫の協力は必要です。
上司のように、ときには師匠のように夫をうまく使いこなすことが、老後の生活を快適に過ごせる秘訣だと思います。