以前、藤澤皮膚科藤澤重樹先生の「アトピー性皮膚炎講演会」聴きに行ったときに聞いた「タモリ式入浴法」というのに興味を持ち一部やってみました。
当時、「脂漏性皮膚炎」や「手湿疹」などの皮膚疾患に悩んでいる時期だったので、皮膚バリアの温存という点から興味を持ち試してみることにしました。
「タモリ式」入浴法をやってみる
「タモリ式入浴法」は、肌がいつまでも若々しいタモリが実践している入浴法です。
お風呂に入っても身体を石鹸で、洗わない入浴法です。石鹸やボディシャンプーを使わなくても、お湯に10分浸かるだけで身体の汚れの80%が取れるというものです。
石鹸を使うとによる肌トラブル
- 石鹸は、洗浄力が強く必要な皮脂や潤い成分を洗い落としてしまうので、乾燥肌や敏感肌になる。
- 石鹸などで洗うと、皮膚の正常な常在菌を90%以上洗い流してしまう。
- 石鹸やスポンジのの刺激や摩擦で、皮膚に炎症が起きる。
このように石鹸による肌のダメージを最小限にするために「タモリ式入浴法」を、下半身を洗わないのは難しいと思い、上半身だけ洗わない方法でやってみました。
アトピー性皮膚炎がよくなった例
藤澤先生のお話で「アトピー性皮膚炎」の患者さんで、週一度の入浴と石鹸は、股と足の裏以外使わないでよくなった方がいたそうです。それまでは、1日2回の入浴とステロイド、グリーテル、プロトピック、馬油、椿油…の繰り返し。
週一度の入浴と石鹸を使わない入浴法に外用剤や保湿剤もやめて、5ヶ月くらい全身ヒビが入るような状態が続き、それ以降はカサついた肌が自前の保湿力でしっとりし普通の肌になったそうです。
3年間やってみて
私は、3年位やっていますが、自分の肌に合っていて上半身の肌は、石鹸で洗っている下半身に比べてしっとりしています。
反対に下半身は、足が冬など乾燥し太股など粉が吹いてしまいます。もともと乾燥肌なので、石鹸を使わないやり方があっていたのかもしれません。
子どもに言わせると身体を洗わないのは「汚い、不潔」とのことですが、臭いは特にしないようです。10代の子どものように新陳代謝の激しい人は、やらない方がいいと思います。
湯シャン、脱洗顔
主人は、お湯だけで頭を洗う「湯シャン」をやっています。4月から初めて2ヶ月経ちますが、今は毎日洗わないと頭皮が痒いそうです。
私も、脂漏性皮膚炎があるので、シャンプーは使いたくなのですが、ヘアカラーを使うので、シャンプーを使わない洗髪方は出来ません。
なので、髪の毛を洗う回数を減らしてみました。でも、主人に頭皮の臭いを指摘されたので、洗う回数を増やしました。
またメイクをしない日は、顔も朝起きたときの水洗顔以外はしていません。化粧をする回数も減らしクレンジングをあまり使わなくなってから、肌がしっとりとしています。
石鹸を使わない「タモリ式入浴法」や洗顔をしない方法で肌の状態がよくなったのは、皮脂の分泌量が減少してきた今の年齢だかもしれません。