えんツコ堂 製パン
西荻窪駅北口から徒歩7分くらい、メイン通りから細い路地に入ったところに佇む隠れ家的な小さなパン屋さんが、「えんツコ堂 製パン」です。
2008年に開業しフクロウの看板が、目印のパン屋さんで夫婦二人で営む個人店にして百名店に選ばれています。
(「えんツコ」とは昔、東北地方で使われていた藁で編んだゆりかごの事です)
硝子の引き戸を引き戸店内に入りますが、先客がいる場合は2名しか入れないのでそれ以上はドアの外に並んで待ちます。
(何度か行っているが、外で待って買ったことは1度だけでした)
ショーケース越しに注文するスタイルで、国産小麦100%を使用した食パン、ベーグルからクロワッサン、スコーン、惣菜パン、サンドイッチなど20種類ほどのパンが並び、パンの他に店主がワインソムリエの資格を持っているのでボトルワインも陳列されています。
桜アンパン

3月から販売スタートする「桜アンパン」300円

桜の花の塩漬けが餅肌のような白い生地のパンに乗っています。

中を開けると桜餅のように自家製粒あんを塩漬けされた桜の葉一枚で包んだものが入っています。

見た目通りの美味しい桜アンパン
しっとりとしたあんこは甘さ控えめ、素朴で、昔懐かしいような味と風味です。
塩漬けされた桜の花びらと葉っぱのほのかな塩味が、中のあんの甘さを引き立てます。
(good job!)
と思い調べてみると
あんぱんに 桜の塩漬けを乗せたのが、1875年、木村屋の初代が明治天皇に献上した際、春らしさを表現するためにが始まりとされています。
桜の花の塩漬け、この食べ方が一番好きだな
(葉は、桜餅や道明寺がいい)
ということは、桜の花や葉の塩漬けは、やっぱりあんこに合うのだなあと思いこれをアンパンに使うことを考えたのはさすが、木村屋です。
焼き目のない乳白色の美しい生地のこの桜あんぱんは、桜の季節になると毎年、食べたくなりますね~
ウインナーベーグル

「ウインナーベーグル」310円?

細長いパン生地がソーセージに丁寧に巻き付けられており、こんがりと焼けた表面が食欲をそそり、手軽に持ち運び出来る大きさが嬉しい

パン生地のもちもち感と小ぶりながらジューシーなソーセージがよく合います。
このプリっとした食感のソーセージがいぶしてあるのか、味わい深い
ここのスイーツ系のパンが、美味しいと思ったが総菜系も美味しくほかのものも食べてみたくなりました。
西荻ハリーくん

「西荻ハリーくん」320円

ハリネズミのハリー君可癒し系の可愛らしさで、食べるのがもったいない
(持ち帰りに針の部分が壊れて、ゴメンなさい)
とにかく手に取ったら潰れてしまうほどデリケートなハリー君です。

前回、午後行ったときには売り切れていたので次は、開店直後に行って購入しました。
(人気なのですね)
このように早々に売り切れてしまうパンも多いようで、特に土日曜日など休日は人気のパンを購入する場合は、午前中に行った方がよさそうです。
ふわモチの白パン生地(桜アンパンと同じ?)にチョコチップがぎっしり詰まり、目はレーズンなのですね
食べるまで中は、餡かと思ったがベルギー産の硬めのビターチョコでした。
ハリー君の見た目は、ただ甘可愛いというよりどちらかというとしれっとした可愛さなので、甘~いミルキーなチョコよりも大人向けのチョコの方が似合うのかもしれないと濃厚なチョコを味わいながら食べました。
チェダーチーズベーグル

チェダーチーズベーグル

まず目を引くのは、表面に香ばしそうな焼き色がついた黄色みがかった色合いで見るからに食欲をそそります。
この黄色味は香ばしく焼かれたチーズで、中のもっちりとした食感にいいアクセントを与えます。
一口食べれば、チーズの豊かな香りが口いっぱいに広がり、底のカリカリ煎餅状態のチーズの塩気も効いて、こりぁ赤い方のワインでも飲みたくなります。
(店舗にワインも置いてあります)
クランベリーとクリームチーズのベーグル

季節のベーグル「クランベリーとクリームチーズのベーグル」 370円
見た目はベーグルのような丸い形状をしていて、中には真っ白なクリームチーズと鮮やかな赤色のドライフルーツのクランベリーがぎっしりと詰まっています。

ベーグルは、水分多めでふんわりした食感です。
まろやかなコクのクリームチーズとクランベリーの爽やかな酸味がもっちりとしたベーグル生地と相性抜群で、食べ応えもあります。
こういうのを食べると店の実力が分かる(ような)
パンはどれも生地が丁寧に作られていて小麦にこだわりがあるようで、リベイクしなくても美味しく食べられパンは食卓では脇役ですが、十分主役を張れるものばかりです。
パンも美味しいですが、惣菜も美味しく食べられます。
一人でパンを製造をしているので、売り切れの場合は終了なので多くの種類のパンが揃っている午前中に行くのがいいです。
このような一人で店主がパンを作っている小さな店のパンって、種類は多くはないけれど一つ一つ丁寧に作られていて、それぞれのパンにポリシーが感じられる
(パンって、材料、発酵、製法等各店舗ごとに哲学が反映されるほど深いかな)
ただ、開店前から行列必死の「ポム・ド・テール」のように並ぶことなく買えて美味しいのだけどやはり値段もそれなので「藤の木」のように日常使いには出来ない
だから、ときどきのささやかな楽しみのために味わって食べるのです。
しぼリズム菜リズム(まとめ)

西荻窪の「えんツコ堂 製パン」
桜アンパン、西荻ハリーくん、ベーグル系パンはどれも生地が丁寧に作られていて小麦にもこだわりがあり、リベイクしなくても美味しく食べられパンは食卓では脇役ですが、十分主役を張れるものばかりです。
パンも美味しいですが、ウインナーなどの惣菜も美味しく食べられます。
一人でパンを製造をしているので、売り切れの場合は終了なので多くの種類のパンが揃っている午前中に行くのがいいです。
このような一人でパンを作っている小さなお店のパンって、種類は多くはないけれど一つ一つ丁寧に作られていて、それぞれのパンにポリシーが感じられるます。
■えんツコ堂 製パン
-
- 杉並区西荻北4丁目3−4 美光弐番館
- 営業時間10:00~18:00
- 定休日 月・火