西荻カレー通り
西荻窪の南口商店街から五日市街道までの通称・乙女ロードにはカレーの激戦区で、西荻窪の中でも人気の高いカレー店「CAFE オーケストラオーケストラ」「フレンチカレースプーン」あります。
そこに新たに参入したのが「カレーショップ フェンネル」で、昨年の7月にオープンし興味があったもののコロナで行けていませんでした。
コロナも少し落ち着いてきたので、訪ねてみました。
西荻窪でも1,2位を争うカレー店が2つある「乙女ロード」に果敢に参戦するとはよほど自信があるのだろうと期待値が上がります。
って書いて1回目入店したのが、超音波内視鏡検査をやった帰りでした。
胃の中からエコー「膵臓がん」の早期発見が可能に。超音波内視鏡検査
検査の麻酔がまだ効いていたのか、あまり食べたカレーの味を覚えていないのです。
内視鏡をやった後に刺激のあるカレーを食べるはどうかと思うですが、朝食抜きでお腹ペコペコで取り敢えず開いているのがこのお店だったので入った気がします。
写真はいつものように撮っていたものの、毎回行っている簡単な感想を自分宛てのLINEに送ることをしていなかったので曖昧な記憶を辿りながらの感想となります。
この日限定の「シーフードカレー」(1,200円)プラス煮卵(150円)で、サワラを中心にイカやエビなどのシーフードが入っていました。
でも、マスタードシードを使っているのかな?ヨーグルトベースの淡い黄色いスープカレーで、魚介類の旨味とスパイスの調合がいいカレーだ思いました。
何よりも北インドやネパール系のこってりしたカレーと違い胃に優しいです。
マッシュポテトやピクルスの野菜の副菜も箸休めになり手を抜かず作られていて
白いご飯に合うカレーで、カレーライスなのだけどスパイシーでインドらしさも味わえるここのカレーならまた食べたいと思いました。
最近は、油と塩分多めの北インドやネパール系のナンに合うカレーよりこういう日本米にに合う粘度高めのタイプのカレーの方がタイプかなあとそのときは思った次第です。
リベンジカレー
またこの店のカレーが食べたいとリベンジ訪問
1回目よりは、気合が入って写真も撮り食べた感想もメモしています。
急な階段を登り2階のお店へ
ウッドベースの店内、各人の上にペンダントライトが下がりお洒落なカフェのような内装で、壁にどこかの国のプレートやお面が飾られています。
午前11時半過ぎオープンしてしばらくしたら8席ほどの席がほぼ埋まっていましたが、壁に沿って椅子が並べられたカウンター席が数席空いていたので運よく待たずに座ることが出来ました。
12時には満席で、店内で待っている人が数人いました。
着席したもののご主人がワンオペで作りながら注文も取っているのですぐに来ません。
5分以上待ってやっと注文を聞きに来ました。
注文時「パクチーが入るが大丈夫か」と聞かれました。
水は、セルフです。
メニューは、カレーがメインでキーマカレー、ポークビンダルー、バターチキンのレギュラーメニューに日替わりの限定のカレーの4種類でデザートもあります。
カレーは、どれも1,200円
デフレが長く続いたので、高く感じますがこの値段は妥当なのだと思います。
オーケストラオーケストラやフレンチカレースプーンは、昔、食べたとき1皿1,000円以下だったけれど、今は1,000円超えているのでしょう
「ラーメン1杯1,000円の壁」というのがあり1,000円を超えるラーメンは、躊躇しますが、こういう手の込んだカレーだったら1,000円オーバーでもまあいいかってなるのが不思議です。
(ラーメンだって仕込みに時間が掛っているところは同じなのに)
私が注文したのドライカレーは、他のカレーより時間が掛るようで後から来店した人の他のカレーの方が早く来てました。
それでも10分ほどで運ばれて来ました。
前回も食べてさっぱりして美味しいと思ったのがマッシュポテト、インドのピクルス(漬物)、キャベツや大根のアチャールやゴボウのボリヤルの「副菜」です。
調べて見たらここのご主人は、南インドはケララのホテルで修業経験がありカレー通の人に知られた都心のカレーの名店にもいたそうです。
一見ガドーチョコラにも見える見事に平らに馴らしたドライカレーの上に半分の煮玉子、トマト、パクチーがトッピングされインスタ映えします。
ご飯は?と一瞬思いましたが、カレーの下に薄く敷き詰められています。
これは、合挽き肉を使ったキーマカレーなのだけど野菜の水分だけでペースト状に煮詰めのか水分がほとんどなく乾いた砂漠です。
(具材も形状がないほど煮込まれている)
よく炒められた玉ねぎやお肉の旨味とコクがあり、前回同様、香高くスパイスの使い方を熟知しているのかと思いました。
食べ始めはさほど辛くないと思っていたものの食べ進めると辛さを感じるようになります。
結構、辛く口の中にヒリヒリ感が残り、タイのラーメンを食べたときのように鼻水も出てきました。
辛いの苦手だけど、ムヤンクンヌードルが食べたくて。六本木「タイ料理」
辛いもの苦手な私は、副菜と水、煮卵に助けられながら食べました。
ドライカレーにパクチーがよく合いいいアクセントになります。
このドライカレーは、乾いたという意味の「ドライ」に加え大人向きの辛口のお酒のようなドライ感があるような気がします。
スパーシー煮玉子は、前回はとろりの半熟でしたが今回は、もう少し固茹でに近く味がよく沁みています。
ここのカレーは、南インドのカレーのようですがインドのカレーを日本米に合うようアレンジしています。
だから、南インドカレーと日本のカレーの中間のようなカレーで食べやすいです。
ただ、ご飯の量が結構あるのでお腹一杯になり、化学調味料に頼らない丁寧な味だけど途中で食べ飽きてきました。
やはり、前回食べたシーフードカレーのような水分のあるカレーの方が好みかな
昔は、脂が浮いたようなナンに合う北インドやネパールのカレーが好きだったが最近は、ここのカレーや「オハイオ」のカレーのようなご飯に合うカレーが好みになってきました。
だから、白飯でカレーが食べたくなったらまた来るかもしれません。
「CAFE オーケストラオーケストラ」「フレンチカレースプーン」、そしてこの「フェンネル」も肩を並べて名店の仲間入りです。
カレーの名店が3つもある乙女ロードは、「西荻カレーロード」(私が勝手に命名)でもあります。
しぼり菜リズム(まとめ)
人気の高いカレー店のある西荻窪の乙女ロードに新たに参戦したのが「カレーショップ フェンネル」で、2階のウッドベースの内装のカフェのような店内でシーフードカレーと別の日にドライカレーを食べました。
サワラやイカ、エビなどのシーフードが入ったカレーは、マスタードシードを使っており、ヨーグルトベースの淡い黄色いスープカレーで、魚介類の旨味とスパイスの組み合わせがよくて他のカレーも食べたいと思いました。
席は、8席ほどで12時になると満席になり店内で、待っている人もいます。
スパイス玉子が乗ったインスタ映えするドライカレーは、よく炒められた玉ねぎやお肉の旨味とコクがあり、スパイスが香高くスパイスの使い方を絶妙です。
前回同様マッシュポテトやインドのピクルスなどの副菜が美味しく、食べ進めて辛くなってきたカレーの辛さ緩和になります。
カレーショップ フェンネルのカレーは、南インドカレーを日本の米に合わせてアレンジして食べやすくスパイシーでありながら白米によく合います。
乙女ロードに「CAFE オーケストラオーケストラ」「フレンチカレースプーン」というカレーの名店に「フェンネル」が加わり、カレーの名店が3つになり「西荻カレーロード」の様相になってきました。
■カレーショップ フェンネル
- 東京都杉並区松庵3-37-22 2F
- 03-5941-9835
- 営業時間 11:30~19:00(L.O.18:30)
- 定休日 火曜日、他臨時休業あり