リハビリ病棟から老健へ
母が脳梗塞になり急性期病棟から回復期リハビリ病棟へ転院しました。
リハビリ病院は、目標値を決めそれに達するまたは、これ以上、リハビリをやってもよくならない場合に次に行くところを決めなくてはいけません。
母の場合、リハビリに限界がありそろそろ卒業というタイミングで容態が悪くなりました。
認知機能の衰えや顎の関節が外れたりして口から食べることが難しくなり「胃ろう」を造ることになったのです。
当初「特別養護老人ホーム」(以下「特養」)を探していましたが、胃ろうになるため入所可能な特養が限られ、待機者も多いため特養自体に入ることが難しくなりました。
そこで、病院と老人ホームの中間のような医療も介護もある「介護療養病棟」を探し面談に行きました。
しかしが、タイミングが合わずベットの空きがなくて介護療養病棟に入るためのつなぎの待機施設を探すことになりました。
候補に挙がったのが老人保健施設(以下「老健」)です。
回復期リハビリ病院は、「在宅」扱いになり老健には入れないということでしたが胃ろうを造設すれば同じ病院内の一般病棟に移り入所可能になります。
ただ、老人保健施設はリハビリを通じて入所者の在宅復帰をサポートしているので、基本的に3~6ヵ月しか利用出来ないのが難点です。
介護療養病棟へ
母は、リハビリに限界があるので、現状を維持するための施設や病院を考えといたところ面談に行った介護療養病棟のある病院の「医療療養病棟」のベットに空きが出て入れることになり転院することになりました。
母の場合、現状では「医療的ケア」がないので、本来ならば介護療養病棟に入ります。
しかし、介護療養病棟は空きがないのでベットが空くまでのつなぎで(待機)で医療療養病棟に入ることになり、老健を探さなくてもよくなりました。
介護療養型医療施設(療養病床)とは、比較的要介護度が高い人を対象としている「介護保険制度」を利用した介護施設です。
一般的な介護施設よりも医療環境が整っているのが特徴です。
看護師も24時間在中し、緊急の場合も対処してもらえます。
病院の中にある病棟なので、「医療面」では安心感があります。
療養病棟は、見取りまで行ってくれ終身いることが出来ますが、人工呼吸器の装着や心臓マッサージなどの「延命治療」は行いません。
費用は、月20万くらいで民間の施設よりは安くなります。
面会は、コロナの状況でリモートかアクリル板越しの5分間の対面になるようです。
特養と療養病棟
母は、療養病棟に転院しましたが、療養病棟から特養に移ることも可能です。
胃ろうになる前に特養に申込みをして順番を待っていましたが状況が変わったので、これから特養に入れることになったらどうするかです。
療養病棟は、特養に比べ多床病棟なので個々のプライバシーがなく、生活の場と考えるとレクリエーションや行事もなくベット上での生活になるので刺激がありません。
食事も胃ろうのみで、口から食べることがなくなります。
リハビリもベット上で、拘縮予防のマッサージ的な簡単なもので積極的なものは行いません。
安心面での療養病棟か、生活の質を考えれば特養か悩むところです。
療養病棟か特養か、母のこれからの様子を見ながら考えなくてはなりません。
しぼり菜リズム(まとめ)
リハビリ病院に入院している間に母は、認知機能の衰えや顎が外れるなどして「胃ろう」を造りました。
嚥下などのリハビリに限界があり、リハビリ病院から次の受け入れ先を探し療養病棟に転院しました。
介護療養型医療施設(療養病床)とは、比較的要介護度が高い人を対象としている介護施設で看護師が24時間在中し、緊急の場合も対処する一般的な介護施設よりも医療環境が整っているので「医療面」では安心感があります。
療養病棟は、見取りまで行いますが、人工呼吸器の装着や心臓マッサージなどの「延命治療」は行いません。
費用は、月20万くらいで民間の施設よりは安くなります。
ベット上での生活が主の療養病棟から当初、希望していたレクリエーションや行事のある生活面が充実した特養に入ることも可能なので母のこれからの様子を見ながら考えなくてはなりません。