「掃除」「洗濯」「料理」の3大家事以外の、具体的呼び名が決まっていないけど必要な我が家の家事労働「名もなき家事」というのがあります。
我が家の名もなき家事の中で、今まで私が担っていたもので、他の家族がやってくれるようになったり、もっと他の家族にもやって欲しい家事などを書いてみました。
手放したら、楽になった家事
今まで私がやっていた家事で、主人や子どもにやってもらい楽になったものがあります。
手放して楽になった家事分担についてです。
第1位:食事の支度等
主人が、週1回の夕食の買い出し、調理、配膳、片づけ、食器洗いとシンクと排水溝の清掃、ゴミのまとめ(家中の可燃ゴミを集める、ゴミ箱にビニール袋をセットする)をやってくれることが助かります。
この日は、私の仕事の日で早朝から家にいないのでほぼ家のことはやらないので(家族の朝食と昼食は前日に用意)、1週間で1日の貴重な「家事休み」の日となります。
この1週間の1日の家事休息日は、気持ちに余裕が出来、また頑張ろうと前向きになれます。
第2位:お米研ぎ、お釜のセット
決して、大きな家事ではないけれどなくてはならない重要な家事で、お米を研いで「ご飯を炊く」というのがあります。
私は、この一連の作業がおかずを作る作業よりも、洗ってセットするだけなのにとにかく面倒なのです。
簡単ですぐ終わる仕事だけど、お釜を水でうるかしてから洗って米を入れて研ぐという流れと次の日の朝の分を予約しておくというのが、食事後、食器を洗って片付けて脱力したのも束の間、1日の家事の最後やらなくてはならないので余計に気が進みません。
常にご飯の残量を気にしつつ、家族が食べる分を用意するというのは意外に負担です。
でも、何をさておきご飯がないと始まらないですからね。
以前、施設に入った認知症の女性が、「ご飯を炊く時間だから(やらなくてはならい)」とよく口にしていたという話を聞いたことがあります。
何十年もの間、家族のためにご飯を炊いてきたその習慣が、タスクとして頭と体にこびりついて家事をやらなくなってからも脳内に残っていたのだと思います。
ご飯の準備(米を軽量し、研いで、炊く、タイマーをセットする)という一連の行為を最近、子どもがやってくれることになり精神的にちょいと楽になりました。
子どもは、難しい家事ではないけれど以外に重要(ご飯がないと困る)で面倒な家事だと思ったようです。
また、3人家族なのによくご飯を食べる、お米の減りが早い、残が少なくなってきたなど我が家の食事情にも少し興味を示すようになりました。
ただ、ご飯の残りを見て足りるか足りないかを見極める・残ったご飯を他の容器に移し替えてラップして保存・お釜を洗うまでの炊く前の準備は私がやっているのである程度のお膳立てはしていて、それも含めて全てやってくれるようになれば理想です。
まだ、その辺りには自発的に気がつくことはなく、あくまで「お手伝い」の域かなあと思います。
第3位:洗濯
皆で使うものや主人や私の洗濯物は、私がやっていますが、子どもは、自分のものは自分で洗濯(洗濯、干し、取り込み畳んでしまう)をやっています。
子どもは、自分の好きな柔軟剤(子どもが自分で買う)を使えるので、洗濯は嫌いではないようです。
洗濯をすることで、頼むと洗剤を買ってくれるとか洗剤を詰め替えてくれたりと自分でも関わっているので、「他人事」でやらされている感がありません。
第4位:その他
自分の分のご飯をご飯茶碗に盛ること自分の食べ終えた食器を流しまで下げることと自分で出してきた調味料を冷蔵庫に戻すことを子どもにやってもらっています。
自分で使ったドレッシングやソースなどを自分で戻すことによって、以前は、開けっ放しだった容器の蓋を締めるようになりました。
1杯目の主人の分のご飯は私が盛り付けますが、2杯目からはセルフサービスにしています。
シャンプー、リンス、歯ブラシ、歯磨き粉は、個々に買って用意して使っています。
これらは、少し高くつきますが、自分で好きな銘柄を銘々に買って各自で、補充しています。
「資源ゴミ」のリサイクル関連も主人にもやってもらうようしてから、「回収日」を意識してくれるようになりました。
飲み終わった最後の人が、空き缶、ペットボトルや瓶のラベル剥がして洗って乾かす、牛乳パック洗って開いて乾かすというのをやるようにしています。
(でも、ときどき、微妙な量を残して冷蔵庫に戻す輩がいますが)
宅配のダンボールを畳むティッシュの箱潰しは、私や主人でやっていますが近頃は、小型の空き箱を潰して広げるという地味に面倒な作業を主人に頼んでいます。
最近は、主人の座るテーブルの上に空き箱を置いていくと何も言わなくてもやってくれるようになりました。
トイレットペーパーは芯なしにして交換が楽なホルダーに取り替えて、なくなったら各自でセットしてもらっています。
(これも、微妙な量を残したままのときがあります)
やって欲しい家事
私が担っている家事で、他の家族にやって欲しい家事や片づけなど各々にやって欲しいことなどをまとめました。
10位:布団カバーの付け替え
9位:麦茶作り
8位:換気、窓の開閉
6位:傘を干してしまう(折り畳み傘は、折り畳む)
4位:服の脱ぎっぱなしを片付ける・クローゼットに掛ける・脱ぎ捨てた服を回収して洗濯カゴへ入れる
3位:飲み終わったコップを洗い片付ける
2位:浴槽に浮いた髪の毛を取り除く、洗面台の髪の毛やゴミ、排水口のゴミ取り、鏡の清掃
1位:元に戻す系の作業(玄関で脱ぎっぱなしの靴の片付け・下駄箱へ入れる・靴を揃える・レンジの扉を閉める・テレビのリモコンを戻す・床に置いたバックや荷物を指定位置に置く)
洗ったシーツをセットしたり布団カバーを付ける作業が、結構大掛かりでストレスが溜まります。
紐を結ぶ位置を間違えることがあり、短時間でスムーズにカバーを掛けられたことがないです。
麦茶の飲み終わったらボトル洗って、新しい麦茶(水出しなので、パックを入れる)作ってくれると有難いです。
ミネラルウォーターも同じで、飲み終わったら新しいものを冷蔵庫に補充して欲しいです。
(箱から出して、入れるだけなのに。飲もうとしたときに冷えた水がないときの口惜しさは…。)
麦茶のポットやミネラルウォーターがテーブルに置いたままになっていることがあり、テーブルに水沁みが出来るし温くなるので冷蔵庫に戻して欲しい。
(私の)不在時の朝と夕の換気のための窓の開閉をして欲しい。
窓を開けて出掛けると雨が降ってもそのままになっていることがあります。
濡れた傘を開いて乾かして、巻いて留めて傘置き場に戻すはいいけれど、干した傘を取り込むのを忘れることがあっても誰も見て見ぬふり。
せめて、自分の傘だけでもしまって。
特に折り畳みの傘を綺麗に畳むのは、何気にストレスです。
歯みがき粉がミラーに飛び散っり、水が飛んだり、髪の毛落ちたりしてる洗面台を自分が使ったら軽くでいいからティッシュで拭いて欲しいです。
点けた電気やエアコンは消してくれ、自分で使用したティッシュは捨てましょう。
意外と面倒なのが、スーパーで買ってきた野菜や肉などを冷蔵庫に片付けることです。
スーパーまで出掛けて、スーパーを歩き回り買い物して、重たい荷物を家まで運べば、力尽きるので、買ったものを誰か冷蔵庫や食品棚にしまってくれれば助かります。
家事を手伝うというより「自分のことは自分でやる」ことで、新たな名もなき家事を作らないことになります。
その典型的なものが、「元に戻す系の作業」いわゆる「片づけ」です。
脱いだ衣服を片付ける、リビングに置いたままのバックや物を元に戻すなどで、その持ち主、使った人が自分で片づけたり元に戻せば新たな家事が生まれません。
1日に何度も脱いだ衣服をクローゼットや籠に戻したり、靴を仕舞ったり整えたり、コップを片付けたり、時間としてはそれぞれ数秒づつだけど塵も積もれば結構な時間を費やしている訳で、この時間を減らすことが家事負担につながると思います。
それと、使ったまま元に戻さない(リモコン、電卓など)ことも多くそれを探すのは、多大なる時間の損失です。
以前、一度使ったコップをそのまま放置して、新しいコップを次から次へと出して使っていたので、一人の(使える)コップの数と自分のコップを決め自分でゆすいで使ってもらっています。
でも、夏場は何度もコップを使うので、1日に何回もコップスタンドに戻さなくてはならず、またすぐ使うにしても、水でゆすいでスタンドに伏せて置いて欲しいです。
その他には、子どもが弁当箱を出さないので弁当箱をせめてキッチンに置きにくるくらいはして欲しい。
通販で届いた通販のダンボールをそのまま放置しているのを、片付けて欲しい。
床に置かれた物(バック、荷物)を腰を下ろしていちいち拾うのも難儀だし、床に置くと散らかるし掃除のときに退けなくてはならず、せめて、机の上にでもに置いて欲しい。
リビングのテーブルの上の郵便物、子どもの文具、紙類、ゴミを何日も放置しないで欲しいです。
しぼり菜リズム
「名もなき家事」の中で、主人に週1回の夕食の準備と片づけ、シンクや排水溝の掃除、ゴミのまとめをやってもらうことで心の余裕が出来ました。
子どもが、お米を研いで炊いてくれる(タイマーをセットしてくれる)ようになり我が家の食事事情にも興味を示してくれるようになりました。
玄関で脱ぎっぱなしの靴の片付け、レンジの扉を閉める、テレビのリモコンを戻す、コップをスタンドに戻すなどの「元に戻す系の作業」は、各々が自分ものは自分で戻す、使った人が元に戻すことで新たな名もなき家事を作らないことや家事負担の軽減になるので協力して欲しいものです。