「歯周病治療」のため、2か月ぶりに歯科医院に行きました。
【歯周病】とうまく付き合って自分の歯を維持するか、「抜歯」してしまうか判断に迷う。
コロナ対応
緊急事態宣言中に歯周病治療を中断していましたが、治療を再開しました。
コロナで、歯科医院での感染が怖かったのですが、昨年の12月のように歯茎が腫るのが心配で解除後に予約を取りました。
私の通院している歯科医では、「コロナ対応」をしっかりと行っていて少しは安心することが出来ました。
診察室に入る前に消毒液が置かれ受付で、手指の消毒を行います。
診察台に着席してからは、コロナウイルスを抑制する効果が期待出来る過酸化水素水の入った「口腔内消毒液(イソジンのような茶色い液体、イソジンかな?)」で、(口に液を含みぶくぶくと20秒、上を向いてさらに20秒喉でガラガラ)でうがいをします。
室内は、1時間で空気が入れ替わるように換気をして、全席には、「エアロゾル対策」対策として口から出る飛沫を口の外で吸い取る「バキューム」が備えて治療中は終始動かしているので、音がうるさいかもしれないと説明がありました。
歯科医師は、フェイスシールドを衛生士は、ゴーグルにマスクを着用しています。
歯周病治療を継続することに
一時期は、歯周病が進行していて腫れたり、歯周病菌が、全身に影響を及ぼす可能性があったり、治療に根気がいることも考えて「抜歯」も視野に入れていました。
でも、歯を抜くことは簡単で、いつでも抜けるので急いで抜かなくていい。
歯周病が進行した奥歯を4本抜いてしまえば、奥歯は、ブリッジも掛けられないし食べるときの噛み方も変わってきてしまう。
インプラントも長期的にみてあまり勧められない。
歯を抜いてもクリーニングはどのみち必要だと言われて、今すぐに抜かなくてもいいのかと思いました。
歯周病菌が、全身に影響を及ぼすことに関しては、何十年もクリーニングもしないで、放っている場合はそうなる可能性はあるが、定期的にクリーニングもしている私の場合は、大丈夫ではないかといことです。
表面の歯石を取り、次に歯周ポケットの奥の歯石を取る治療を何回か繰り返して、歯茎が引き締まればポケットが浅くなる可能性もあるということで歯を抜かないで、歯周病の治療を続けていくことにしました。
歯周病治療
精密検査
歯周病の状態を調べるために口の中の「レントゲン検査」と「歯周ポケット」の検査をしました。
昨年12月に顎全体のレントゲンを撮り、奥歯4本の骨が溶けていて、どれも少しぐらついているということでした。
1月に歯周ポケットの検査をしました。
上の図の10.3.12.13という円(歯の中)の数字が、10mm.3mm.12mm.13mmという「歯周ポケットの深さ」を表す数値になります。
赤く囲んであるころは、「出血」のある歯です。
検査するときにポケットが深い場所は、ブローブを奥まで入れるので浅い部分より痛くて、思わず体に力が入ってしまいます。
1月の歯周ポケットの検査では、奥歯4本の一番深いところで10mm以上のポケットがありました。
歯周病の進行により歯周ポケットが10mm以上の深さとなると、歯の根にまで歯垢や歯石が付着してして歯周組織の破壊が進んだ状態になります。
ピンセットで摘んでぐらついている歯は、歯周ポケットが深いということで、歯を支える「顎の骨」が減っているので歯が抜けてしまう危険性が大きいのです。
でも、私の場合は、例えば、同じ歯でも左右上下が13mm、3mm、10mm、12mmとまだポケットの浅い3mmの部分があるので、3mmの部分が辛うじてその歯を支えているのでまだ抜けないそうなのです。
(頑張れ、3mm)
でも、ぐらぐらしている歯が他の歯に影響を与えることがあれば、抜歯をすることもあるそうです。
10mm以上とポケットが深いと菌が入りやすく、常に菌が住み着いてこの菌が、悪さをして歯茎が腫れてしまうことがあるということです。
治療
歯周ポケットが、3mm以上の深さになると自分で歯ブラシだけではケア出来ないので、ポケットの中の歯周病の「原因菌」や溜まった「歯石」を専用器機で取っていきます。
治療時間は、1回あたり30~45分ほどで、これを4~6回ぐらいに分けて行っていきます。
最初は、全体的なクリーニングを2回に分けて行いました。
1が月後に麻酔を使用して、奥歯4本の深いところの歯石と菌を2回に分けて取り除きました。
初回は、上の歯2本、日を改めて下の歯2本づつです。
深い部分を綺麗にするには、器具が歯茎に接触して痛いので麻酔を使用します。
治療後も麻酔が効いたままの状態である可能性があるので、直後に昼食や夕食など食事をする時間帯を避けました。(昼食後に治療)
以前、違う歯科で麻酔を打って歯石を取ったときに、麻酔がしばらく効いていて口の中が痺れたようになり口を開くことが出来ず、うまく喋れないのと涎が出てしまうことがありました。(涎が出ても感覚がないので、分からない)
今回は、麻酔を4本打ちましたが、治療後は口の中が痺れることもなく普通に会話も出来ました。
ただ、夕食は通常より口が開けにくく、治療した歯茎が気になったので肉などの堅いものは避けました。
歯周ポケットの中は目では見えないので、特に奥の方は衛生士や歯科医師も手探りの状態で菌や歯石と格闘していたので大変だったと思います。
麻酔を使用していたので痛みはありませんでしたが、奥の方はかなりガシガシと強引にこびりついた歯石を引っ掻いて取り続け、1時間近くも口を開けっ放しだったので、終わったときにはヘロヘロになりました。
休息期間
一通り全体的な治療が終わって1ヵ月くらいは、歯茎の状態が収まるのを待ちます。
治療と同時に行うのが毎日のブラッシングとフロス、歯間ブラシでのセルフケアです。
寝ているときに口の中がネバつくので、ナイトケア(洗口液)も購入し、寝る前に使用しています。
夜中に口の中が、ネバつく原因は「○○〇菌」だった。その対策は?
治療後は、歯茎をいじっているので、出血や痛みが出ることがあるかもしれないと言われました。
そのせいか、夜中にトイレに起きたときに洗面所で、唾液を出すと茶色っぽくなっていることがありました。
衛生士にそのことを聞くと茶色の唾液は、出血したもが混じったもので、(赤い血のように)新しく出血したものではないので特に心配はいらないということでした。
寝ているときは、唾液の流れも悪く口の中に雑菌が増えていることも影響しているのです。
それから、夜中にトイレに起きたときにも、洗口液で口をすすぐようにしています。
再検査
全体的な歯周病治療を終え、精密検査を行いました。
このときは、レントゲンは撮りませんでした。
歯周ポケットを精密に検査して、治療後どう変化しているか調べました。
1月(上)と3月(下)の結果を比べると治療後の3月には、一番奥の4本の歯周ポケットが、浅くなっているのが分かります。
6mmも浅くなっている箇所もあり、治療の成果が出たのが嬉しかったです。
左上の奥歯の根元を舌で触れると今までなかった空洞があり(あるように感じ)、これは、歯が引き締まって歯茎の溝がいつもより開いてるのではないかということでした。
以前より、ネバツキもが減って口の中がさっぱりした感じです。
このように歯のクリーニングをしていくと歯茎の状態が落ち着いてくることがあるそうです。
治療をすることで、骨の状態は、変わらないけど今までよりスクリーニングや歯の清掃の期間を短くすることが出来るそうです。
しぼり菜リズム
歯周病治療は、虫歯の治療と違い、長い時間を掛けて歯周病になるように治していくのも時間が掛かります。
歯石と菌を取り除く治療とセルフケアを根気よく繰り返すことで、歯周病ポケットが浅くなり歯茎の状態が落ち着いてくることを実感しました。