予算を立てる
親が亡くなってから葬儀社で、「葬儀」の打ち合わせをしました。
今までの経緯はこちら
親が、亡くなって私達家族が、当日、行ったこと。「臨終」から「遺体安置」
親が亡くなって、私達家族が、当日、行ったこと。「事前準備」と「葬儀の打ち合わせ」
そのときに葬儀の予想会葬者や予算を決めて葬儀の「予算」を立てます。今回、その予算のことについて書いてみました。
葬儀費用として掛かるのは、大まかにこんな感じです。
1. 基本料金 2. 別途料金 3. 飲食料金 4. 実費料金 5. 香典返し |
私達家族が、葬儀を頼んだ葬儀社の場合ですので是非、参考にしてみて下さい。
基本料金
宗教形式や各セットによって含まれる内容が異なりますが、葬儀を行うために基本的に必要な「葬具」や「役務費」などです。
祭壇、御棺、遺影写真、ドライアイス、寝台車、会葬礼状などで、ランクによって料金が異なります。
今回、祭壇、御棺、遺影写真、会葬礼状、看板、お世話係、霊柩車、寝台車、受付セット、ドライアイス、諸手続き代行葬儀立ち合い、式進行の「セットプラン」を頼みました。
別途料金
追加変更料
基本料金に含まれる内容で、数量や仕様に超過があった場合です。
オプション品
ハイヤー、マイクロバス、供物等、ラストメイク基本料金に含まれていないものです。
祭壇に飾る花が少ないと寂しいということで、「供花」は6基以上はあった方がいいというとです。
今回、頼んだオプションは式場、火葬場の料金(火葬料、遺骨容器、休憩室使用料)、葬儀場と火葬場を往復するマイクロバス、仕様を超える会葬礼状、会葬御礼品、香典返し、精進落としの会場使用料、料理、供花、ラストメイクなどでした。
ラストメイクは、どのようにしたいか要望を聞いてくれます。父は、頬がこけてしまったので頬に綿を入れて頂きました。髭も伸びていたので剃って頂きました。
会葬御礼品
通夜、葬儀に来られた参列者への感謝の気持ちとしてお渡しする品物です。クオカードとミニタオルのセット(1,040円)にしました。
飲食料金
通夜振る舞いや精進落としの飲食費用です。葬儀を行った建物の中で、部屋を借りて(有料)10日祭(仏式は、初七日)を兼ねた精進落としを行いました。
精進料理は、当日増やすことは可能だが、減らすことは出来ないので、欠席者も考えて少な目に注文して当日増やすことにしました。
食べられなかった父のために、「陰膳(かげぜん)」も用意しました。
実費料金
式場費用、火葬料金(遺骨容器、休憩室等心付け)、霊柩車、精進落とし中居さんの「心付け」、宗教者への「お礼(お布施)」です。
これらは、葬儀社が立て替えてまとめて支払うということです。心付けや葬儀社に宗教者を頼んだ場合のお布施は、定額料金になっていました。
実家は神道なので、神主の手配を葬儀社にお任せしました。神主に支払う「祭祀料」も葬儀社に用意してもらいます。
「御車代」も込みで金額が明確になっていて、当日、小切手で葬儀の前に渡すそうです。神主は、火葬場で帰るため精進落とし(神道では、「直会」)には参加しないので「御膳料」は掛かりませんでした。
香典返し
「当日返し」と「後返し」があります。
当日返し
通夜、葬儀の当日に当日返しの品をお渡しします。お返し漏れがなく、後で住所を調べるなど葬儀後の手間が省けます。
受付名簿と香典の金額を確認して、半額程度の「カタログギフト」をお渡ししました。
後返し
仏式は、49日(神式は、50日)の忌明けに忌明けの報告と御礼を兼ねて「香典返し」を行います。
その他
葬儀、火葬、精進落としに掛かる費用を相談して決め「見積り」を出してもらいます。
良心的な葬儀社だったので、特に高額なものを勧めるということはありませんでしたが、日程の関係で家族葬には広めの少し高い部屋しか取れませんでした。
見積りは、30分くらいで出ました。支払いは、葬儀後請求書が送られ1週間内に振込で支払うということでした。
しぼり菜リズム
葬儀の費用は、悲しみに向き合いながら同時に限られた時間の中で事務的に決めていかなくてはなりません。
父は、「1日葬」なので、葬儀と火葬が同日に行われまるので、経済的負担が少なくなりした。しかし、父のためにあまり寂しくならないようにと選んでいくと金額が、どんどん跳ねあがっていきます。
オプションも増やすと金額が「青天井」になるのである程度、妥協も必要です。
打ち合わせをするまで、葬儀の費用がどの位掛かるのか皆目、見当がつきませんでした。葬儀社に委ねてしまうと細かい流れが把握出来なくなります。
そのため、生前より葬儀会社のサイトなどで調べて見積もりをしておけばよかったと思いました。
どの位掛かるか、何が必要で何が不要なのか、事前相談も出来る会社もあるので活用するといいと思います。