義父の「7回忌」と義母の「偲ぶ会」を行いました。
義父は仏教なので7回忌ですが、義母はクリスチャンなので仏教のような法事や法要はありません。なので、偲ぶ会を7回忌の後に同じ日に行いました。
今回の法事は、主人が長男なので「喪主」になります。私は、喪主の「嫁」なので嫁として法事のかかわり方ややるべきことなどを書いてみました。
といっても主人が、準備から当日の運営などほぼ全てを行っていたので私は、特に何かをやった訳ではありません。
事前準備
主人は、今年の初めくらいからセレモニー会場を予約して打合せをして、会食の場所を決めていました。5月に案内を作成し郵送しました。
送迎バスの予約、住職に法要の依頼。出席者の人数の確認等。当日の手土産用や茶菓子の注文。
私はこの時点では、案内状の文章のチェックしかしていません。この辺りは、通常の法事でも行うことです。
法事の準備ととも偲ぶ会の準備もします。偲ぶ会では、主人の発案で義母が歌が好きだったので「献花」ならぬ「献歌」ということで声楽家らによる「歌」を捧げることにしました。
声楽家、ピアニストを招きピアノの演奏で歌を2曲歌ってもらいます。参加者と一緒に歌を歌うように音大生のにコーラスを頼みます。
主人の知り合いの声楽家とピアニストを頼み、音大に学生アルバイトの依頼をしました。偲ぶ会の歌の録音もプロの方を頼みました。
偲ぶ会で歌う歌詞カードも作り、これらの準備も全て主人がやりました。
当日
亡くなってから満6年目の7回忌は、親族のみで行います。親族は、喪服の方が多かったけどもう少しラフな服装の方もいました。
7回忌は「平服」でもいいので、喪服ではなく地味目な服装でも構わないということです。ただ喪主の妻として着ていくものは、喪服が無難です。
喪服は着物でなくてはならないという家柄ではないので、私は動きやすい洋服にしました。夏用の長袖の黒のワンピースに真珠のネックレス、合わせて真珠のピアスをして行きました。
ワンピースは、丸首で鎖骨が見えないものです。
(写真)服装は、こんな感じ。靴もストッキングも黒です。室内では冷房が効き過ぎて寒かったので、黒のカーディガンを羽織っていました。数珠も持って行きます。
黒ではない地味な色のセカンドバッグと大きめの黒のバックを持って行きました。大きめの手提げやバックは、頂いた香典や余ったお菓子や資料などを入れるのに都合がよかったです。
お供え物の果物や祭壇に飾る写真、法名軸、お布施、会食の食事代、声楽家、ピアニスト、学生への謝礼は主人が持って行きます。線香、ロウソクは会場で用意してくれます。
ここまで私は何もやっていませんが、やはり当日は何もやらない訳にはいきません。
私達家族は主催者側になるので、来客より早めに到着しなくてはなりません。喪主の主人は、法要が始まる2時間半前に私と子どもは1時間半前に行きました。
霊園のセレモニーホールを借りて行ったので、スタッフの方が祭壇の飾りつけや会場の設営をしてくれていました。お茶も入れてくれます。
なので、やることはまず来客への挨拶と席への案内です。そして、香典を受け取ります。
法要が始まるまで、お茶菓子や歌詞カードを配ります。
義理の妹の子ども達も率先して手伝います。子ども達は、二人とも男の子ですが気が利きまめに動いてくれました。我が子もこういうところは、よく見ておいて欲しいです。
法要は、住職が読経をしてから、参加者全員が焼香をします。焼香台に向かうときや終了した後に喪主や遺族に一礼をされるのでその都度、返事として私達は一例をします。
法要の後の偲ぶ会の進行は、主人がやりました。
プロの方の歌や伴奏(仏教賛歌、賛美歌)を聴いて学生先導で『四季の歌』を皆で歌いました。法要、偲ぶ会が滞りなく終わると住職や音楽家の方々に手土産を配りお見送りしました。
最後にお墓に行き皆で焼香をして、拝みました。セレモニーホールの支払いを済ませ(主人)食事会場へ向かうマイクロバスに乗り込みます。
会食
法要と偲ぶ会が無事に終わり、マイクロバスで会食会場に向かいます。会食会場まで少し遠く土曜日で時間が掛かるかと思ったのですが予定通り到着しました。
時間が掛かればトイレに行きたい人も出るし、会食時間が少なくなってしまうのでホッとしました。この会席料理屋は3回忌に使い美味しかったので、今回も使いました。
会食での司会進行は、主人です。主人は、親せきの法要に2年に1回くらい割合で出席しているので法事馴れしています。
司会進行なども自分で、淡々と進めていっていきました。緊張したかと聞くとそうでもないということでした。
会食での献杯と故人を偲ぶ挨拶をしてもらうように予め主人の叔父に頼みました。前回も頼んでいて挨拶も上手で、気軽に引き受けてくれます。
当日は、故人の思い出話ということで、予め指名していないにもかかわらず急遽、数名の方がして下さいました。
何人もの方が率先してお話してくれたのは義父母がそれだけ、皆に慕われてしたからだと思い会場も盛り上がりました。
葬儀のときは、お互いに顔が知らない親せきが多かったので、お酌をして挨拶をしてまわりました。
今回は、近しい親族のみの参加でほとんど顔を知っていたので席の近くの方にお酌をしただけでした。
ほぼ、自分の席にどっかりと座っていたので本来は、皆の席に行くべきだったのかもしれません。(葬儀、1回忌、3回忌と)回を重ねてもお酌してまわるのは、私にとって敷居が高いです。
食事は、前回ほどの感動はありませんでしたが美味しかったです。他の方にも満足して頂いたようです。
会食が終わり、献花に使ったお花をバラして子どもと簡単な花束にして欲しい方に配り喜ばれました。
帰り際一人一人に手土産を渡して、お見送りをしました。主人が、支払いを済ませて、家路に着きます。
法要後
法要が終わり、頂いた香典を確認し、支払いの済んでいないものの支払いをします。出席出来なった方からも香典を頂いているので、お返しの注文をします。
偲ぶ会で、録音した歌はCDにして参加者全員に配るということです。
しぼり菜リズム
家で行う法事ないので、法要の会場や会食の会場では、そこのスタッフの方が準備などやってくれたので「嫁」として動くことが少なくて楽でした。
義母も亡くなり、主人の家のやり方など特に教わることはないので主人に聞きながら動くしかありません。主人も今まで、出席した親戚の法要や義理の妹の話などを参考にしていたようです。
義父母の法要なので単にお客さんではなく、嫁として主催者側の立場になります。主人のサポートも含め嫁として失礼のない立ち居振る舞いが出来ていたかわかりません。
まあ、座ることなくよく動き、誰とでも会話をする「デキた嫁」ではなかったと思いますが。
今回は7回忌ということで、遠方の親戚の方は呼ばずよく見知った方ばかりだったので終始和やかで、前回(3回忌)よりはリラックス出来ました。