お濃茶のお菓子
以前、京都の「お濃茶」のプリンが美味しいなあと思っていたら、同じ京都のお濃茶で作ったお菓子『茶の菓 お濃茶ラングドシャ』をお土産に頂きました。
抹茶を使ったお菓子が苦手なものが多いですが、「お濃茶」のお菓子なら美味しいなあと思いました。
実は、お濃茶のお菓子を食べてから抹茶には2種類あることを知りました。一番摘みの茶葉を石臼でひいて作る抹茶には「濃茶(こいちゃ)」と「薄茶(うすちゃ)」があります。
高校のときに茶道部に入って「お薄(おうす)」でお茶を頂いていました。それに対して、「お濃(おこい)」というのがあったのですね。
また、点てて飲むのが「薄茶」で、練って飲むのが「濃茶」がです。
一般に「薄茶」に比べ「濃茶」は、苦みや渋みの少ない上質な茶葉から作られ、練ることによってお抹茶本来の甘みを味わうことが出来るそうです。
お濃茶は飲んだことありませんが、お菓子にするとお茶の味がしっかりとして、濃厚だけど苦みが残らず上品な味になります。
このお濃茶を使ったのが『茶の菓 お濃茶ラングドシャ』です。京都北山の洋菓子店「マールブランシュ」の京都地区限定商品です。
京都のお土産で頂いたのは、茶の菓 5枚入のプチギフト 「おため」です。「おため」とは、結婚や出産など慶事の際の「お返し」を表す言葉だそうです。
京都では、ちょっとした心遣いとして「おため」を準備し、気持ちを届ける風習があるそうです。
このサイズなら相手の負担にならず、気軽な手土産ととして重宝しそうです。
店舗限定というのがあり以前、頂いたこの箱は「嵐山店」のものです。箱が可愛くて取ってありました。
こだわりの茶葉を使用
『茶の菓 お濃茶ラングドシャ』は、お濃茶を使っていますが、お濃茶は、甘みが強く渋みが少ないお茶を使います。
抹茶の量では、お薄の3倍の濃さなので、お薄に使えるような渋みのある抹茶は、お濃茶には適しません。
お濃茶は、苦味や渋味が少ない上品な香りとまろやかさを持ったよい品質のものを選ぶ必要があります。
そのため「茶の菓」は宇治、白川の厳選茶葉をはじめとする宇治茶を使用し、「茶の菓」のための独自調合をしています。
生産農家の土作りにこだわった茶畑では、新芽の季節には覆いをして「遮光」します。日光を遮ることで、伸び盛りの茶葉の生命力が高まり、旨味とコクが内へ内へと凝縮されるということです。
茶畑で摘むのは、年1度、一番茶だけです。
そのお茶の葉を「合組」の技術で茶鑑定士が茶葉を見極め、最適のバランスでブレンドします。
究極のお濃茶をラングドシャに
「茶の菓」専用のこだわりの茶葉を使い、パティシエが「ラングドシャ」に焼き上げたのが『茶の菓 お濃茶ラングドシャ』です。
ちなみにラングドシャとは、細長い独特の形をしたクッキーまたはビスケットです。フランス語で「猫の舌」の意味で、猫の舌の形をしていることからそう呼ばれるそうです。
食べてみるとラングドシャの生地は、軽くサクサクっとした歯触りで口で解けます。
ホワイトチョコが挟んであり、濃厚なお濃茶とのバランスがとてもいいです。
ホワイトチョコの甘味も嫌味にならず、お濃茶本来の苦みや甘味を保っています。ラングドシャの「青丹色(あおにいろ)」とミルクの白が美しく、見た目も芸術的です。
原料を厳選し、生産者、お茶鑑定士、火入れ職人、パティシエなど各専門分野が技術を駆使した『茶の菓 お濃茶ラングドシャ』は、抹茶菓子の「最高峰」ではないでしょうか。
どこで、購入するの?
『茶の菓 お濃茶ラングドシャ』をは、直接、店舗で購入するほか、オンラインショップや電話、FAXでも注文出来ます。
【マールブランシュ北山本店】
- 京都府京都市北区北山通植物園北山門前
- TEL:075-722-3399 FAX:075-702-9440 北山本店ご予約専用フリーダイヤル:0120-668-399
- 営業時間:ショップ 9:00 – 20:00
- サイト:「マールブランシュ」
直営店のほか、JR京都駅の伊勢丹や、四条の高島屋や大丸などの百貨店でも購入することが出来るので京都のお土産に最適だと思います。
サイトに催事情報があるので、チェックしてみて下さい。お近くの百貨店にも出店するかもしれません。