主人は、現在、定年後同じ組織で週4日勤務の再任用の職についています。再任用の期限もあと半年し終了するので、来年の4月から完全にリタイアです。
結婚したときは、フルタイム勤務で、夜10時頃の帰宅が多く、平日の日中に家にいることはありませんでした。現在は、定時で帰宅出来るので、午後7後には家に帰って来ます。
土日以外に平日に休みが1日ありますが、私が仕事の日なので、私が帰宅する夕方まで主人と顔を合わせることがありません。
平日、まる1日一緒にいることが今までありませんでした。しかし、主人が仕事の任期を終える4月以降は、一緒にいる時間が長くなります。
「主人 在宅 ストレス候症群」
独身の頃、年配の主婦の人がよく「主人が退職したらどうしよう。離婚したいくらいだわ。」などと言っていました。その方のご主人は、典型的な「濡れ落ち葉」や「わしも族」。
退職後に今まで気楽に過ごしていた平日が、苦痛になるばかりではなく、会話の端々に垣間見える、ご主人の存在そのものが嫌なようでした。
「1日、主人と一緒だと息が詰まる」とご主人が退職したら仕事を増やそうかと言っている同年代の知人もいます。
定年退職した夫がずっと家にいるようになってから妻が、体調が悪化する 「主人在宅 ストレス候症群」というのがあります。
「主人在宅 ストレス候症群」で、妻が「うつ病」になったり、定年後に離婚する熟年夫婦も多いそうです。
このように、夫の定年を契機による生活の変化が、夫婦関係の危機が生じる「危機的移行」となることがあります。
私の場合は主人が現役時代は、残業が多く朝と夜遅い時間しか会えなかったので、当時はもっと一緒にいる時間が欲しかったです。しかし毎日家にいて、終日、顔を合わせているとどうなのでしょうか。
24時間主人と同じ空間にいても苦になりませんが、それは私の家事の負担が今までと変わらない場合です。今でも、主人が休みの日に、ストレスが溜まることがあります。
例えば主人は、仕事のある日は、起きてすぐに畳みますが、休みの日は布団を畳みません。(私は、ベットですが主人は、本人の希望で布団を敷いて寝ています)
休日は、好きなときに布団の上で横になって休みたいらしく私が、「畳んで」と言わない限り畳みません。(そんなものは妻が、畳むものでしょうと叱られそうですが)
掃除機を掛ける、洗濯を干す、ピラティスをやる、通るたびに「(布団を)畳んで」と主人に言わなくはなりません。また、主人はあちこちの部屋の電気を消し忘れるので、電気のスイッチを消して歩かなくてはなりません。
この二つは、言えば角が立つので結構ストレスになります。それと食事の準備です。昼食は、適当な時間に食べ、冷凍ものや残り物で簡単にすませますが、主人がいれば、何か作らなくてはなりません。
1日3食作って、食べて、片付けまで含めると1日食事に関することに追われます。一人だけの平日は、気ままに過ごせたのに主人が家にいることで、家事の負担が増えてしまいます。
そういったことを考えると「主人が、退職したらどうしようと」言っていた主婦の人も気持ちも分からなくはないのです。
「主人在宅 ストレス候症群」にならないようにするためには
このようにご主人の退職により夫婦関係の危機が生じてしまう「危機的移行期」をうまく乗り切るためにどうしたらいいのか。
「主人在宅 ストレス候症群」にならないためにどうしたらいいのか。
我が家の場合を私が、一方的な見解で考えてみました。あくまで、妻目線です。
適度な距離を取る
夫婦には適度な距離が必要で、お互いにそれぞれひとりの時間を持つといいと思います。その辺は、私達夫婦は大丈夫だと思います。
主人は、余生を費やしたい趣味があり退職後は、その趣味に没頭したいと言っています。私もブログなどやりたいことがあるので、同じ空間にいてもそれぞれのことをやるのだと思います。
過干渉にならないようにする
お互いに過干渉にならないことです。お互いの姿が視野に入ると過干渉になりがちになりますが(どちらかというと私の方が)、私達夫婦は、いい意味で空気のような存在なので目に余る行動がなければこれも大丈夫だと思います。
あまり、関心を持たれないのも辛いで、さじ加減が難しいですが…。
規則正しい生活のリズムを作る
「毎日が、日曜日」と、ダラダラ過ごしていまいがちになります。そうならないように朝、今までと変わらない時間に起きます。遅くても、子どもが起きる時間、ゴミ出しに間に合う8時までに起きるようにします。
朝、起きたときに万年布団にしないよう布団を畳みます。週に1,2日くらいはゴロゴロ出来るように、敷きっぱなしにする日を作るというのも視野に入れています。
朝食の時間が遅くなれば、昼食、夕食が後ろにづれてきます。そこから生活のリズムが乱れてしまうので、朝食を同じ時間に食べます。
食事は、なるべく二人で取るようにします。夫婦で、会話をしながら食事をするのが私にとって楽しみなので、他の時間は別々に過ごしても、この時間は夫婦のコミュニケーションの場にしたいのです。
食事、就寝、起床時間を中心に規則正しい生活をすることで、生活のサイクルが安定し、私の生活のペースも崩れないのでストレスも溜まらないかと思います。
家事を分担する。
私達夫婦は、主人の家事参加がポイントとなると思います。
ずっと二人でいても私は、ストレスになりませんが二人の時間が増えて、家事の負担が増えればストレスが溜まってしまいます。なので、主人には家事に積極的に参加して欲しいと思います。
幸い、現在主人は、週に1度の夕食作り(後片付け)、庭の手入れ(家の裏の除草、垣根の剪定、庭木の水遣り)、ゴミ出し、浴槽の掃除(週1回)、新聞取り、回覧板回し、買い物(週1回)、除湿機の水捨てなどやっています。
退職する前の現在が、助走期間だと思います。これに退職したらプラス、子どもの学校行事の参加、外回り全般などの仕事をやってくれれば私は、助かります。
主人は、水曜日の夕食作りの担当でカレーやおでんなどを自分で買い物をして作っています。
この食事作りをすることで、何かあったときも食事作りを安心して任せることが出来ます。私が、出掛けるときも食事作りを気軽に頼むことも出来ます。
退職前から、主人のように少しでも家事に参加し助走期間があると、退職してもスムースに家事に参加することが可能となります。家事をしたことがない人が、退職していきなりやるのはやはり、ハードルが高い思います。
二人で、外食をする
家から場所を移して、夫婦で外で食事をするのも新鮮でいいと思います。外食をすれば、食事の準備や片づけから解放されます。
年金生活になれば、あまりはお金は掛けられないので、安いランチのある店を探します。家の近くにサイゼリアもあるし、ナチュラルローソンにイートインのコーナーもあります。
平日だったら、安くて美味しいランチがたくさんあるので、平日に出掛けられるリタイア夫婦の特権を利用しない手はないです。
主人の考えも聞いて見なくては
主人が退職して、夫婦の時間が長くなり夫婦の関係性が悪くならないようにするためには私の場合、今までの自分のペースを崩さないようにすることと主人が、家事に積極的に参加をすることがキーポイントとなります。
でも、これらに書いたことは、私の一方的な見解で主人は違う考えかもしれません。
「夫源病」というのがあるように、主人の方が妻に対してストレスを溜めてしまう「妻源病」というのもあるので、やはり、主人の意見も聞いてみなくてなりませんね。
でも、私にとって一番理想なのは、これなのですが。
あゝ定年 これから妻が 我が上司
サラリーマン川柳2015