(写真)今晩は、具だくさんの野菜スープ
毎週水曜日の夕食は、主人が作ります。子どもが、中学2年のときから主人が作っています。当時子どもが塾に通っていて、水曜日の塾に行く日は、私が仕事から帰ってから夕食を作ると間に合いません。
そこで、水曜日が休みの主人に作ってもらうようにしたのです。
今、子どもは塾に行っていませんが、水曜日の夕食作りは継続して主人がやっています。インスタントラーメンくらいしか作ったことがなく料理をあまりやったことがないと言っていましたが、料理の感がいいのか、以外に上手に料理します。
手の掛かる料理はしませんが主人の作る料理は、ほとんど本人が食べたい物です。よほど食べたかったのでしょう。最初の頃は、「すき焼き」や「巻寿司」、「ハヤシライス」など私が作らないものをよく作っていました。
「牛肉」も私が使わないので、主人は牛肉をよく買ってきてカレーなどに入れていました。
主人はおでんが好きなのでおでんの素も1年分購入し冬は、毎週のようにおでんを作っていました。なるべく「作ったものに対して文句を言わないようにする」暗黙のルールがありますが、子どもは「おでんが飽きた、一生食べたくない。
せめて夏だけは作らないで」と懇願していました。主人が作る「カレー」は肉もたくさん入り、1時間くらい煮るので美味しく子どもも毎週食べたいと言います。カレールーも研究して、色々なメーカーの種類をブレンドし作っています。
主人が夕食を作るメリット
精神的に楽
水曜日の夕食は買い物から料理、片づけまで一通りやってくれます。普段は仕事が終わるとまず夕食のことを考えて、今晩は何を作ろうか、足りない材料は買い物しなくては…。
などと頭の中が夕食モード一色になりますがこの日ばかりは、それを考えずにすみ食事のことから解放されます。
時間を有効活用出来る。
いつもは遅くならないように職場から一目散に帰宅するのですが、水曜日は帰りに病院に行ったり、実家に行ったり他の用足しをすることが出来ます。家に帰っても家の庭の除草などの家事が出来きます。
上げ膳、据え膳の幸せ
主人の食べたい物、好きな物がわかる。
自分の好きなものを作るので、主人の好きな物がわかります。それぞれ自分好みに調理しますが、実はこういう味が好きだったのかと相手の好みが改めてわかることもあります。
主人が料理することで、調味料や料理器具などの場所がわかる。
もし私が、病気や事故で入院したり、高齢の両親のいる実家の緊急事態などで家を留守にして食事が作れなくなったりしたときに、普段から料理をしていれば調味料や調理器具など何が何処にあるのか、台所事情がわかるので安心です。
私の代わりに家事をやってくれる人がいる。いつ家を空けても大丈夫という精神的な拠り所、安心感があるだけでも心にゆとりが出来ます。
珍しいものが食べられる。
吉祥寺の「サトウ」メンチカツや「王将」の餃子、「宝華」の油そば、味噌ラーメンの「すみれ」などなどが食卓に並ぶことがあり、今晩は何が出てくるのか楽しみで、食事中に話が弾みます。
相手を思いやれるようになる。
自分がやることで、作る人の大変さや気持ちががわかる(と思う)。家族の好みなどを考えながら作るので、一時的でも家族を思う気持ちも生まれる(と思う)。
違う料理の感性が、参考になる。
主人の作る料理は材料の使い方、切り方、味付け、盛り方など私とは違うことがあり参考になることがあります。
脳の活性化になる。
休みの日の主人は、ポーっとしていることが多く、脳は空白状態。料理を作ることで買い物に行ったり、体も思考も活動的になります。料理は、考えながら作るので、頭の体操にもなります。1日ダラダラせず、生活にメリハリが出来ます。
デメリット
食費が、高くなる。
すき焼きや、牛肉料理、手巻き寿司を最初の頃作っていましたが、高い牛肉や刺身を家計費のことを考えずに買うので、私の料理の材料費の2倍くらい掛かっていました。最近は、豚肉を使ったり、少し安い惣菜を買うようにしているようです。
高カロリー
主人が好きなので、揚げ物やウインナーやベーコン、練りものなどの加工品もよく買ってくるので、高カロリーになったり添加物の多いものが多くなります。
でも、ともに懐にとっても体にとっても大盤振る舞いの感はありますが、子どもも喜ぶし、週1度なのでいいのかと思います。文句は言わないことが、うまく家事を分担する秘訣なので心の中で留めています。
毎週のように作ってくれると、それが当たり前のようになり感謝の気持ちがなくなってしまいます。当たり前にならないように感謝の気持ちは忘れないよう、「頂きます」や「美味しい」と言うようにしています。
週に1度、主人に胃袋を委ねて
1週間7日、1日3食。朝食、昼食、弁当、夕食。全てを作っている訳ではないけれど、1週間だけでも21食の食事を作らなくてはなりません。そのうち1食でも作ってくれるなら本当に有難いのです。
こうやって食事の回数を数えてみると1年で、1000食以上の食事を作っていることになり、それだけ家族の胃袋を預かっているのだと改めて実感しました。
でもこうして主人も食事作りに参加してくれることにより、家族も「変化球」を楽しめて、飽きもこない。何よりも私の息抜きにもなります。