恐竜、三葉虫、アンモナイトだけではない多様な世界が広がっている「大絶滅展」

アンモナイト
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大絶滅展

特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」(東京国立科学博物館)に行きました。

冬休み前の平日10時に行き、ロッカーも空があり行列もなく入館しましたが、展示の前にはそこそこ人がいて、説明を読みながら一つ一つじっくりと見る感じではなかったかな

会場真ん中に設置された大きな地球儀のスクリーンから放射状にビッグファイブの5つのエリアに分かた見せ方はいいのだが、それぞれの空間が狭く動線や間取りが悪いのか人がごちゃごちゃして見にくい感じは拭えなかったです。

ただ、今回は予備知識なしで行ったのだが、絶滅について時系列でまとめてあったので分かりやすく化石の種類が多いのと骨格標本も沢山ありが様々な生命が存在していたことが分かりました。

でも、私でも分かりにくい部分があり恐竜好きでも古生物に興味のない子どもには難しい内容かと思いました。

気になった展示を何点か

気になった展示の感想ですが、前半は、人が多くさっとしか見ていないので中盤以降の展示が多いです。

まず、全米有数の自然史博物館であるデンバー自然科学博物館から来日していたレドンダサウルス全身骨格が、目を惹きました。

レドンダサウルス

レドンダサウルス全身骨格 レプリカ

これ、恐竜かと思ったが違いました。

見た目はワニそっくりさんで、この全長約6メートルの「恐竜ではない」生物(爬虫類の中の植竜類)は、三畳紀後期の恐竜を出し抜いて生態系の主役だったが、仲間達も含めた大型爬虫類が大量絶滅したことでそれまで影に隠れていた「本物の恐竜」が次の時代(ジュラ紀・白亜紀)の主役になっっていったそうです。

同じデンバー自然科学博物館のワニの仲間が大量絶滅を生き延びた理由と哺乳類の進化の過程が分かる展示が興味深かったです。

ワナガノスクス

ワナガノスクス

ワニの仲間ワナガノスクスの一種

ワナガノスクスが、白亜紀末に恐竜が絶滅しても生き残ったのは、淡水域が拠点だったので隕石直後の熱波や火災から身を守る水底に身を潜め代謝を下げて耐えることが出来た、恐竜のように大量の草や獲物がなくなり飢え死にしたのに対し土の中の根っこ、死骸や昆虫の僅かな「残り物」を食べて生き延びることが出来た、大型恐竜よりも体のサイズが小さいので必要な食料やエネルギーが少なくて済んだからです。

要するに恐竜と違い小さくて省エネ設計で、好き嫌いをしないで環境激変に強かったのが勝利の要因で大きくて強いだけでは、食物連鎖の頂点に君臨していても生き残ることは出来ないのだなあと自然の摂理は奥深いです。

エクトコヌス

エクトコヌス

恐竜なき後の人類の祖先となった哺乳類の進化に関する展示↑も面白い

恐竜時代の哺乳類はネズミほどの大きさで夜陰に紛れて暮らしていましたが、この哺乳類のエクトコヌスは絶滅後の無人の地で、ヒツジ程度の大きさにまで急速に大型化しました。

このように恐竜という天敵がいなくなった空席を埋めるように哺乳類が急成長し爆発的に進化台頭していく時代へと移る様子がドラマチックです。

ウマの進化

ウマの進化の過程

哺乳類の進化では、今年はウマ年ということで、ウマの進化の過程が展示

左から順にウマの進化の過程を見れ、最古のウマから温暖化の影響で体が小型化し指の数が変化

草原の拡大に合わせて進化し徐々に馬らしさが増してきます。

ステラーダイカイギュウ

ステラーダイカイギュウ

多摩川の約130万年前の地層で発見された海生哺乳類のステラーダイカイギュウの実物化石(全長約6m世界最古の全身化石)は、世界初公開で、4カ月をかけて全身骨格を発掘したそうです。

バックのイラストを見るとジュゴンのようなアザラシのような…

(とても優しい目をしてますね)

ステラーダイカイギュウ

大型海生哺乳類ステラーカイギュウの骨格の一部

ステラーカイギュウは、最近まで棲息していたが人間の乱獲により絶滅絶滅したそうで残念!

(罪作りな人間)

(ぬいぐるみ売ってました)

モロッコの砂漠の発掘調査

モロッコの砂漠の発掘調査

↑日本の研究チームが、モロッコの砂漠の発掘調査で採集した標本を日本へ輸送するために梱包した荷物を再現したもの

オルドビス紀から白亜紀までの地層が連続して存在するモロッコの砂漠は、化石の宝庫で道端にアンモナイの化石が転がっているそうで、いや~モロッコでの発掘調査ロマンがあっていいなあ!

第6絶滅期?

三葉虫

展示を見終えて「絶滅」と聞いて真っ先に思い出すのは、「隕石衝突による恐竜の絶滅」だけどそれは地球の40億年の歴史のほんの些細な出来事で、これまで多くの絶滅や再生があってその都度、新たな生物が進化するきっかけになり今に繋がっていることが分かります。

オルドビス紀末の絶滅も凄いけどそれを上回るペルム紀末の海洋、陸上生物(種の~97%絶滅)の絶滅は劇的なイベントで、ここで三葉虫が完全に絶滅してしまったことも知り三葉虫の絶滅は、一つの時代の終わりとともに次の生態系への始まりと考えれば絶滅も決して後ろ向きなことではないと思いました。

今回は、ビッグファイブに焦点を当てているが、絶滅の原因も地球外からやってきた小惑星の衝突、火山などの地球内部の活動、生命活動そのものなどだが、今の環境問題、気象変化、地殻変動などで第6絶滅期に入っているといから恐ろしい…

(いづれは、人間も絶滅危惧種や化石になってしまうのか)

過去5回の大量絶滅を全て乗り越え今も生き続ける「生きた化石」・カブトガニ(現在では絶滅危惧種に指定)の生き残りの秘訣は、強さよりも「変化する環境にいかに柔軟に適応し、最悪の時期をやり過ごせるか」的なことで、何事にも柔軟性は大切なのだと教訓になります。

恐竜、三葉虫、アンモナイトだけではない多様な世界が広がっている大絶滅展、興味のある方は是非足を運んでみて下さい。

しぼり菜リズム(まとめ)

特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」

特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」(東京国立科学博物館)に行きました。

会場真ん中に設置された大きな地球儀のスクリーンから放射状にビッグファイブの5つのエリアに分かれた会場は、人がごちゃごちゃして見にくい感じだったが、絶滅について時系列でまとめ分かりやすく化石の種類が多いのと骨格標本も沢山ありが様々な生命が存在していたことが分かりました。

展示を見終えて「絶滅」と聞いて真っ先に思い出すのは、「隕石衝突による恐竜の絶滅」だけどそれは地球の40億年の歴史のほんの些細な出来事で、これまで多くの絶滅や再生があってその都度、新たな生物が進化するきっかけになり今に繋がっていることが分かります。

■特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」

  • 会場:東京国立科学博物館
  • 会期: 2025年11月1日(土)~2026年2月23日(月)
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ABOUTこの記事をかいた人

2017年現在57才 50代になって体に色々な変化が起きました。 アレルギー、腰痛、変形性膝関節症、脂漏性皮膚炎、手湿疹、眼精疲労、胃腸の不快感、開帳足等々一気に吹き出しました。 このほかに病気以前、未病のものもあるので 自分の体を見つめ直した生活を考えています。 健康、医療、病気、楽しいことも含めた日常生活を綴っていきたいと思います。 認定医療コーディネーター、ホームヘルパー びわの葉療法インストラクターの資格保有