の続きです。
高円寺氷川神社

気象神社は、氷川神社の境内にありますがこちらは、メインの高円寺氷川神社で、氷川神社についても調べました。

高円寺氷川神社の創建は、江戸時代中期(寛文年間1661年頃と伝えられる)で、御祭神は、素盞嗚尊(すさのおのみこと)
元は曹洞宗高円寺の別当寺として管理されていたが、明治維新の神仏分離令後に村社に列格し戦後は宗教法人として現在に至ります。
現在の本殿は、焼失を経て1971年(昭和46年)に再建、総鋼鉄造の神明造と神社のサイトにあります。
元々は、村の鎮守様として信仰されていた神社で、明治時代以降も地元住民によって大切に守らているようです。

ご利益 は、厄除け、災難除け、家内安全、健康長寿、縁結び、五穀豊穣などです。
例大祭は、8月下旬で、高円寺阿波おどりと同時期に実施し阿波おどりの会場提供をしています。

高円寺の駅からすぐ近くだけど境内は、とても静かです。

でも、気象神社があるので、私が行ったときは、地元民より観光客が多く賑わっていました。

地域のお花屋さんが定期的に飾り付けをする季節を彩る花手水が素敵です。
(マリーゴールド?)
利用される花は、春は桜、スイートピー、梅雨時はアジサイ、夏はマリーゴールドなど訪問時期に合わせて更新され地元のフローリストや有志によって手入れがされているようです。
参拝前に鳥居前で一礼して、手水舎で清めてから本殿へ進むのが正式な作法で、次からこの順番で参拝したいと思います。

気象神社社殿から進むと赤い幟と鳥居が並ぶ小道沿いに3社の稲荷社が鎮座しています

祀られているのは宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、五穀豊穣・商売繁盛・家内安全・金運などのご利益が期待される神様です。
稲荷社は1940年頃に創建、戦後に高円寺氷川神社の末社として遷座され2025年1月に老朽化のため新たに再建、2月1日に「稲荷社新設祭」が斎行されたばかりです。
(龍が巻かれた鳥居や力石があったようだけど見逃しました)

「ミケさん?」
気象神社鳥居の近く、手水舎と絵馬掛けの間にひっそりと佇んでいるが猫の石像で、石板にミケさんと彫られています。
石像の近くにある立て看板に「高円寺の気象神社に約20年住み込んだ三毛猫『ミケさん』が、境内を見守り多くの参拝者に癒しをご提供くださいました」といった神職からミケさんにへの感謝の言葉(手紙)が綴られていました。
手紙のミケさんの最期の様子の記述では、「2017年12月3日、拝殿前でまるで合掌するかのような姿で静かに旅立たれました」というエピソードが記載されていて、ミケさんへの感謝と想いを込めて2023年にこの場所に石像を建立し、ミケさんの命日の12月3日が「気象記念日」として制定されましたありました。
そして、野良ながらも清潔な毛並み・端正な顔立ちで、神職の方が可愛がりつつも一度も触れさせず、ほかの猫とも交わることなく声を聞いた者もおらず、初めて近づいたのが亡くなったときで、そんな孤高の猫でも訪れる参拝者が晴天祈願などを行うと必ずといっていい程ミケさんが近くにうずくまっていたそうです。
そんなことから三毛猫の「ミケさん」は、「見守り猫」「晴れ猫」として縁起がよい存在と感じられていたようです。
(私もそんな神秘的なミケさんに生前にお会いしたかったです)
(参考文献 高円寺氷川神社HP「新規授与品の開始」記事)

気象神社の奥には昔、学校によくあった温度や湿度を測定する測百葉箱もありました。
5月に訪ねたので、境内に鯉のぼりが泳いでいました。
しぼリズム菜リズム(まとめ)

高円寺の気象神社に行きました。
気象神社は、「高円寺氷川神社」の境内にあり日本で唯一の気象にまつわる神社で、映画『天気の子』の聖地巡礼の場所にもなっています。
気象神社は、大日本帝国陸軍の陸軍気象部の構内に造営され、戦後、現在の氷川神社に遷座、主祭神は、「晴・曇・雨・雪・雷・風・霜・霧」という八つの気象条件を司る「八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)」です。
境内には、てるてる坊主のお守りや下駄の形の絵馬があったり、百葉箱や気象観測機器が設置されていたり当日の気象情報が電光掲示板で表示されているのは、気象神社ならではです。
気象神社のほかに高円寺氷川神社、3社の稲荷社、ミケさんの石像、花手水など見どころがあります。
■気象神社
-
- 東京都杉並区高円寺南4-44-19
- 参拝時間 早朝〜17:00 社務所受付 平日・土日祝日:9時〜16時