豪華なアーティスト達の「浮世絵現代」展に行きました

浮世絵現代

「浮世絵現代」(東京国立博物館)へ行きました。

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特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」では、歌麿や写楽の浮世絵を堪能したが、今回は、現代のアーティストによる浮世絵の展示になります。

icon-arrow-right 歌麿、写楽を生み出した蔦重ってどんな人?「蔦屋重三郎展」で、見たこと知ったこと

現代浮世絵展

江戸時代に独自の進化を遂げた浮世絵を生み出し高度な木版画の技術は、途切れることなく現代まで職人達に受け継がれています。

「浮世」という言葉には「当世風の」という意味があり、浮世絵の版画はその時代と社会を映し出すメディアです。

今回展示された作品は、伝統木版画の表現に魅了された今をときめくアーティスト、デザイナー、クリエーターが現代の絵師となり江戸の技を引き継いで刷られた当世風の版画が集結しました。

浮世絵は、絵師だけでは完成しないもので、絵師のほかに彫師、摺師がいて初めて作品になるもので、今回は、アダチ版画研究所の彫師・摺師達と協働して制作したものになります。

当世風浮世絵

最初の部屋が漫画家の方の作品

「ぐわし大首絵」楳図かずお

「ぐわし大首絵」楳図かずお

「ぐわし」ポーズの大首絵だ!

絵具に雲母の粉を混ぜて摺り画面に光沢を出した雲母摺(きらずり)になります。

楳図かずおの『へび女』『おろち』の恐怖マンガで子どもの頃、怖い夢を見て、ご本人に駅のホームでお会いしてレードマークの紅白のボーダーTシャツが目立っていたことが懐かしいです。

「微生物採集之圖」こうの史代

「微生物採集之圖」こうの史代

葛飾北斎の『冨嶽三十六景 甲州石班沢』のトリビュート的な作品

こうの史代は、『この世界の片隅に』が有名だけど日常生活をテーマとしたした作品が好きです。

「妖怪東海道五十三次 日本橋」水木しげる

「妖怪東海道五十三次 日本橋」水木しげる

歌川広重リスペクト作品で、『ゲゲゲの鬼太郎』の妖怪勢揃い?

会場内には、木版画の製作過程を示す道具類や作業工程、摺りの順序展示していました。

浮世絵の制作には、絵師、彫師、摺師の3人の専門家が分業で携わります。

版画はまず、絵師が下絵(画稿)を墨一色で描き、彫師がこれを版木(主版)に彫り込みます。

「 幕内力士荒駒松太郎」ちばてつや

「 幕内力士荒駒松太郎」ちばてつや

その後、絵師による色指示に基づき、彫師が色版を彫り、摺師がそれぞれの版木に色を重ねて摺り、浮世絵が完成します。

絵師ばかり注目されるが、作業工程を見ると彫師、摺師のプロフェッショナルな技がないと展示作品のような芸術作品になり得ないことが分かります。

絵師、彫師、摺師の協業作業で初めて作品が完成するので、例えばこの「 幕内力士荒駒松太郎」は、ちばてつや、彫師、摺師協業の「チーム ちばてつや」の作品といった感じでしょうか

「 桂三木助 三遊亭金馬 古今亭志ん生」山藤章二

「 桂三木助」「三遊亭金馬」「古今亭志ん生」山藤章二

山藤章二のデフォルメして特徴をよく捉えているのは、現代の東洲斎写楽のようです。

「回廊」黒川紀章

「回廊」黒川紀章

建築家黒川紀章のスケッチと図面や名刺、写真などを組み合わせた作品群の1つで、発想がユニークです。

ここからは、最も旬で当世風の「現代の絵師たち」の版画になります。

ロッカクアヤコ

ロッカクアヤコ

瞳の大きな女の子をモチーフにした色彩豊かな作品、注目作家のひとりです。

こんな軽やかな色彩も版画で表現出来るのですね

田名網敬一

田名網敬一

田名網敬一作品の細密で極彩色な絵は、やはり目を惹き、これだけ沢山の色を使うことは、版を彫る回数が増え手間や技術が必要で大変な作業だと想像します。

icon-arrow-right 極彩色なポップなデザインだけど・田名網敬一の世界

でも、多色刷りは華やかですね

「芝の大塔 新東都名所」山口晃

「芝の大塔 新東都名所」山口晃

様々な版画的技法で、こんなシャープな線が出せるのでしょう

山口晃の緻密な肉筆画もいつか見たいです。

「七色の富士 宇宙や人類の生命のありか」

「七色の富士 宇宙や人類の生命のありか」草間彌生

草間彌生のデザイン的な絵は、版画と相性がいいような

「寒山拾得其ノ一 其ノ二」

「寒山拾得其ノ一 其ノ二」 横尾忠則

こういう輪郭線が曖昧な絵を版画にするのは難しくないのだろうか

2年前に同じ表慶館で「横尾忠則 寒山百得」展でも 寒山百得をトイレットペーパーや掃除機を使ったユニークな表現をしていました。

icon-arrow-right 「横尾忠則 寒山百得」展、&プロ、アマ比較型写真展

塩田千春

「Connected to the Universe- Red Lines」塩田千春

塩田千春は、赤い糸を張り巡らせたインスタレーションが有名でしたね

インスタレーションではない表現も素敵です。

ほかにも安野モヨコやKYNE、宮﨑優の現代の美人画があったが、「蔦屋重三郎展」で見た江戸時代の歌麿の描く美人と比べて時代によって女性の「美」の基準が違うのが面白いです。

知っているアーティストの作品ばかり、紹介しましたが今回、加藤泉、アントニー・ゴームリーN・Sハルシャのお初の作家も気になったので彼らの作品をチェックしてみたいです。

しぼリズム菜リズム(まとめ)

浮世絵現代

「浮世絵現代」(東京国立博物館)へ行きました。

江戸時代に独自の進化を遂げた浮世絵を生み出し高度な木版画の技術は、途切れることなく現代まで職人達に受け継がれています。

今回展示された作品は、伝統木版画の表現に魅了された様々なジャンルのアーティスト、デザイナー、クリエーターが現代の絵師となり江戸の技を引き継いで刷られた当世風の版画が集結しました。

■浮世絵現代

  • 会期:2025年4月22日~6月15日
  • 会場:東京国立博物館
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2017年現在57才 50代になって体に色々な変化が起きました。 アレルギー、腰痛、変形性膝関節症、脂漏性皮膚炎、手湿疹、眼精疲労、胃腸の不快感、開帳足等々一気に吹き出しました。 このほかに病気以前、未病のものもあるので 自分の体を見つめ直した生活を考えています。 健康、医療、病気、楽しいことも含めた日常生活を綴っていきたいと思います。 認定医療コーディネーター、ホームヘルパー びわの葉療法インストラクターの資格保有