の続きです。
妙正寺(杉並区清水3-5-10)の北側に正一位稲荷と瘡守(かさもり)稲荷の二つの稲荷神社があります。
正一位稲荷
北側の入口から妙正寺の境内に入ると本堂の裏側に稲荷神社がありいくつもの赤い鳥居が連なったトンネルを数メートル歩くと正面に「正一位稲荷」があります。
鳥居のトンネルを通るだけでもご利益がありそうな気がしますが、伏見稲荷大社のように稲荷神社は、鳥居が多く何故なおか調べると
「江戸時代以降に願い事が「通った」ことへの感謝のしるしとして鳥居を奉納する習慣が広まったため」とありました。
また、稲荷神社の鳥居が赤色なのは、稲作に必要とされる陽光や温かさを運んでくると考えられているためで、赤色は魔除けの色とも考えられており古くから日本では神社仏閣や宮殿などに用いられているとありました。
(「GoogleのAI による概要」より)
正一位稲荷神社は、五穀豊穣のお稲荷様です。
正一位は神社の最高位を示しその為古くから近在の人々の信仰を集めたと妙正寺のサイトにあります。
「正一位」とは神様の最高位を表すものだが、寺院の北側の隅にあるこんな小さな神社が正一位とうはどういうことか調べたら
「鎌倉時代に後鳥羽天皇が、稲荷神の本社である伏見稲荷大社を訪れた際に分霊先でも正一位を名乗ることを許可したため全国の稲荷神社が正一位を掲げるようになった」
というのがあり、地図で見ると私の住んでいる周辺地域の稲荷神社もほとんどが「正一位」と頭につけて名乗っていました。
このように「正一位」を乱発し過ぎるとありがたみも薄れるも、妙正寺周辺に多い「井口」姓の入った奉納のぼり旗があったので近在の人達の信仰を集めているのでしょう
祠の大きさに合ったコンパクトな賽銭箱がありました。
瘡守(かさもり)稲荷
左手には、瘡守(かさもり)稲荷があります。
瘡守稲荷は、病気平癒のお稲荷さんで、願掛けをするときは土で作った団子を供え病気平癒を祈り、効あって治癒したときには、米の粉で作った本物の団子をお供えしお礼参りをしたといいます。
(泥団子、面白いですね)
夏に行ったときは、サルスベリが咲いていたが
秋に行ったらハギの花が咲いていました。
お寺の中の小さな稲荷神社、妙正寺は知っていてもその存在を知らない人が多い印象です。
江戸時代、稲荷信仰が盛んだった当時、井草稲荷講中の人々によって祀られた祠なのか知りたいですが文献や情報も少ないので詳しいことは分かりません。
しぼり菜リズム(まとめ)
妙正寺の北側に正一位稲荷と瘡守(かさもり)稲荷の二つの稲荷神社があります。
正一位稲荷神社は、五穀豊穣のお稲荷様で妙正寺周辺に多い「井口」姓の入った奉納のぼり旗があったので近在の人達の信仰を集めているのでしょう。
瘡守稲荷は、病気平癒のお稲荷さんで、願掛けをするときは土で作った団子を供え病気平癒を祈り、効あって治癒したときには、米の粉で作った本物の団子をお供えしお礼参りをしたといいます。
■妙正寺(みょうしょうじ)
杉並区清水3₋5₋10