前回からの続きです。
杉並区立太田黒公園
善福寺川の松渓橋から北へ500m、JR荻窪駅から500mの住宅街の中にある「太田黒公園」へ行きました。
園内には小川が流れ、その水が池に流れ込んでいます。
新緑に既に赤く色づいたモミジがあり、これは、ノムラモミジというもので若葉の時点で赤く春から秋までずっと紅葉が楽しめるようです。
池のほとりにはあずまやが建っていて中にベンチがあり池の景色を眺めることが出来ます。
池の筑波石も美しいです。
平日の午前は、人が少なく都内とは思えない静かな空間でした。
園内は、少し起伏もあります。
池には、鯉が沢山、泳いでいます。
杉並区と新潟県小千谷市の「災害時相互援助協定」の10 周年を記念し、小千谷市から錦鯉30 尾が届けられ放流されたものです。
庭の片隅に大田黒氏の仕事場であったレンガ色の記念館があります。
記念館は1933年に建てられたもので、当時としては珍しい西洋風の建築物です。
中には愛用のマホガニーの象嵌細工のスタインウェイ社のピアノや蓄音機などが展示されています。
敷地の南西に築地塀と生垣に囲まれた広場がありアジサイが咲き誇っていました。
この日は、結婚式の前撮りの撮影が行われていて、和装姿がこの公園にマッチしていていました。
小さな公園ですが、明治天皇の休息場所でもあったらしいです。
秋には樹齢100年の27本のイチョウや60本以上のモミジがライトアップされるそうです。
8,972平方メートルの園内は、15分から20分あれば見れますが、1時間くらい掛けてベンチもとこどどころにあるので休憩しながらゆっくりと過ごすのもいいです。
庭園は、ゴミひとつなく綺麗に落ち葉が掃除され除草も行き届きこの日も庭の手入れがの方が数人、入っていました。
自分の家の猫の額の庭でさえ除草や剪定に翻弄されているのにこれだけの庭園の管理は、大変だろうと思います。
休憩室の前に水槽がああり、中を覗くと鯉の稚魚が泳いでいました。
今年の春に大田黒公園にて産卵孵化した鯉の稚魚で、大きく成長したら庭の池で鮮やか雄姿を見せてくれるでしょう
〈参考文献〉
- 杉並区HP
- 太田黒公園パンフレット
- 「すぎなみある区マップ 荻窪南」杉並区等
しぼり菜リズム(まとめ)
区立太田黒公園は、音楽評論家の大田黒元雄氏の屋敷跡地につくられた園内は、荻窪の緩く起伏する台地に自然の地形を生かした回遊式日本庭園になっています。
園内は、樹齢100年以上のイチョウやクロマツ、ケヤキ、モミジなどの木々に覆われ小川が流れ池に水を集めて鯉が泳いでいます。
庭の片隅に大田黒氏の仕事場であった西洋風の記念館があり、中には愛用のマホガニーの象嵌細工のスタインウェイ社のピアノや蓄音機などが展示されています。
庭園は、ゴミひとつなく綺麗に落ち葉が掃除され除草も行き届き都内とは思えないほど静かな空間です。
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- 杉並区荻窪3-33-12
- 開園時間 9時~17時(入園は午後4時30分まで)
- 休業日 水曜日、年末年始