八芳園のの料亭「壺中庵」の最中を頂きました。
八芳園の料亭
八芳園の料亭のお菓子を初めて食べるので、八芳園と壺中庵について調べてみました。
八芳園といえば日本庭園のある結構式場のイメージがあり、実際に港区白金台にる1万2000坪の敷地内に庭園のあるレストランや結婚式場があります。
歴史的には、庭園の名称は「四方八方どこを見ても美しい」に由来し、江戸時代に白金台の自然の丘陵と水地を利用して作られた大久保彦左衛門の屋敷となり、その後薩摩藩、島津家の屋敷を経て、明治時代に渋沢喜作の手に渡り大正時代には、実業家・久原房之助の邸宅になり現在の建物と庭園が整備されました。
銀座や築地で料亭などの経営を手がけていた長谷敏司の協力を得て、海外からの旅行者(賓客)向けに、日本庭園を生かした本格的な料亭を経営し「八芳園」と命名しました。
歴史的な有名人も訪れています。
日本に亡命していた中国革命の父、孫文で不測の事態に備えた仕掛け「孫文の抜け穴」と呼ばれる抜け道や壁には暖炉の裏に通じる隠し戸があり、それを抜けると地下トンネルを通って逃げられるようになっていたそうで…
実際に使わることはなかったと思われますが、孫文には懸賞金が掛けられていたのでこの抜け穴が使われていたら史実に残る場所になったかもしれない、辛亥革命の準備を日本で行った孫文は、ここでどんな話をしたのか興味深いです。
八芳園の高台に佇むのが、一軒家の老舗料亭「壺中庵」です。
命名は、作家の遠藤周作で、壺の中には仙人が住み山海の珍味を楽しむ桃源郷のような別天地があるといった中国の故事「壺中の天」に由来しています。
都内でも格式ある料亭で、つい最近、岸田首相とバイデン米国大統領による夕食会の会場として利用されたということで超がつくほど高級料亭だと思われます。
調べると昼食でも最低20,000円以上で、一生行くことはないであろうお店です。
ただ、食事には行けないけど老舗の味で気軽に楽しむことが出来るのが、「壺中庵オリジナル手土産ブランド」です。
壺中庵の最中
八芳園の老舗料亭「壺中庵」が和菓子を中心にお菓子をプロデュースし販売しているのが手土産ブランド「壺中庵」です。
その一つが、最中でほかにふきよせクッキーやどら焼き、パウンドテリーヌがありどのお菓子も値段が高めで、最中も小ぶりだけどそこそこします。
ブランドロゴは「壺」の字をピクトグラムにしたもので、真ん中の●は満月を意味して月は、月を愛でるために壺中庵に月見台を設えさせていたというほどです。
老舗料亭のブランドだけあって、桐の箱に入っていて食べ終わったら何に使うか思案中です。
この最中の「時の重ね」という名前は、長い間たくさんの人が訪れ多くの時を重ねてきた「壺中庵」に思いを馳せながら種と餡を重ねた味わい深い最中を楽しんで欲しいとこの名がつけられたとあります。
「時の重ね」
大きさ 4㎝×5㎝×2㎝ 45g
原材料 小豆、砂糖、水飴、米、寒天、着色料(黄5、赤2、青2)
価格 486円(税込)
製造は、「宝来屋本店」とあり調べると九段にある老舗の和菓子屋で評判もいいお店です。
沖縄県波照間島の黒糖、小豆の中で最も大粒な大納言の餡だけを厳選し時間をかけてじっくりと炊き上げてたそうです。
ちなみに大納言は、その大きさと皮が破れにくいという特徴から、切腹をしない公卿の役職である「大納言」という名前がつけられた小豆です。
小ぶりな最中だけど中身は、びっしりと餡が詰められています。
大納言小豆は、光沢が美しくルビーのようで一粒一粒が大きいです。
最中は、餡子が主役で皮は餡子を入れるための脇役ですがこの皮は、しっとりしているのだけど香ばしくパリッ感もある繊細な食感で皮だけ食べても美味しいです。
餡は、時間をかけてじっくりと炊き上げた大粒の大納言はどちらかというと水気が少なめで、ホロホロほどけるような食感に仕上げています。
たっぷりと詰められた餡は、一粒一粒しっかりとして艶やかで大納言の外皮自体の味が濃厚で小豆本来の旨みと風味が感じられます。
大納言の小豆自体の味が、しっかりしていて豆好きな私の好みです。
最中は「合わさっている」ことから縁起のいいお菓子なので、お祝いの贈答品、進物に適していると思います。
最中自体は、見た目より重量感があり一個食べて満足するものだけどやはり小ぶりで500円近い値段は、コスパの面で弱いかと
世の中的には、こんなものなのか?
(長い期間デフレ生活にどっぷり漬かり過ぎて、価格に関して10年前から思考停止状態になっている私だからよく分かりません)
自分では買って食べないけど1個から購入可能なので、ちょっとした手土産にも使え幅広く対応出来そうです。
しぼり菜リズム(まとめ)
八芳園のの料亭「壺中庵」の最中のレビューです。
歴史的に著名人のお屋敷だったところをレストラン、結婚式場として営業をしている「八芳園」の老舗料亭「壺中庵」の手土産ブランドの中の最中が、「時の重ね」です。
大きさは、4㎝×5㎝×2㎝と小さめだけど45g餡がびっしり詰められています。
大納言小豆が使われていて、光沢が美しくルビーのようで一粒一粒が大きいです。
の皮は、しっとりしているのだけど香ばしくパリッ感もある繊細な食感で皮だけ食べても美味しく餡は、時間をかけてじっくりと炊き上げた大粒の大納言はどちらかというと水気が少なめで、ホロホロほどけるような食感に仕上げています。
たっぷりと詰められた餡は、一粒一粒しっかりとして艶やかで大納言の外皮自体の味が濃厚で小豆本来の旨みと風味が感じられます。
と美味しいけど値段が、486円と高めだけど1個から購入可能なので、ちょっとした手土産やお祝いの贈答など幅広く対応出来そうです。
■壺中庵(予約販売のみ)
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- 住所:東京都港区白金台1-1-1
- 受付時間:10:00~19:00
- 定休日:火曜・水曜