町中華
創業50年の町中華の「宝華」に行きました。
主人が、若い頃からこのお店のファンで、ときどき家族で食べに行きます。
東小金井の「宝華」に電車に乗ってわざわざ食べに行くのは、「宝そば」が美味しいからです。
「宝華」は、1971年の創業と50年以上の歴史のある町中華のレジェンドです。
JR中央線東小金井駅からすぐの線路沿いのお店で、夕方6時頃到着したときは、1組のお客さんが並んでいました。
外で待っている間に店員さんがメニューをくれて、先にオーダーを取ります。
回転が早いのか、5分も待たないうちに店内に入ることが出来ました。
店内は、入って右がカウンター席12席、左がテーブル席24席で全部で40席ほど
客席から客席くらい広い厨房がよく見え4,5人ほどの調理人がテキパキと作業して活気が伝わります。
宝そば
外で待っている間にメニューを見ているので、スムーズに注文が出来、コックさん達も手際よく調理しているので、調理が早く注した品物が次々と運ばれて来ます。
わざわざ、電車に乗ってこのお店に食べに来るのは「宝そば」があるからです。
テイクアウトもあり、主人がたまに買って来ます。
この「宝そば」は、いわゆる「油そば」のことで、油そばはラーメンの一種でスープがないまたは、少ないのが特徴的です。
サイトで調べると、今は亡き店長が幼少の頃、お母さんがよく作ってくれた醤油と削り出汁と長ネギだけで食べる紐皮うどんの味に端を発し、このシンプルだけど飽きのこないこの味を中華でも使えないだろうかと考え醤油ダレベースの「宝そば」が生まれたそうです。
一斗缶の山ができるほどの試作を繰り返しようやく今の味に到達したそうです。
麺の上には、チャーシュー、メンマ、ネギ、カイワレ、ナルトが乗っています。
丼の底にあるタレと全体をしっかりとかき混ぜて食べます。
麺はタレとのバランスを考えた細過ぎず、太過ぎないストレートの自家製麺で、モチモチとし少し固めの食感です。
喉越しもよい麺で、食感も絶妙で飽きることなく食べられます。
油っぽくていイメージの「油そば」ですが、ここの油そばの醤油ベースのタレが、動物性のラードなどではなく植物性の油を使用しているからか私でも油っぽくなくて食べられます。
かといって、さっぱりし過ぎている訳でもなく鶏で出汁を取っているで旨味もきちんとあります。
透明度の高いタレの味は濃いめですが、まろやかな甘味を引き出して麺との絡みもよく不思議とあっさりとしてツルッと食べられます。
この辺りが「宝そば」の人気の秘訣なのでしょう。
トッピングも考え抜かれているようで、みずみずしいネギのシャキシャキ感が濃厚なタレにさわやかな後味を残したっぷりのカイワレ大根が油そばのこってりを和らげ、その辛みが甘めのタレにアクセントを付けています。
「宝そば」は、さっぱり食べられますが、それでも唇に油が付いてその口で飲むからグラスの水も油が浮いていて、そこそこの油を使っていると思われるが、このネギとカイワレで油を中和させてオイル感を少なくしているのでしょう。
艶やで厚めのメンマも味がしっかりついてます。
今回、3人で食べたので私は、肩ロースのチャーシューは食べませんでしたが以前食べたときは、柔らかく厚みがある美味しいチャーシューでした。
チャーシューの美味しい中華屋さんは、他のものも美味しいのでしょう
「宝そば」は、一見変哲もないような麺ですが、実は、店主のこだわりと計算され尽くしたものだと改めて思いを深めます。
餃子、チャーハン
今回は、「宝そば」だけでなく他のものも注文して家族でシェアして食べました。
焼き目がついて外はカリっと焼き上がっていて、中はニンニクベースの餡でした。
餃子は、皮が薄いけどもっちりとして、餡が多くニンニクがよく効いてます。
町中華の王道を行く餃子で、あまり特徴はありませんが普通に美味しいです。
肉野菜炒めは、キャベツももやしも新鮮でシャキッとした歯ざわりを残す炒め具合がいいです。
シンプルだけど難しい
自分では、炒め過ぎたりタレでせっかくの野菜がしんなりしてしまうので野菜炒めは、やはりプロの料理を食べるのがいいです。
ちょっと甘みのある醤油ベースのタレで、町中華特有の化学調味料味が強いものだけどそれはそれで美味しいです。
ここの醤油ベースのタレは、「宝そば」のタレを使っているのかもしれません。
見た目は、シンプルな色の付いていないちょいしっとり系の色薄めのチャーハンです。
玉子とネギとチャーシューのシンプルなチャーハンで、油っぽいチャーハンが多い中、油っぽくないのがよかったです。
最近食べたチャーハンが、美味しけど油っぽかったりしょっぱくて残念感があったのでこれは、胡椒の強めだけど塩分は控えめでした。
まあ、このチャーハンだけではここには食べ来ないなあというもので際立ったものはないかな。
「ニラと卵炒め」は、卵は甘いけど全体的にしょっぱいくて白いご飯と食べないと食べられないです。
でも、ビールで流し込んで食べました。
しぼり菜リズム(まとめ)
創業50年の町中華の「宝華」に行きました。
JR中央線東小金井駅からすぐの線路沿いのお店で、5分も待たないうちに店内に入ることが出来ました。
店内は、40席ほど客席から客席くらい広い厨房がよく見え調理人達がテキパキと作業して活気が伝わります。
「宝そば」は、いわゆる「油そば」のことで、麺の上には、チャーシュー、メンマ、ネギ、カイワレ、ナルトが乗っています。
麺はタレとのバランスを考えた中太の自家製麺で、モチモチとし少し固めの食感で喉越しもよい麺で、食感も絶妙で飽きることなく食べられます。
ここの油そばの醤油ベースのタレが、植物性の油を使用しているからか私でも油っぽくなくて食べられ、鶏で出汁を取っているで旨味もあり、透明度の高いタレの味は濃いめですが、まろやかな甘味を引き出して麺との絡みもよく不思議とあっさりとしてツルッと食べられます。
トッピングも考え抜かれているようで、みずみずしいネギのシャキシャキ感が濃厚なタレにさわやかな後味を残したっぷりのカイワレ大根が油そばのこってりを和らげ、その辛みが甘めのタレにアクセントを付けています。
「宝そば」は、一見変哲もないような麺ですが、実は、店主のこだわりと計算され尽くしたものだと改めて思いを深めます。
わざわざ、電車に乗ってこのお店に食べに来るのは「宝そば」があるからです。
■中華料理「宝華」
- 東京都小金井市東町4丁目46−12
- 営業時間 火~金11:30~15:00/17:30~21:00 土・日11:30~21:00
- 定休日 月曜日