長久保のしそ巻
いわき在住の親戚から「長久保のしそ巻」((有)長久保食品 福島県いわき市)を頂きました。
この親戚からは、同じ会社の大根とニンジンを紫蘇で巻いた漬物の「根菜漬」とこのしそ巻きをよく頂きます。
「長久保のしそ巻」は、長久保食品の主力商品で、福島県観光みやげ品コンクール県知事賞を2回受賞しています。
ツネおばあちゃんの味
昭和9年創業者の長久保ツネが試行錯誤のうえ作り上げたのが「長久保のしそ巻」です。
ツネおばあちゃんは、小さな雑貨店を営む傍ら漬物作りを始め沢庵漬やきゅうり漬等をつくり売っていました。
もっと美味しい漬物を作りたいとの思いから沢庵を細く刻み自家栽培のしそを巻いて作った漬物がしそ巻です。
このしそ巻きが隆盛を誇った常磐炭坑で人気となり、リヤカーを引いて閉山するまで毎日のように炭坑に届けていました。
炭鉱だけではなく地元をはじめ各地にファンが増え、閉山になった炭鉱夫達も全国に散って懐かしい故郷の味として親しまれ続けています。
創業者の長久保ツネが研究を重ね長時間掛かって完成したそ漬けの製法は、
良質の大根・シソの葉を塩のみで1年間漬込みます。
だから、うっすらと色づいた黄色い大根は、100%天然色
それを水にさらして塩抜きし
大根を約7㎝の長さの拍子木状に切り
シソの葉を一枚一枚広げて6等分にし、くるくると巻き上げます。
手巻きの後、本醸造醤油に三度漬けをして出来上がりです。
変色を避けるため厳冬の期間の水作業や大根を切ったり紫蘇を巻くのも全て手作業で大量生産の大きな工場で作るものとは違います。
このような昔ながらの手作りの製造工程は変わりませんが、当時より健康を考え塩分控えめにしているそうです。
しそ巻
「シソ」「大根」「調味液」だけのシンプルながら香り、食感、味のバランスがよくてクセになります。
塩辛くなく甘くない硬過ぎず柔らか過ぎない
カリポリとした歯応えと甘辛さが、白いご飯にも合うし、ビールのツマミにもなります。
調味料に唐辛子も入っているようで、ちょっぴりピリッとしているのもいい
パリポリ大根を食べるとシソの香りが漂い大根の甘みと調和して、箸が止まらなくなります。
でも、食べ過ぎるとちょい化学調味料の味が勝ってくる
飽きのこないタレではあるけど
天然の素材だけで味を出せたらもっと美味しいかと
賞味期限や食中毒の問題もあって難しいのでしょう。
ツネおばあちゃんが作ったものは、もっと自然な味だったかもしれません。
そして、当初より塩分控えめにしてますが、やっぱり、塩分高めで血圧高めの方は注意です。
東北に住んでいた頃は、漬物が食卓に当たり前のようにありました。
でも、漬物でこんな後引く漬物があればやっぱり食べ過ぎてしまいますね。
甘党か辛党問わず誰にでも好まれるのような漬物なので、贈物におススメです。
しぼり菜リズム(まとめ)
「長久保のしそ巻」は、福島県いわき市の「長久保食品」の漬物で主力商品で、福島県観光みやげ品コンクールで賞を受賞しています。
「長久保のしそ巻」は、昭和9年に創業者の長久保ツネによって生み出され、ツネおばあちゃんの手作り漬物は炭鉱でも愛されました。
ツネおばあちゃんのしそ巻きは、大根としその葉を塩のみで1年間漬込み手作業で大根を切り、しその葉を巻き上げ本醸造醤油に漬け完成させます。
この伝統的な手作り製法は今も変わらず続けられておりますが、塩分は控えめに調整されています。
漬物の味わいはシンプルでバランスがよく、ご飯やビールのツマミに最適
パリポリ大根を食べるとシソの香りが漂い大根の甘みと調和して、箸が止まらなくなります。
「長久保のしそ巻」は、誰にでも好まれ贈り物にもおススメです。
■有限会社長久保食品
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- 住所:〒970-1194 福島県いわき市好間町中好間字鍛治内28番地の2
- 電話番号:0246-36-3999
- サイト:漬物のお取り寄せ 長久保のしそ巻本舗