台湾スイーツ
台湾グルメや「台湾スイーツ」が日本でも浸透して、専門店も増えました。
近年、目まぐるしいのがタピオカなどの台湾スイーツ
タピオカドリンクは、冷たくて甘い飲み物が苦手で飲んだことはなくひと昔前に流行った「亀ゼリー」や「愛玉子(オーギョーチー)」は何度か食べたことがあります。
どちらも、ヘルシーで体にいいとモデルや女優さんなど美容意識高い人に人気があったような気がします。
でも、どんなものか興味本位で食べた程度で、その後、杏仁豆腐のように日常的に食べることはなかったです。
黒工号
そんな台湾スイーツで、亀ゼリーや愛玉子のようなさっぱりと甘さは控えめなスイーツで体によさそうなパイナップルケーキよりは罪悪感の少ないものに最近、ハマっています。
それは、「豆花(トウファ)」「イモエン(芋圓)」「仙草ゼリー」です。
これらが食べられるお店が「黒工号 上野店」です。
黒工号は、本店は台南にあり日本では、上野を含めて6店舗あります。
上野店は、JR御徒町駅寄りのアメ横商店街にあります。
オーダーは、外の窓口で頼み会計を済ませ、イートインの場合はレシートに書かれた番号を呼ばれて中のカウンターに取りに行きます。
テイクアウト中心なのか店内は2〜3坪と狭くカウンター3席、テーブル席が2つしかありません。
私が行ったときは、テーブル席にすぐ座れ注文もほとんど並ぶことなく出来ました。
豆花(トウファ)
この日の注文は「豆花1号」という「豆花(トウファ)」をベースにしさつまイモエン、イモエン、タピオカ、ピーナッツをトッピングしたものです。
普段は、780円ですが平日のランチタイムのみ安くなっていて600円でした。
この他、ベースが仙草ゼリーがありそれぞれセットメニューやトッピングで自由にアレンジ出来るようになっています。
タピオカドリンク、ミルクティーのドリンク類や夏はかき氷、食事系の小籠包や魯肉飯もあります。
トッピングも種類がたくさんあり、選ぶのに迷ってしまいます。
豆花がベースの「豆花1号」
「豆花」とは、豆乳を凝固剤で固めたもので絹ごし豆腐よりも柔かな食感でつるんとした滑らかな舌ざわりが特徴です。
豆花自体は甘くないので、 シロップや甘めのものをトッピングして一緒に食べます。
実際、舌触りのいい柔らか豆腐を食べているようでこれだけだけだと味もないためお醤油でも掛けて食べたくなるようなものです。
シロップもきび砂糖やてんさい糖で作られるいるのか、自然な甘さでさっぱりとしてぷるんとし豆花とよく合います。
トッピングのタピオカ、イモエン(芋圓)、ソフトピーナッツ
豆花は柔らかいので、食べ進めていると崩れてシロップが濁ってしまいます。
ソフトピーナッツやタピオカも違う食感が楽しめて美味しいけど、オレンジやグレーのお団子みたいな「イモエン(芋圓)」が気に入りました。
「イモエン」は、蒸したタロイモから作られる食べやすい滑らかなつるつる食感のお団子で、甘みはほぼないが弾力があります。
シロップも優しい味で、全体的にさっぱりとしたした控えめな甘さと喉越しで食べやすいけど丼に盛られたかなりなボリュームなので、食べ終わるとお腹に溜まります。
仙草ゼリー
豆花の次に食べたかったのが、「仙草ゼリー」で、これを食べに後日、再訪
仙草ゼリーは、仙草という食用の植物の茎をじっくり煮込んでそれを濾した汁を固めたものです。
解毒、解熱作用があり、糖尿病、高血圧、火傷、熱中症、風邪、関節などあらゆる疾患に効能があるそうで漢方薬の原料になるのでしょう。
ここで、疑問になるのが似たような亀ゼリーと何が違うのか
亀ゼリーは、土茯苓(どぶくりょう)、仙草、天草などの漢方薬などの漢方でゼラチンを使わず亀の甲羅の裏のコラーゲンで固めて作ったゼリーです。
以前食べたときは、漢方薬臭く若干苦味がありました。
比べて、仙草ゼリーは、仙草をメインで使いデンプンによってゼリーにしているので亀ゼリーに比べてマイルドで食べやすい味になっています。
2回目は、仙草ゼリーをベース(500円)にして自分でトッピングを選びました。
トッピングは、ハトムギ(70円)、タロイモ(170円)、イモボール(170円)の芋づくしにして仙草に牛乳を掛けてくれます。
トッピングを3種類選ぶと1,000円超えてしまいやはりセットメニューがお得です。
2回目は、店員さん一人で、テイクアウトのお客さんが1人だけだったけどワンオペで10分以上時間待たされました。
イモエン、イモボールの原料である「タロイモ」は、熱帯アジア、オセアニア、アフリカなどの南国育ちのサトイモ科の根茎で、スイーツはもとより日常の料理にも使われます。
タロイモが、嬉しいのがタピオカに比べて「栄養価が高く、カロリーが低い」というもので日本でももっと普及して欲しいです。
イモエンは、弾力がありますがイモボールは、ねっとりとした程よい硬さのお団子で素朴な甘みを感じます。
トッピングの「タロイモ」は、イモボールよりほぼ素材の味で芋感があり食物繊維もありそうます。
味わいはサトイモに近いが、よりさっぱりとしています。
ともに自然の甘みでスイートポテトのような甘さもないので、単独で食べるよりゼリーやかき氷などのトッピング要員として食べるのがいいと思います。
プチプチした香ばしいハトムギの食感がよく、美味しかったです。
この店の仙草ゼリーは、亀ゼリーと違い苦くもないしクセがなく食べやすいです。
むしろ味も香りもなく甘みも控えめなので物足りないくらいですが、他のトッピングと一緒に味わうと満足感が得られます。
そして、ゼリーが崩れてくると牛乳に混じり牛乳にも味と色が移り美味しくなります。
固さは、コーヒーゼリーより柔らかくふるんとした舌触りです。
トッピングは、あまり冷えていないけどゼリーが常温よりも少し冷たくトッピングを冷やしている感じです。
(本場もキンキンに冷やしていない生温いイメージがあるのですが)
丼の器の奥底まで仙草ゼリーが入っているので、ゼリーはかなりの量です。
どれも甘さ控えめとはいえ量が多い分、食べ進めていくうちに甘さが増してきます。
罪悪感がない
台湾スイーツは、どちらかというと甘さ控えめでさっぱりとしているので甘いものが好きな人にとっては物足りないでしょう。
でも、この優しい甘さが罪悪感なく食べられので私はすっかり気に入ってしまいました。
罪悪感がないとはいえ、ゼリーの量が多いと食べているうちに口の中が甘くなってきて、芋類も炭水化物なので糖質もありタピオカは糖質が意外に多いので無制限とはいきません。
台湾ブームの中、タピオカブームが終りとなった今、ほかの台湾スイーツがどこまで生き残れるか
こういうお店は、定着して残って欲しいです。
しぼり菜リズム(まとめ)
台湾スイーツとして、亀ゼリーや愛玉子など昔に流行したが、最近ハマっている台湾スイーツのあるお店が、台湾の本店のある「黒工号 上野店」です。
主なメニューは「豆花(トウファ)」「仙草ゼリー」で、トッピングとしてタロイモが原料の「イモエン(芋圓)」などがあります。
豆花は、柔らかな豆乳を凝固剤で固めたもので絹ごし豆腐よりも柔かな食感でつるんとした滑らかな舌触りが特徴です。
甘さは控えめなので、シロップや甘めのものをトッピングして一緒に食べるのが美味しいです。
仙草ゼリーは仙草を煮込んで固めたゼリーで苦みやクセがなく、さっぱりとした味わいでタロイモやハトムギなどのトッピングとよく合います。
トッピングで、気に入ったのがタロイモで作ったつるんとした食感のイモエンで他にイモボールなどあります。
台湾スイーツは、ヘルシーな食材を使用し甘さ控えめでさっぱりとした味わいが特徴で罪悪感が少ないです。
タピオカブームが終わった後、このような台湾スイーツのお店が生き残って欲しいです。
■黒工号(HEI GONG HAO) 上野店
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- 東京都台東区上野4-6-8
- 03-6875-1230
- 11:00~21:00