帯状疱疹
私が膀胱がんで最初に入院した病院の前のベットの人が帯状疱疹だったのと知り合いに帯状疱疹になった人がいて結構、大変そうだったので「帯状疱疹ワクチン」を接種することにしました。
帯状疱疹は、多くが子どものときに感染した「水ぼうそう」のウイルスが原因で起こります。
水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内(神経節)に潜伏していて、過労やストレスなどで免疫機能が低下するとウイルスが再び活性化して帯状疱疹を発症します。
発症すると、皮膚の症状だけでなく神経にも炎症を起こし痛みが現れることがあります。
私は水ぼうそうに罹患した記憶がなかったが、妹が水ぼうそうで顔に陥没した小さな跡が残っているので私もやっているのか気になって母子手帳を調べると4才で罹患していました。
なので、帯状疱疹に罹患する可能性があるので、ワクチン接種は必須かと区のサイトで接種可能な医療機関を探し予約しました。
帯状疱疹ワクチン
日本国内では帯状疱疹ワクチンは、生ワクチン(水痘ワクチン)と不活化ワクチン(シングリックス)が2種類あります。
ワクチンの値段は、自費での接種となり医療機関によって「生ワクチン(水痘ワクチン)」1回接種8,000円と「不活化ワクチン(シングリックス)」2回接種で1回20,000~24,000円くらいになります。
生ワクチンは安価で接種も1回で済みますが、肝心の予防効果に乏しく持続期間も短いです。
不活化ワクチンは逆に、高価で2回の接種が必要ですが、帯状疱疹の予防効果が非常に高く9年間は確実に持続します。
安くても、効果がなければ意味がないし、どうせ痛い思いをするならば確実に効果のあるワクチンを選びたいと思い不活化ワクチンを打つことにしました。
ただ、2回接種すると40,000円以上と高額です。
幸い私の住んでいる自治体では補助が、1回につき10,000円出るので20,000円程度で接種すること出来ます。
医療機関も自宅近くで、一番安かったところを選び20,000円×2回で接種することになりました。
9年間抗体が持続するので、年4,000円くらいとインフエンザの予防接種とさほど変わりません。
1回目の接種は、コロナワクチンを接種直近でやっていないことを確認されコロナワクチンと同じように片肩に筋肉注射をしました。
肩の筋肉に注射をするので、袖が上まで上がる服を着て行った方がいいです。
注射は、針が奥に入っていくとときに少し痛いです。
副反応
副反応は、コロナワクチンのように夜になると腕が痛く上がりにくくなりました。
コロナワクチンのようにこれで終わると思いきや
夜中、寝ているときに喉が渇き体が火照り寝苦しくなりました。
最初は、ワクチンで熱が出るとは思わず暑い日だったので熱中症を疑いました。
熱を測ったら38度ありました。
どんどん体温は上がり続け、結局39.0℃まで上がりました。
発熱は翌朝には下がりましたが、ワクチン接種の翌日は大事な用事を入れないとかお休みを取っておくこといいかもしれません。
これだけ、副反応があるということは効果があるっていうことなのか?
「不活化ワクチン(シングリックス)」恐るべし
割と激しいワクチンということが身に滲みて分かりました。
不活化ワクチンは、2回接種なので1回目接種から2か月間隔を開け2回目を接種します。
帯状疱疹ワクチンを接種した場合にコロナワクチンは、帯状疱疹ワクチンの副反応が2週間後に出ることもあるので2週間間隔を開けないといけないそうで両方接種する予定のある人は日数の調整など計画的に接種をしなくてはなりません。
(帯状疱疹ワクチンも同様、コロナワクチン接種2週間後から接種可能です)
2回目は、2か月後の接種で1回目のときに予約を取っておきました。
1回目の副反応で熱が出たので、2回目はカロナールを処方してもらいました。
熱は、2日以上下がらなければ違う病気かもしれないので受診して欲しいということでした。
2回目も腕が上がりにくくなることを想定して利き腕ではない方の腕に接種しました。
今回は、発熱に備えてアイス枕も用意しました。
2回目も発熱するかもしれないと覚悟していたけど、最高7度2分と微熱程度で収まりました。
それでも、頭が痛くなったり軽い筋肉痛のような症状が出て寝苦しかったです。
帯状疱疹は、50歳以上の水ぼうそうの既往歴がある人が80歳までに3人に1人は罹患する頻度の高い病気です。
2回の接種で苦しい思いもしたけれどこれで、帯状疱疹に罹らない、罹っても症状が軽くて済むと思うと安心出来ます。
しぼり菜リズム(まとめ)
帯状疱疹は、水ぼうそうの感染によりウイルスが体内に潜伏し免疫機能の低下やストレスなどで再び活性化し発症し皮膚の症状や痛みを引き起こします。
帯状疱疹の予防には、ワクチン接種が効果的なので医療機関で接種しました。
ワクチンは、生ワクチン(水痘ワクチン)と不活化ワクチン(シングリックス)の2種類があります。
生ワクチンは1回接種で済みますが、予防効果が低く持続期間も短いです。
不活化ワクチンは高価で2回接種が必要ですが、予防効果が非常に高く9年間は確実に持続します。
接種は自由診療で費用が掛かりますが、自治体の補助金を受けることで負担を軽減出来ます。
帯状疱疹ワクチンは、コロナワクチンとの接種期間に注意する必要があります。
接種後に頭痛、倦怠感などの副反応が現れることがあり、私は発熱の症状が出ました。
帯状疱疹は、高い罹患率を持つ疾患であり、ワクチン接種を通じて予防することで安心感が得られます。