「ハーバー買って来る?ハーバー買ってこない?…」
「ありあけのハーバー~♪」(小林亜星作詞作曲)
というCMが何十年も前にあり、この横浜銘菓の「ハーバー」というお菓子をときどき誰かから頂いたのか、親が買ってきたのか食べていました。
若い頃は、小豆餡の入った正統派和菓子やこってりとした洋菓子が苦手で、洋菓子だけど和菓子の要素も少しある優しい味わいのハーバーを好んで食べていました。
ありあけ横濱ハーバー
そんなハーバーを横浜に行ったときに頂き、懐かしいなあと箱を開けたら昔とちょっと違っているような気がして、ネットで調べてみました。
そうしたら、何とハーバーの会社である1936年創業の有明製菓は、1999年に一度、倒産していたのです。
破綻した有明製菓は、ハーバーを復活させて欲しいという横浜市民や元従業員、ハーバーファンの要望を受けて2001年に復活し、このリニューアルしたハーバー(ありあけ製菓)が売り出されたのです。
(知りませんでした)
パッケージもハーバー自体も変わったみたいで
私が覚えているは、パッケージのイラストは気球だったことくらい
お菓子は、長方形でアルミに包まれてたとあるが、そこまでは覚えていません。
アルミに包まれた焼き菓子って食べたことあるけど、それがハーバーだったのかとうくらい曖昧です。
ただ、私にとって「和洋折衷」のいいとこ取りのお菓子だったというのとこてこてしていない素朴な焼き菓子の印象は、復活ハーバーでも損なわれていないようです。
ハーバー食べる
ハーバーの定番「ダブルマロン」1個 216円(税込)
ダブルマロンは、白いパッケージに港町横浜客船が描かれていています。
昔のハーバーは、やはり気球のイラストで気球に女性が乗っていたそうです。
原材料は
白あん(生白あん、砂糖、栗ペースト、その他)(国内製造)、小麦粉、砂糖、加糖卵黄、栗甘露煮、鶏卵、クリーム(乳製品)、バター、希少糖含有シロップ、水あめ、植物油脂/膨張剤、香料、クチナシ色素、(一部に小麦・卵・乳成分を含む)
昔は、長方形だった形が船を模したこの形になっています。
しっとりした薄いカステラ生地の中には、栗餡がぎっしり入っています。
栗餡には細かく刻んだ粒状の栗が練り込まれていまが、昔のハーバーも栗を感じさせるものがあり栗が好きだったので喜んで食べていたのでしょう。
「名菓ひよ子」みたいに白餡ベースや栗が練り込まれているところが「和」、卵やバター、クリームが入ったケーキのようなところが「洋」で、和洋折衷な感じは昔のハーバーと変わりません。
今でこそ色々なお菓子はありますが、和洋折衷なお菓子は珍しかったような気がします。
横浜は、日本の文化と西洋の文化が出会った場所だからこのようなお菓子が生まれたのでしょう。
オーソドックスな昔ながらのハーバーの他に、「馬車道アイスクリンハーバー ゆず」 1個 216円(税込)がセットになっていました。
これは、6~8月の季節限定の商品です。
「神奈川県産の生乳を使用したアイスクリームミックスやバニラ、生クリーム、バター、卵黄とゆずピールをバランス良く合わせた特製アイスクリーム餡をカステラ生地で包み伝統の製法で焼き上げたもの」だそうです。
冷蔵庫で冷やして食べると美味しいとあったので、冷蔵庫で冷やしました。
「あいすくりん」とあったので、もっとアイスのようかと思いましたが、やはり白餡仕立てなので和菓子のイメージに近いです。
でも、バニラが香るミルキーな感じがありまろやかで美味しいです。
冷やすと皮がしっとりして、柚子も入りさっぱりと頂けるので夏は、冷やして食べるのがおススメです。
焼きたてハーバー
ありあけ製菓には、カフェカがあってそこで「焼きたてハーバー」を提供して人気だそうです。
焼き立てのてハーバーって美味しそうだとネットで調べたら、家でも「焼きたてハーバー」(風)が食べられるとのことで作ってみました。
ありあけのサイトに作り方が載っているとあったけど、いくら探してもなかったので、そのサイトの作り方を参考にしてみました。
ハーバーを 電子レンジ600Wで10秒加熱して中を温め、トースター1000Wで1分半~2分トースト(トースターの火力に合わせて焦がさないようして)外側をカリッとさせます。
焼いただけだど色気がなかったので、「はちみつレモン」で化粧しました。
結果、「焼きたてカントリーマアム」みたいに別ものになり
周りはサクサク、中はほくほくで「生」で食べるのはもったいないくらい美味しいです。
「焼きたてハーバー」は食べたことないけど、こんな感じなのでしょう
しぼり菜リズム(まとめ)
昔、食べた横浜銘菓、有明製菓の「ハーバー」
若い頃は、餡子の入った和菓子やこってりした洋菓子が苦手で、ハーバーは洋菓子ながらあっさりとした優しい味わいで、好んで食べていました。
今回、このハーバーを頂き、懐かしと思ってネットで調べてみると、ハーバーを製造していた有明製菓は1999年に倒産していたことが判明しました。
その後、横浜市民や元従業員、ハーバーファンの要望を受けて2001年に復活し、「ありあけ製菓」としてハーバーの製造を再開しました。
ハーバーの代表的な商品の「ダブルマロン」は、原材料は白あんや小麦粉、砂糖、卵、栗甘露煮、クリームなどで、形も昔の長方形から船を模した形に変わっています。
中身は薄いカステラ生地に栗餡がぎっしりと詰まっており、昔のハーバー同様、和洋折衷の味わいが感じられます。
横浜は日本の文化と西洋の文化が交わる場所であり、その影響を受けて和洋折衷なお菓子が生まれたのかもしれません。
また、季節限定商品として「馬車道アイスクリンハーバー ゆず」があり、夏には冷やして食べるのがおススメです。
カフェカで提供される「焼きたてハーバー」は、電子レンジとトースターで家でも焼きたての風味を楽しむことが出来ます。