マングローブ(西表島)と竹富島の砂浜を見たくて、沖縄(八重山諸島)へ行きました。
八重山料理
今回、楽しみにしていたのが現地の郷土料理を食べることです。
石垣島や由布島で食べた料理です。
ツアーで行ったので、あらかじめ用意されていたものも多かったので冷めてしまったものもありましたが、少しづつ色々なものを食べられました。
「グルクン」の唐揚げ
グルクンは、沖縄県の県魚で、タカサゴの仲間です。
写真で見ると、青っぽい背に全身が赤いのがいかにも南国的な魚です。
白身魚なので、鯵のようにクセがなく、あっさりしています。
油との相性が抜群で、頭の先から尻尾まで、骨までパリパリでまるごと頂ける唐揚げがとっても美味しいです。
ツアーで行ったので、あらかじめ用意されていたので冷めてしまったのが残念。
揚げたてだったらもっと美味しかったのに。
ジーマミ豆腐、島野菜のチャンプルはヘルシーで、いいおつまみになります。
酸味が強いもずくだったけど、鮮度が違うのか東京のスーパーで買うものより美味しかったです。
アーサ汁(あおさ)も美味しかった。
沖縄といえば、「オリオンビール」
沖縄の気候や食文化にマッチしているそうですが、確かに東京で飲むより気のせいか2割増し美味しい。
鮮やかな紫色の紅芋とデンプンを揚げた「ウムクジー」という天ぷら
紅芋は、加工用に主に使われ、糖度が高く、粘り気が強いのでモチモチしています。
モチモチ好きな私、おやつにまた、食べたい。
天ぷらは、自家製「油味噌(アンダンスー)」をつけて食べますが以外に合います。
手前の植物の天ぷらは、「オオタニワタリ」(ヤエヤマオオタニワタリ)です。
オオタニワタリは、シダ科の植物で沖縄の山菜といったところ。
木や石垣に上に着生しシダのような葉で今回の旅行でも見かけたような。
八重山の卵白だけでなく全卵を使った紅白かまぼこ、口当たりがふわっとしています。
煮物もいい味です。
「ナーベラー(ヘチマ)」が沖縄らしく、煮物に「ラフテー」が入ってくると嬉しいです。
煮物といえば、ホテルの朝食に出た昆布の炒め煮「クーブイリチー」 が、麩に味が沁み沁みして美味しかったです。
熱帯の浅い海域に生息している「海ぶどう」は、「The沖縄食材」の代表格。
プチプチとしたキャビアのような食感は、何度、食べてもクセになります。
現地で食べる海ぶどうは、鮮度抜群!
パパイヤが入った島野菜のチャンプル
ミネラルのある土壌で育った島野菜は、味が濃いような。
こんな家庭的な味が好きです。
西表産古代米のご飯
石垣にも西表島にも田んぼがありました。
こちらは、暖かいので二毛作だそうです。
「石垣牛」も少しだけ付きました。
沖縄といえば、豚肉ですが石垣島では、石垣牛が有名です。
鴨肉とシークァーサー風味のミミガー(豚の耳の和えもの)の酢の物
「ミミガー」は、豚の耳をあぶって毛を落とし、茹でて千切りにしたもので(これは、細かく切っている)、軟骨も含まれたコリコリとした歯ざわりは、中華料理のくらげのようです。
イカ墨の塩辛が、塩っぱかったけど美味しかったです。
八重山そば
「八重山そば」
八重山そばと「ソーキそば」の違いって何かと調べたら、ソーキそばは豚のスペアリブが乗っておりきしめんのような平面のちぢれ麺が使われていて、八重山そばは、かまぼこと豚肉の細切りが乗っていて麺は、細めのストレート麺ということでした。
観光地で食べたので、玉子やゴーヤなどの野菜に醤油で煮た豚肉がトッピング
スープは、豚骨の出汁でほんのり甘みのある優しい味わいでした。
コラーゲンのたっぷりの豚肉が、柔らくて美味しかったのでもっと食べたかったです。
そばを食べたレストランのテーブルに置いてあった「島とうがらし」という調味料
沖縄県産の小ぶりな島とうがらしを泡盛に漬け込んだもので、沖縄のテーブルには欠かせないものです。
試しにそばのスープに入れてみましたが、ピリッと辛くてスープの味が引き締まります。
八重山諸島で自生する島胡椒の 「ピパーチ」という調味料
エスニックの風味がしたので、杏仁豆腐に掛けてみました。
この南国のトロピカルなスパイスは、本来、そばに振り掛けますが、甘い香りの胡椒なので、結構、デザートにも合いました。
煮物などは、家庭で食べるような味付けで滋味深く私の好みの味でした。
ツアーの食事は、期待していなかったけど町の食堂で食べらるような庶民的な料理が、案外、美味しかったです。
若い頃は、沖縄料理に全く興味がなく沖縄旅行(本土)に行ってもほとんど食べなかったけど、この年齢になってヘルシーで栄養価のある家庭料理を頂けて有難かったです。