再びまつもとへ
先日ランチの担々麵を食べて美味しかったので、ディナーも気になり再び『中国食酒坊 まつもと 』へ行きました。
「Go To Eat キャンペーン Tokyo」の対象店だったので、プレミアム付食事券(購入金額の20%分を上乗せ)を利用しました。
18時30頃に入店しましたが、空いていたのは入口脇の小さなテーブルだけだでした。
人気店かつ、お店も小さめですぐに満席になってしまうようです。
夜の料理は、一皿が1,5人前で、海鮮料理がお勧めでどんなものか紹介してくれるとのことでしたがこの日は、家族3人「魚」の気分ではなかったので、野菜や麻婆、麺やチャーハンと中華の一般的な料理を頼みました。
麻婆豆腐
ここの麻婆豆腐、人気があるみたいです。
辛口の麻婆豆腐ですが、辛いのが苦手な私でも食べられる後に残らない辛さです。
豆腐は木綿豆腐で、大きめで豆腐自体がぷりぷりなので味が濃くて美味しかったです。
お皿に深みがあるものの3人で食べるにはボリュームが少なく化学調味料の効いた街中華に比べて味が薄いので、物足りなさを感じます。
(洗練された上品な味なのでしょう。)
甜麺醤や豆鼓、花椒なんか使っている本格中華に違いなく辛さの中にほんのりとした甘みや痺れ、旨味があります。
麻婆豆腐で「花椒(かしょう)」を使うといいですね。
「山椒」は熟す前の果皮を粉末にして作られているのに対し、「花椒」は熟した実を乾燥させたものを使用しているので舌にひりひりとくる麻辣独特の痺れるような辛味があります。
挽きたての花椒の香りも食欲を誘います。
主人は、お気に入りの陳健一の麻婆豆腐くらい美味しかったと言っていました。
担々麺
野菜の緑鮮やかな回鍋肉は、化学調味料に頼らない素材を生かした上品な味付けとコクがあります。
シシトウ、ズッキーニの火の通り具合がよく、肉が柔らかくてキャベツ、赤ピーマンのシャキシャキとし歯触りのバランスが絶妙です。
おかずだけではお腹が膨れないので、炭水化物系を注文。
ランチでは、担々麺を食べて美味しかったので、今回は、汁なし担々麵を頼みました。
ストレートの細麺をぐちゃぐちゃに混ぜてじゃじゃ麵のように頂きます。
胡桃の香ばしさが加わっていい仕事をしています。
これはこれで美味しいですが、やはりスープがピカイチな汁のある担々麺の方が個人的にはおススメかな。
芸術的な炒飯
先日のランチでメニューになかった「炒飯」を食べることが出来ました。
「たらば蟹チャーハン」です。
この炒飯、ご飯が一粒一粒がパラパラで芸術的な粋の炒飯です。
(今まで食べた炒飯で、一番パラパラかも。)
私が作る炒飯のようにダマひとつなくて、油っぽさも感じないのでレンゲがどんどん進みます。
味付けは上品でシンプルなのだけど米一粒にきちんと卵が絡み均等に味がのっているので物足りなさを感じさせません。
蟹の風味も加わって薄味だけど飽きのこない炒飯です。
たらば蟹のほぐし身も適度に入っていて、お米一粒も残すのがもったいので一粒残さず食べました。
この炒飯だけまた食べたいけど、ランチメニューにほとんど登場しないのが残念です。
夜の部
若い頃は、残った油やソースも全部ご飯に掛けてて食べるくらい中華料理が好きでした。
でも、中華はどうしても油っぽいので最近ほとんど食べなくなりました。
まつもとの油は、いい油を使っているので胸焼けこそしませんでしたが、それでも油のギトギト感が残るのでそんなときは、「中国茶」の出番です。
私が頼んだプーアル茶は香り豊かで、お茶を飲めば油を流し込んでさっぱりとします。
中国茶は、油料理と相性がいいですね。
どの料理も素材を生かし日本人の口に合うような繊細な味付けで丁寧に調理していると思いました。
優しい味わいながら、しっかりと旨味を素材や出汁から引き出し絡み合っているので飽きることはありません。
ただ、1,5人前を3人で食べたからか全体的に量が少なく、後で聞いたら主人は食べた気がしなかったそうです。
そして、一品一品が、座っただけでテーブルチャージを請求する高級中華並みの値段でした。
夜は、料理と一緒に飲み物を頼まなくてはならず、飲み物も最低でも600円はします。
これでは、水が出ない代わりに高いミネラルウォーターを頼まなくてはならない某ホテルの高級中華と同じではないか。
確かに高級中華店に負けない独自性とクオリティーはありますが、高級店ならではのサービスや雰囲気には及びません。
今回、一番狭いテーブルしか空いておらず隣の席との間隔も心理的に十分ではなかったのでなんとなく落ち着かなったです。
「Go To Eat 」の使える範囲内で食事をしようと予定していましたがオーバーしてしまいました。
家族で色々な種類、お腹一杯食べたいときは、やっぱり『上海料理 喬家柵』です。
庶民的だけど高級食材もある中華料理『喬家柵(ジョカサー)』我が家の「鉄板メニュー」は?
まつもとは、お財布と相談しながら注文しないといけないお店だけど、ここの絶品炒飯はまた食べたいので、是非ともランチでお目見えして欲しいです。
しぼり菜リズム(まとめ)
『中国食酒坊 まつもと』のディナーに行きました。
人気店かつ、お店も小さめですぐに満席になっりますが入口脇の小さなテーブル1つ空いていました。
人気の麻婆豆腐は、辛いのが苦手な私でも食べられる後に残らない辛さで豆腐が美味しく挽きたての「花椒」の香りよく独特の痺れるような辛味があります。
胡桃の香ばしさが加わっていい仕事をしている汁なし担々麵も美味しいですが、スープがピカイチな汁のある担々麺の方がおススメです。
ここの炒飯が、ご飯が一粒一粒がパラパラで芸術的。
味付けは上品でシンプルなのだけど米一粒にきちんと卵をまとい均等に味がのっているので物足りなさを感じさせません。
この絶品炒飯、ランチメニューにほとんど登場しないのが残念です。
全体的に量が少ないのと夜は、料理と一緒に飲み物を頼まなくてはならず高級中華並みの値段になりますが、高級中華店に負けない独自性と素材を生かし日本人の口に合うような繊細な味付けで丁寧に調理していると思いました。
■中国食酒坊 まつもと
- 杉並区西荻北3-22-22
- 03-3397-0539