ドライアイ
私は、「ドライアイ」でパソコンの画面を見た後に目が乾いてしょぼしょぼして、開けているのが辛くなることがあります。
よくいわれるドライアイの症状は、「10秒間瞬きせずに目を開けていられるか」というもので、私も10秒と目を開けていられず眼科でドライアイと診断されました。
ドライアイは「乾燥性角結膜炎」ともいい、様々な要因により、目の表面を覆っている涙の分泌量の減少や涙の質の低下を引き起こす疾患です。
ドライアイになると「結膜」と「角膜」に問題が起き傷がつくこともあります。
コロナ禍の「マスク生活」では、マスクをしていると鼻の息が漏れて目に直接当たり乾燥の原因になることも多いそうです。
ドライアイの主な原因は、3つあります。
涙の量の不足
1つ目は、「涙の量の不足」です。
通常、3秒から6秒に1回瞬きをして瞬きのたびに新しい涙が供給され目の表面を覆います。
しかし、私のようにスマホやパソコンを見る時間が長いと自ずと瞬きの回数が減り涙が供給されなくなります。
すると涙の量そのものが少くなくなり目が乾燥してしてしまいます。
涙の量の不足がドライアイの原因の1つですが、デジタル機器に長時間触れること以外に加齢、緊張、ストレス、免疫異常などでも涙の量が少なることがあります。
涙の質の変化
2つ目は、目の表面を覆っている涙が不安定になる「涙の質の変化」です。
涙は、涙の蒸発を防ぐ「油層」「水層」涙を目の表面に留まらせる働きの「ムチン」から成り立っていて、それぞれのバランスが涙の安定性を保っています。
この層が不安定になると、涙が蒸発し角膜が露出してドライアイになります。
ムチンが少ないと涙の量が十分であっても目の表面に留まりずらくなり涙の層が不安定になります。
涙の質、量、さらに両方の異常でドライアイになります。
油分が不足
3つ目が、「油分の不足」です。
油分を分泌するのは、上下の瞼の裏側にある「マイボーム腺」です。
マイボーム腺が詰まると油層がうまく形成されず涙が蒸発しやくなり涙の安定性が悪くなります。
マイボーム腺が詰まると油分の塊が出来ることもあります。
マイボーム腺が詰まるのは、加齢による分泌の異常、アイメイクによる目元の皮脂汚れなどです。
私は、このマイボーム腺機能が低く油分が詰まっ塊も出来ていました。
目が開けるのが辛い、目がショボショボする、乾く、目やにが出る。その目の不調「マイボーム腺機能不全」かも
ドライアイの治療
ドライアイは、治療を続けても「完治」が得られる病気ではありませんが、「点眼薬」(人工涙液)で症状をコントロール出来ます。
点眼薬は、目に水分を補給する目的で
- 涙の層に必要なムチンを分泌させるジクアホソルナトリウム
- 水を引き付ける保水作用水分を補給して目の表面に保たせるヒアルロン酸ナトリウム
- ムチンの分泌と粘膜の修復をするレバミピド
があります。
私が、眼科で処方されたのは「ジクアス」というジクアホソルナトリウムです。
1日3回以上点眼しますが、回数が少なかったり量が十分でなかったり、刺し方がいい加減だったりして、眼科で回数だけは守らないと効果がないと言われ用法を守るようにしなくてはと思いつつ…未だにいい加減に刺しています。
薬局で目薬を差し方を聞くと、目をあまりパチパチしないように軽く目を閉じ液体を浸透させるようにするといいということでした。
でも、1年半点眼して以前より目の辛さが減り、どうにか10秒以上目を開けていることが出来るようになりました。
人工涙液だけでよくならない場合は、「涙点プラグ」を使った治療があります。
涙腺から供給された涙は、涙点から排出されますが涙腺にシリコン製の涙点プラグを涙点に差し込んで蓋をして涙を貯めておくもので、少ない涙を有効に使います。
点眼などの治療を続けることの他には悪化要因を除去することです。
パソコンを長時間する場合は、意識して瞬きを増やしたり、5~15分休憩する、画面が高い位置にあると無意識に目を大きく開くのでパソコンの画面低めにするなど工夫することです。
マイボーム腺の詰まりは、睫毛の生え際を清潔にすることで解消することがあります。
私は、「目元シャンプー」を使っていて効果を実感していますが、目元優しく洗う、拭くだけでも効果があるそうです。
ホットタオルやホットアイマスクを当てるのも気持ちよくていいです。
(私が使っているのが何度も使えるタイプのもので、コスパがいいです。)
しぼり菜リズム(まとめ)
ドライアイは様々な要因により、目の表面を覆っている涙の分泌量の減少や涙の質の低下を引き起こす疾患です。
ドライアイの主な原因は、涙の量の不足、涙の質の変化、油分の不足です。
スマホやパソコンを見る時間が長いと自ずと瞬きの回数が減り涙が供給されなくなり涙の量が少くなくなり目が乾燥します。
デジタル機器に長時間触れること以外に加齢、緊張、ストレス、免疫異常などでも涙の量が少なることがあります。
涙は、涙の蒸発を防ぐ「油層」「水層」涙を目の表面に留まらせる働きの「ムチン」から成り立っていて、それぞれのバランスが涙の安定性を保っていますが、それらが不安定になると涙が蒸発しドライアイになります。
油分を分泌するマイボーム腺が詰まると油層がうまく形成されず涙が蒸発しやくなり涙の安定性が悪くなります。
ドライアイは完治は望めませんが、症状を和らげる治療法として、人工涙液である点眼薬の投与や涙腺プラグを差し込む治療など原因や症状度合いによってそれぞれ行われます。
デジタル機器に触れるときは、瞬きを意識する、休憩を入れる、パソコンの画面を低くするなど工夫をすることです。
油分の詰まりは、睫毛の生え際を洗う、拭くなど清潔を保つことで解消したりホットタオルで目を温めることも効果的です。