改めて「岡本太郎」という芸術家に触れました

岡本太郎展

東京都美術館

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岡本太郎展

「芸術は、爆発だ!」のCMと大阪万博のシンボル「太陽の塔」で有名な岡本太郎(1911~1996年)の史上最大規模の回顧展『展覧会 岡本太郎』(東京都美術館)行きました。

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館内の展示スペースに入るなり、パワーやエネルギーが溢れ出る岡本ワールド炸裂!

特に順路もないため自由に歩き回って作品を見ることが出来、ここから先は1章から6章までの各時代をまたいで、代表的な作品が展示されています

写真も自由に撮ることが出来たので、気になった作品をランダムに紹介していきたいと思います。

街の中の太陽

太陽の塔

太陽の塔50分の1のレプリカ 1970年

「芸術は、誰もがいつでも無償で見られるべきもの」と考えていた岡本太郎。

作品が個人の所有物になり人の目に触れなくなることを拒み、生涯自分の作品を売らなかった太郎は、美術館の庭や公園、公共施設、大学や幼稚園の敷地などに、彫刻、壁画、照明、モニュメントを制作しています。

パブリックアートで、「太陽」をテーマにしたものが目を惹いたのでいくつか。

岡本太郎といえばやはり、大阪万博記念公園にある「太陽の塔」で、これは、50分の1のレプリカです。

太陽の塔は、1970年の大阪万博に行って実際に見ていますが、「屋根より高い塔にしてやろう!」という壮大な計画で「お祭り広場」の屋根から顔を突き出していました。

「太陽の塔」には、背中、上、前面の真ん中に過去・現在・未来、3つの顔がありますが、小4だった私は、顔の意味するものなど知らずいくつも顔があるくらいにしか思いませんでした。

生命の樹

生命の樹模型 2017年

アメーバから四足歩行になっていく生き物の過程を表した「生命の樹」の模型

太陽の塔の内部にあったものです。

ノン

ノン 1970年

「ノン」も太陽の塔で展示されたもので、ノンは、「否定する(Non!)」なので、宇宙人みたいな謎の生物が、大きな両手のひらを前面に見せて、体全体で何かを拒否して可愛いけどメッセージ性があります。

万博で、塔の中に入ったかどうか記憶がなく、「生命の樹」もこの作品も見たか定かでありませんが、こんな子ども受けしそうなキャラクターがいたのですね。

太陽の神話

太陽の神話 1952年

モザイクタイルの「太陽の神話」は、東京の大和証券本社にあります。

明日への神話

明日への神話(原画) 1968年

渋谷駅の連絡通路内設置されている壁画「明日への神話」の下絵です。

これは、メキシコオリンピック開催時に現地のホテルのロビーに飾るために描かれたものですが、ホテルが倒産し紆余曲折の末、現在は渋谷駅に設置しています。

「広島と長崎」がテーマで、核兵器に焼かれる人間の姿が描かれています。

こどもの樹

こどもの樹 1985年

太陽の塔に似ている青山劇場(子どもの城)の「こどもの樹」

多彩な表情が四方八方に伸びていく先に顔があり、怒っていたり、舌を出してたり、べそをかいていたり皆、違う顔をしています。

植物なのだけどそれぞれが、子どもの顔ですね。

子どもは、それぞれこういう独自の顔を持っていなくてはいけないのだだよというメッセージが伝わってきます。

植物と子どもの生命力やエネルギーを感じさせる作品で、目線が下向きなのは子どもの視線を意識しています。

身近な芸術

パブリックアートも身近な芸術ですが、「どんな人にも身近にあること」を岡本太郎は望んでいました。

目に飛び込んだこのグラス、懐かし~い!

グラスの底に顔があってもいいじゃないか

グラスの底に顔があってもいいじゃないか

グラスの底に顔があるこのグラス、どこかの家にあったなあ。

「グラスの底に顔があってもいいじゃないか!」のCMのウイスキーのノベルティです。

太陽の塔の現在を表す中央の顔をモチーフにしています。

コップ、鯉のぼり、椅子など誰もが芸術を身近に感じられる多種多様なプロダクトも展示していました。

坐ることを拒否する椅子

坐ることを拒否する椅子

実際に見たり触れたり芸術とのつながりを大切に考えた太郎ですが、それにしてもこの陶器の椅子は座ってもいいものですが、「坐ることを拒否する椅子」というタイトルと顔の上に座る罪悪感で躊躇します。

(だから、座れませんでした。)

水差し男爵、ネクタイ、アロハシャツ、スカーフ

水差し男爵、ネクタイ、アロハシャツ、スカーフ

そういえば、猛牛の頭部を図案化した近鉄バファローズの帽子のマークも太郎がデザインしたものです。

どれも、遊び心があってデザインなど洗練されモダンなものあり、高度成長期の空気をまとっています。

珍しいもの

森の掟

森の掟 1950年

特異な立体作品や力強い輪郭線と原色を多用した作品は一目見て岡本太郎だと分かるものばかりで、どれもインパクトやオーラがあります。

雷人

雷人 1995年

しかし赤青黄色の色使いのものが多い中、珍し原色を使っていないのがこれ

「作品A」「作品B」「作品C」(右から)

左から「作品B」「作品A」「作品C」 1931-33年

実はこの3点の作品パリ市内のゴミ集積場にあったもので居住者であるデザイナーが発見したものです。

「岡本太郎」の名前も入っていますが、まだ岡本太郎作品と断定されてはないがその可能性が非常に高いものです。

太郎の中では、未完成だったものと推測されだから日本に持ち帰らなかったのではとされています。

自画像/1950年

自画像 1950年

ほとんど自画像を描かなかったという太郎ですが、珍しい自画像のデッサンがありました。

対極主義

空襲で焼失したパリ時代の作品ですが、戦後に再度描か再制作された初期作品の作品が「露店」「傷ましき腕」です。

彼の思想の中で、真反対のものをひとつの作品でぶつけ合う「対極主義」が表現された初期の作品でもあります。

傷ましき腕

「傷ましき腕」(1936年-1949年)

強烈な印書を残す絵ですが、切られらて肉が露出した生々しい腕と可愛らしさの象徴であるリボンが描かれて不許和音を発しながらもひとつのキャンバスに収まっています。

露店

露店 1937-49年

ポップな印象のものが並べてありますが、笛を吹く売り子のいる屋台の中は暗く対象的です。

最後に

ミュージアムショップ

見てるだけでも楽しいミュージアムショップ

岡本太郎の作品は、一見、筆の先からポップアップされる極彩色の絵のように見えるけれどそこにはちゃんと「毒」が入っています。

だから、筆をふるえば世界はたちまちカラフルに塗り替えられるというような幻想は否定されてしまうけれど、そこからは鋭いメッセージが伝わってきます。

(可愛いと思って手を出したら噛まれたたみたいな作品もあるし。)

今回は、絵画だけではなく、立体、パブリックアート、建築から日用品まで、強烈な個性とインパクトのある作品を数多く展示していましたが、書も残して多彩な人だったと思いました。

写真家としても活躍していて、あらゆる手段で表現し、あらゆる分野で作品を残していたのが分かりました。

私の中で岡本太郎は、目むいて「芸術は、爆発だ~!」なんていう変わったおじさんだったけど道化を演じながら、常に枯渇しない感性と豊かな想像力を持ち合わせていた芸術家だったですね。

しぼり菜リズム(まとめ)

手-赤/1981年

手-赤 1981年

史上最大規模の回顧展『展覧会 岡本太郎』(東京都美術館)

館内の展示スペースに入るなり、パワーやエネルギーが溢れ出る岡本ワールド炸裂!

作品が個人の所有物になり人の目に触れなくなることを拒み、「太陽の塔」「こどもの樹」「明日への神話」など太郎は、美術館の庭や公園、公共施設、大学や幼稚園の敷地などに、彫刻、壁画、照明、モニュメントを制作しています。

「どんな人にも身近にあること」を岡本太郎は望み」、コップ、鯉のぼり、椅子など誰もが芸術を身近に感じられる多種多様な生活用品を作ったりデザインしています。

「森の掟」「雷神」など特異な立体作品や力強い輪郭線と原色を多用した作品は一目見て岡本太郎だと分かるものの中、パリのゴミ集積場から発見され太郎の作品の確率が高い「作品A」「作品B」「作品C」やでデッサン画の「自画像」など原色を使っていない珍しい作品もありました。

「対極主義」が表現された初期の作品「傷ましき腕」「露店」は、真反対のものをひとつの作品でぶつけ合っています。

岡本太郎の作品は、一見、筆の先からポップアップされる極彩色の絵のように見えるけれどそこにはちゃんと「毒」が入っていて鋭いメッセージが伝わってきます。

今回は、絵画だけではなく、立体、パブリックアート、建築から日用品、書を残し写真家としても活躍して多彩な人だったと思いました。

あらゆる手段で表現し、あらゆる分野で作品を残していたのが展覧会で分かりました。

■展覧会 岡本太郎

  • 東京都美術館
  • 2022年10月18日(火)〜12月28日(水)
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2017年現在57才 50代になって体に色々な変化が起きました。 アレルギー、腰痛、変形性膝関節症、脂漏性皮膚炎、手湿疹、眼精疲労、胃腸の不快感、開帳足等々一気に吹き出しました。 このほかに病気以前、未病のものもあるので 自分の体を見つめ直した生活を考えています。 健康、医療、病気、楽しいことも含めた日常生活を綴っていきたいと思います。 認定医療コーディネーター、ホームヘルパー びわの葉療法インストラクターの資格保有