ういろう
「白、黒、抹茶、上がり、コーヒー、ユズ、サクラ…♪」
の昭和のCMの「青柳ういろう」が、好きでした。
「ういろう」は、東京では馴染がないけど母が、愛知県出身なので名古屋名物であるういろうをおやつに買って来てくれたり、東海道新幹線の車内販売でねだって買ってもらうとき7種類の中から何を選ぼうかとワクワクした記憶があります。
子どもの頃、甘い餡子が苦手で羊羹、饅頭、どら焼き、大福など食べられませんでしたが、ういろうは優しい甘みで食べやすく唯一好きな和菓子でした。
大人になってからは、他の和菓子も食べられるようになり、巷に美味しいものも溢れういろうに食指が伸びず、売っているお店も少ないのもあって次第に食べる機会がなくなりました。
「思い出の味」になつつあったういろうですが、手土産に頂いたういろうがきっかけで再び食べるようになりました。
虎屋のういろ
忘れ去られていたういろうを食べるようになったきっかけが、虎屋の「ういろ」です。
(ういろうだけど商品名は、「ういろ」です。)
伊勢に本店をもつ大正12年創業の老舗の虎屋。
ここのういろうがあまりにも美味しくて、子どもの頃食べたういろうを再び食べるようになりました。
実は、伊勢地方もういろうの名産地で、伝統的に黒砂糖を用い名古屋は、原料がもち米なのに対して小麦を原料としています。
「とらや」と言えば羊羮が有名ですが、ういろうのとらやは、「虎屋」なのですね。
関東では唯一、 虎屋のういろが 常設で買える池袋東武百貨店で、本店以外では催事販売で購入出来るので興味のある方は、サイトでチェックして下さい。
虎屋のういろうは、風味を生かすため保存料を使用しない「生ういろ 」で、真空パックに入って売っているものとは違い 日持ちはしません。
冷蔵庫で、消味期限が2日間なので、1回に買うのはせいぜい1棹(さお)でその1つを選ぶのが迷います。
(羊羹のように棒状にして作る菓子を「棹物」といい、一棹、二棹と数えるそうです。)
ただ、毎月10日、20日に数量限定で「虎の巻」という半棹サイズ二種類の詰め合わせセットが販売されるようで他の種類も試してみたい場合はその日に出向くといいでしょう。
ういろうは、米粉を蒸して作られるが、「虎屋ういろ」は小麦粉から作られるます。
室町時代から食されてきたという蒸し菓子の「ういろう」は、伊勢地方の「黒砂糖ういろ」をベースにしています。
1棹の重さは、約350gで、19×4×4cmの大きさで400円(税込)とお安いです。
シンプルイズベスト
白・黒・桜・小倉・栗・抹茶・白小豆・よもぎの定番から季節限定まで、約35種類ものバリエーションがあり何を選んでいいのか迷います。
でも、定番中の定番、白、黒、抹茶もいいけれど個人的には、波照間の黒糖を使うことでコクが増す「黒」は外せません。
柚子や桜や季節の変わり種も美味しく食べたくなりますが、黒糖に始まり「黒」に帰るというか、飽きがこなくて1つ選ぶとしたらやはり「黒」です。
原材料は、小麦粉、黒砂糖、砂糖、食塩だけのシンプルなもので、防腐剤も使っていません。
ひと口食べて、素朴で懐かしさを感じます。
コクのあるけどあっさりと上品、自然な甘みなのでカットしては何切でも食べてしまいます。
小麦粉を使用しているため、米粉を用いたものよりコシと弾力のある食感でもっちりとしているのが他のういろうと違い美味しさナンバーワンういろうです。
しぼり菜リズム(まとめ)
伊勢に本店をもつ老舗の「虎屋」の生ういろうを食べて、あまりにも美味く大人になって再びういろうを食べるようになりました。
伊勢地方は、ういろうの名産地で、伝統的に黒砂糖を用い名古屋は、原料がもち米なのに対して小麦を原料としています。
本店以外では、常設で買えるのが池袋東武百貨店で、他は催事販売で購入出来ます。
虎屋のういろうは、風味を生かすため保存料を使用しない「生ういろ 」で、趣味期限は2日で日持ちはしません。
白・黒・抹の定番から季節限定まで、約35種類ものバリエーションがありますが、個人的には、季節の変わり種も美味しく食べたくなりますが、波照間の黒糖を使うことでコクが増す「黒」が一番好きです。
原材料は、小麦粉、黒砂糖、砂糖、食塩だけのシンプルで素朴で懐かしさを感じ、コクのあるけどあっさりと上品で自然な甘みがあります。
小麦粉を使用しているため、コシと弾力のある食感でもっちりとしているのが他のういろうと違って美味しいです。
虎屋のサイトは、こちら