胃の内視鏡
逆流性食道炎があるので1年に1回くらいの頻度で、胃の内視鏡(以下「胃カメラ」)をやっています。
以前、麻酔なしで口から胃カメラをして、口から喉にカメラが入るときの「オエっ」とする「喉の反射反応」で辛い思いをしました。
苦しいのは、一瞬ですが、それから深い麻酔(完全に眠ってしまう)をして意識のない状態で胃カメラをしてくれるクリニックを探し麻酔をかけて胃カメラをしています。
苦痛の少ない胃の「内視鏡検査」を受けてきた。検査の流れやクリニックも紹介します。
検査の間、ぐっすりと眠っているので苦手だった胃カメラが楽に受けられるようになりました。
鼻から胃カメラ
麻酔で寝たまま胃の内視鏡をする検査が楽で、ずっとしていました。
しかし、検査が終わった後、院内で麻酔が切れるまで休憩してから医師の診察を受けますが、そのときもまだ頭がポーっとして医師からの検査の説明をきちんと聞いていないことがありました。
後から、結果の用紙を見て、胃の「過形成ポリープ2型無茎性」「白色扁平ポリープ」、食道に「孤立性静脈拡張」「ガード」「ナード」って書いてあるけど治療しなくてもいいの?と疑問に思うことがありました。
そんなこともあり、毎回、深い麻酔をして大丈夫なのか、もっと軽い麻酔の胃カメラ検査にも挑戦してみてもいいかと思っていたところ鼻からの内視鏡を行っているクリニックがあり、ネットで評判もよかったので受けてみることにしました。
辛かったら、次回からまた麻酔で口からの胃カメラをすればいいかという気持ちでトライしました。
「鼻からの胃カメラ」は、口からの胃カメラに比べ喉の反射反応がなく楽と説明され、全く麻酔をしないで受ける人も多いということでした。
ただ、鼻腔が狭くカメラが入らなかったり、鼻血が出ることがあるということでした。
検査当日の流れ
前処置
検査は、午前中で昨晩の9時から絶食状態で受けました。
検査着に着替えず来たときの服装のままで検査を受けます。
時計や指輪はしたままです。
前処置として、行ったのが
①胃内の粘液や気泡を除去する薬をカップ1杯飲みます。
やや苦目の白い液体で、美味しくないけどごくんと呑み込みます。
以降、マスクはしたままですが、鼻を出すように鼻からずらして口に当たるようにします。
②処置室でベットに横になり、鼻の穴を広げるスプレーを両方の鼻に噴霧します。
スプレーは風がシュッと入るような感じで、ほとんど痛みはありません。
これで、鼻の粘膜の血管を収縮させ私のような鼻炎の人でもカメラの通りがよくなり、出血もしにくくなります。
③広がった鼻腔に局所麻酔をシリンジで注入します。
鼻から喉に流れた液体を呑み込みます。
この時点では、局所麻酔なので眠くなりません。
④ゼリー状の麻酔薬を塗った短いシリコンチューブを鼻腔から挿入します。
最初に検査時のカメラの管より細いものを入れ、大丈夫だと確認したら検査時と同じ太さ(直径6mm)挿入し、鼻腔の状態を確認しながら慣らしていきます。
これで、鼻腔の痛みが抑えられ、内視鏡の通過がスムーズになるそうです。
検査までこのチューブは、入れたままでしかたが、特に鼻の中が痛いとかむずむずするとかありませんでした。
ここまで、10分くらいの処置で、口から胃カメラに比べてこの前処置が多いです。
前処置終了後、鼻にチューブを入れたままますぐ目の前の内視鏡室に移動して検査用ベットにそのまま横になります。
鼻から胃カメラ
検査用ベットに横になり、うとうとする程度の軽い麻酔を希望していたのでパルスオキシメーターと血圧計つけました。
ベットで左側を下にして横になります。
そのとき、床を見るような姿勢が楽ということで下を見ると顔の下に膿盆のトレイが置かれていました。
マスクは、鼻だけ出してつけたままで、汚れることもあるのでそのときは、予備のマスクを用意しているということでした。
すぐに先生が登場し、麻酔をするための静脈注射をし鼻に入れていたシリコンチューブを抜いて、胃カメラを入れていきます。
私は鼻炎で、右の鼻が詰まっているのと右の鼻が狭いと耳鼻科で言われたので、左の鼻の穴からカメラを入れてもらいました。
胃カメラをやっている間は、ポーっとした感じですが意識はあり先生の話も分かります。
カメラが入ってからは、鼻から喉にかけてカメラだ通るのが分かるのとカメラが移動するとき、お腹の中に何かいるような感じがあった程度で特に痛いとか苦しいなどはありませんでした。
口から入れるカメラの嘔吐反応がないのがいいです。
何より検査中、看護師さんが優しく声を掛けながら背中をさすってくれて安心して検査を受けることが出来ました。
そういえば、先生の特に異常はないと話しているのは聞こえましたが、目は瞑っていていたのでモニターの画面は全く見ていませんでした。
検査終了後
胃の内視鏡検査は、だいたい10分くらいかな。
意外とあっけなく終わりました。
検査用ベットから降りるとき麻酔のせいで少しフラッとしました。
その後、処置室のベットで30分休んでから診察。
診察では、意識がはっきりしていたので先生の説明をしっかり聞くことが出来ました。
いくつか胃にポリーブがあるが、よくあるポリーブで悪いものではなく採らなくも大丈夫なもので取らなかった。
食道の孤立性静脈拡張(瘤)も治療の必要がなく、逆流性食道炎も問題ないということでした。
車の運転や自転車には乗らないように。
30分後には飲食可能でお酒は、少量ならば可能で普通に食事をしてもいいとのことでした。
ここまで順調でしたが夜、無意識に鼻を擦ったら鼻血が出ました。
すぐに止まりましたが、検査後でもこのように鼻血は、出ることがあるようです。
鼻から胃カメラは、前処置に少し時間が掛るものの検査自体にあっけなく終わってしまったという感じです。
軽い麻酔だったので意識があり、喉の奥や胃の中をカメラが通過する違和感が多少ありますが、苦しいとか痛いとかなく恐怖感もありませんでした。
何より、口から胃カメラの嘔吐反応がないのがいいです。
軽い麻酔だったので、検査後30分程度横になって休んだ後はふらつきもなく先生の説明もきちんと聞くことが出来ました。
(深い麻酔でやったときは、1時間休憩してもふらつきが残り、頭もクリアではなかったです。)
検査は、思ったより楽だったので、先生の腕はよかったのかと思います。
後は、見立てがいいかです。
今回、胃だけではなく、食道などの病変にも注意を払って診てくれたので次回もまた、受けて見ようかと思いました。
しぼり菜リズム(まとめ)
嘔吐反応がある口からの胃の内視鏡が辛く、意識がない深い麻酔をかけて行う胃カメラをやっていました。
麻酔が強い分、検査終了後もふらつきが残ったり、頭がぽーっとした状態が続くので、口からのカメラより辛くないという鼻から行う胃カメラを軽い麻酔で受けました。
鼻から行う胃カメラは、前処置があります。
胃を奇麗にする液体を飲み、鼻に局所麻酔をして、検査までカメラと同じ太さの鼻にシリコンの柔らかい管を入れます。
これで、鼻血や痛みのリスクが減り、検査時のカメラの挿入に慣れるようにします。
軽い麻酔を希望したので、前処置が終了後、検査台に横になり血圧計とパルスオキシメーターを付けて、静脈に麻酔を注射します。
カメラが鼻から喉や胃の中を通過するときに違和感がありますが、苦しいとか痛いとかなく、口から胃カメラの喉の嘔吐反応がない分楽でした。
軽い麻酔のため、検査直後、ふらつきはありましたが30分休憩後は、ふらつきもなくなり頭もすっきりして診察で、先生の説明をきちんと聞くことが出来ました。