母が、「脳梗塞」で入院しています。
父が脳腫瘍で入院したときとの違いなど書きました。
高齢者の積極的治療をするのか、しないのか。「脳腫瘍」の父は、手術を選択した
コロナ禍
母が「脳梗塞」で、入院してからコロナで面会が出来ないので、1年以上会っていません。
母が入院した「急性期病院」は、リモートも含めて面会が出来ませんでした。
電話で、病棟の看護師に様子を聞くことは出来ました。
ただ、状態が落ち着いてきたら「変わりがない」と一辺倒で詳しい状況はよく分かりませんでした。
左半身に重い麻痺が残り寝たきりということですが、よく喋ると言います。
話の辻褄が合わず主治医のことを自分の息子だと言ったりして認知機能の低下も見られるようです。
嚥下の状態もあまりよくなく、「経鼻栄養」をメインにときどきゼリーなど食べているようでした。
電話で、ベット上のマッサージのハビリと嚥下のリハビリ・ゼリーを食べるをお願いしましたが、リハビリは、ほとんどやっていない感じでした。
「体位交換」とときどきゼリーを食べることはやっていましたが、本人がやる気がないので体のリハビリは出来ていないということでした。
2018年父が脳腫瘍の手術で入院したときは、頻繁に会いに行っていたので父の状況が分かり、どんな治療をしているかも分かりました。
そのときに疑問があれば、すぐに看護師に聞くことも可能でした。
面会が出来ないので、少しでも母の刺激になるようにということで手紙を送ることは、可能だったので毎週、手紙を書きました。
(左半身麻痺しているので、片手で持って読める母の好きそうな絵ハガキを選んで、出しました。)
リハビリ病院
母は、「急性期病院」に入院してから約7か月後に「リハビリ病院」に転院しました。
父が入院していた2018年当時は、急性病院からリハビリ病院に転院するのに術後(発症後)「2か月以内」に転院しなくてはならないとういう決まりがありましたが、今はその期限がなくなりいつでも転院出来るようになりました。
ただ、リハビリは、発症から時間が経過してしまうと効果が出ないので、早い時期に転院し始めた方がいいのです。
父のときは、ICUから出て間もない時期で病状も安定しておらず、動かすのも大変そうで、こんなので移動出来るの?という状況での転院でした。
急遽、病院も探さなくてならず大変でした。
でも、早い時期の転院が功を奏して、リハビリを始めるとベットで体を起こしたり、車椅子に乗ったり、ゼリーを食べみるみる元気になりました。
急性期病棟からリハビリ病棟に転院するときに付き添いで、入院してか初めてら母に会いました。
母とは、1年3か月ぶりの再会です。
最初は、マスクに眼鏡姿の私がよく分からなかったようでしたが、介護タクシーの中で話をしていうちに分かってきました。
ただ、自分は、元気でご飯も沢山食べているとちぐはぐなことを言い会話は、嚙み合わないことも。
(実際には、食べていないです。)
リハビリ病院で、入院の受付をしているとき(たまたま通り掛かった)内科医が、リクライニング車椅子で横になりながら待っていた母の手と足を少し見てくれました。
そのとき、麻痺側の左手足が「拘縮(こうしゅく)」していると言いました。
拘縮は、筋肉が固まってさらに関節も動かなくなるため肩や肘が固まったように動かず、手首や手の指も曲がったまま伸びません。
母も肘が曲がりくっついたようになり足も内側に向いているように見えました。
(右手右足は上げられます。)
私もそのとき初めて母の手足を見たので、やはり拘縮になっていたのかと思いました。
急性期病院で、関節の拘縮にならないようにベット上のマッサージはお願いしたけれど難しかったようです。
一度、母を担当した(主治医ではない)医師と僅かな時間立ち話をしたとき、リハビリ病院に転院したい旨を伝えると「リハビリ」をするような状況ではないと言われました。
そのときはまだ、心不全や肺の状態が完全ではない。
また、高齢だし本人にやる気がないと難しいと言われました。
電話で、看護師にも拘縮が出ないようよにリハビリを頼みしたが、主治医に聞かないと分からないと連携とコミュニケーションが上手くいかずかないませんでした。
私もどちらかというと嚥下の方を気にして、食べる練習をお願いするのが精一杯で、母の様子もよく分からなかったので強く言えない状態でした。
ときどき手足の状態は気になるも急性病院は、リハビリは期待出来などと思考停止状態になっていて、それからあまり考えないようにしていました。
(現状を目の当たりにしないと実感が湧かず、どうしていいのか分からなくなります。)
やはり、父のときと違い、コロナで病院へほとんど行かなかったのでこちらの要望が伝わらなかったのかと思いました。
急性病院では、「救命」と「治療」が優先されるので不可抗力で拘縮になかったのか、過ぎ去ってしまったことだがもやもやが残りました。
2次救急の病院だったし、病院によって方針も違うので、仕方がないかもしれません。
母の希望は?
母は、介護認定は、受けておらず自立した生活を送っていましたが、脳梗塞で倒れてからいきなり寝たきりの要介護5になりました。
倒れるまで、元気に生活をしていたのです。
だから、重い麻痺が残った状況が耐えがたいのかと思うも認知機能が衰えることによって、今の状況をあまり深刻さを理解していないように見えました。
(自分が、どうして病院にいるのかも分かっていません。)
父のように(頭が)まともだったら受け入れられなかったのではないかと思いました。
父の場合、入院するまで要介護2で、一部、介助が必要でした。
数年前まで、その介助を母が担っていたのに脳梗塞で一夜にして全介助が必要な状態になってしまいました。
父の場合、認知機能がしっかりしていたので直接会って、気持ちを確かめることも出来ました。
父の「食べたい」という要望を聞くことが出来き、それを優先したリハビリをお願いしました。
母は、認知機能があやふやなので、多分、それが出来ないと思います。
コロナで、直接会えないので、真意を確かめることも出来ません。
父は、胃がんで胃を2/3摘出しているので、「胃瘻(いろう)」が出来ませんでしたが、母は、胃瘻が出来ます。
このまま食べられなければ、母にどうするのか聞くことが出来るのか分かりません。
しぼり菜リズム(まとめ)
コロナ禍で、入院中、脳梗塞で寝たきりになった母に会えず母の状態が分かりませんでした。
病院に嚥下と拘縮にならないためのリハビリを頼みましたが、コロナの影響で連携とコミュニケーションが上手くいかず、リハビリはあまりやっていなかったようで、母の麻痺側の手足に拘縮が見られます。
救命と治療が最優先される2次救急病院だったので、仕方がなかったのかもしれません。
母は、急性期病院入院から、7か月後にリハビリ病院に転院しました。
父が入院していた2018年は、急性病院からリハビリ病院に転院するのに発症から2か月以内に転院しなくてはならないとういう決まりがありましたが、今はその期限がなくなりいつでも転院出来るようになりました。
父は、術後2か月以内にリハビリ病院に転院してリハビリを始めたので、嚥下の改善が見られゼリーが食べられるようになりました。
母は、術後時間が経過しているので、リハビリの効果が出るか分かりません。
父のときは、頻繁に会え認知機能の衰えがなかったので、父の食べたいという要望を優先するリハビリが出来ました。
母は、認知機能の低下とコロナで直接会えないので、本人の希望を確かめることが出来ません。