がんになってから気持ちの変化を書き留めました。
がんが発覚、死を受け入れる
がんが発覚してから「死」というものを考えるようになりました。
「生まれたからには、終わりは起こる」 それが早いか遅いかというだけである。
もし、今、私が死んだらどうなのか。
誰か、困ることはあるのか。
哀しむことはあっても何か、影響することはあるのだろうか。
あるとすれば、高齢の母が哀しむことくらいか。
結構、母は、私を当てにしているので、私がいなくなれば精神的なダメージは大きいような気がする。
子どもは、20歳を過ぎたし、1年半後には大学を卒業してする予定だ。
もう、自分の頭で考えて生きていいかなくてはいけない年齢である。
仕事も私の代わりは、いくらでもいるだろう。
もちろん悲しんでくれる人はいると思うが、困る人はいないと思う。
少し早めに行くというのも案外、いいのかもしれない。
今、命を終えても私の人生は幸せだったと思う。
前の主人と離婚してから、今の主人と知り合って幸せの人生を送ることが出来ている。
父は既に見送って、母は、妹や弟に任せればいいのである。
母や主人の介護がどうなるのか。
自分の老後だってどうなっているのか分からないのに…そんなことまで考えなくもいいか。
自分が、がんだということを理解するともに受け入れることが出来た。
そのことに慣れていくと、自分が死んだ後のことはどうでもいいかなとも思うようになる。
「死」を受け止めることは考えたくはないが、最悪の状態になる前に準備だけはしておこうか。