感震ブレーカーブレーカー
地震のときの電気火災、通電火災を予防する簡易型「感震ブレーカーブレーカー」を設置しました。
感震ブレーカーブレーカーとは、震度5強以上の揺れを感知すると分電盤のブレーカーを強制遮断して電源をストップする装置です。
これは、地震直後の通電した状態での火災や停電後、地震がおさまって電気が復旧したときに、倒れた電気製品や破損した電源コード等が火元となり発生する「通電火災」を起こさないようにするために設置します。
地震が引き起こす電気火災には、発生直後の火災と停電から電気が復旧した際の通電火災がありますが阪神淡路大震災や東日本大震災で発生した火災の5割以上が、電気に起因する火災と言われていて、地震のときの不在時や、ブレーカーを切って避難する余裕がない場合に有効な手段となります。
行政の補助事業
この震災時の通電火災への対応に国で力を入れていて、感震ブレーカーブレーカー設置に対して多くの市町村で「補助事業」の対象となり補助金を出しています。
私の住んでいる区でも設置費用に補助が出て、2,000円のみ自己負担で設置することが出来ます。
区では毎年、広報していて、予算額に達するまで受付をしています。
もし、設置を希望する場合は、住んでいる地域で補助金制度の有無を確認してみるといいでしょう。
私の住んでいる区では、区の指定機関に配布してある(または、HPからダウロード)申請書で申し込みをして、区から認可されれば設置業者から連絡が来て設置してくれます。
区から通知が来てから20日くらいで、業者が取り付けに来てくれました。
取付作業は、点検も含めて10分程度でした。
感震ブレーカーのデメリット
感震ブレーカーは、地震時の通電火災に役立ちますが、デメリットがあり注意が必要です。
感震ブレーカーは、地震を感知すると同時にブレーカーが遮断されてしまうので
夜間は、照明が消えてしまうので、突然の暗闇でパニックになったり、足元や周りが見えなくて避難が困難になってしまう可能性があります。
停電時には、オートロックの出入り口が開かなくなり避難路が確保出来なることもあります。
避難するほどの災害ではなかった場合でも、PCなど停電すると困る機器もあります。
夜間用照明の確保
感震ブレーカーが作動して、一番困ることは、「夜間の照明」が消えて突然、真っ暗になってしまうことです。
そのため、停電時でも使用できる「夜間用の照明」を用意しておく必要があります。
夜間照明を確保するために一番、基本になることは防災用の充電式携帯電灯や懐中電灯を手に取りやすい場所に置いておくことです。
小さな光でもあれば、ある程度は周りの状況も分かり次への行動につながります。
これは、感震ブレーカーを設置したときに頂いた(区から支給)電池不要のハンドライトです。
これを枕元に置いて、第一の夜間照明に使おうと思っています。
このハンドライトの他にコンセントに差して置くタイプの「停電灯」を設置しています。
これは、コンセントに差し込んでおくだけで、停電時に自動点灯します。
この光があれば、ある程度部屋の状況が把握出来ます。
また、常夜灯としてもご活用出来、コンセントから抜いて非常用の持ち出しライトとしても活用出来るので色々と使えそうです。
満充電で、連続点灯時間は8時間です。
停電灯でも足元は、明るいですがさらに明るいランタンがあれば心理的にも安心です。
このランタンは、360度全方向を照らし最大500ルーメンと暗い場所でもかなり明るいです。
軽くて持ち手があるので、持ち歩くときも便利で、第2第3の照明として使えそうです。
感震ブレーカーは地震の感知と同時にブレーカーが遮断されてしまうため、ハンドライト等の夜間照明を確保するという感震ブレーカーとの両面から防災対策が必要になります。
照明だけではなく感震ブレーカーが作動して、他の電気機器が使えないときに停電に対処できるバッテリーがあれば尚、安心出来ます。
マグニチュード7クラスの直下型地震が30年以内に起こる確率は70%以上といわれています。
大規模な地震発生時には広い範囲での停電が想定されるので、是非とも感電ブレーカーを設置して通電火災対策をするといいでしょう。
しぼり菜リズム(まとめ)
大規模な地震発生時には広い範囲での停電が想定されます。
地震直後の通電した状態での火災や停電後、地震がおさまって電気が復旧したときに、倒れた電気製品や破損した電源コード等が火元となり発生する「通電火災」が懸念されます。
通電火災を防ぐために震度5強以上の揺れを感知するとブレーカーを強制遮断して電源を止める「感震ブレーカーブレーカー」があり、区の補助金を使い我が家に設置しました。
感震ブレーカーブレーカーの設置には、多くの市町村が補助事業の対象としていて設置費用の補助などがあります。
感震ブレーカーブレーカーで、照度確保機能の無いものは地震の感知と同時にブレーカーが遮断されてしまうため、ハンドライト等の夜間照明を確保しなくてはなりません。
感震ブレーカーブレーカーを設置したら同時に防災用の充電式携帯電灯や懐中電灯、停電灯、ランタンなど夜間に照明になるものも用意して災害に備えることも必要です。