目の結膜結石が出来た
右目にゴロゴロとした異物感を感じて、目を洗ったりしても取れず目が充血してきたので眼科を受診したら「結膜結石」(結膜の中で分泌物が固まり黄色い小石のようになった状態)が出来ていました。
眼科で、「手術」(点眼麻酔をして、1分くらいで除去・少しチクッと痛いがあっという間に終わります)して結石を除去してもらい点眼薬を処方され違和感はなくなりました。
結膜結石は除去しても、一般に次々と発生してくることがあるそうで、結石が、結膜(まぶたの裏側)の表面に出てると眼に直接触れて、瞬きの度に擦れて角膜を傷つけることになるので根本原因を少しでも取り除きたいと思いました。
目は「涙」が表面を覆うことで、瞳の角膜を保護しています。
しかし、目が乾くと角膜がむき出しになって、傷ついてしまい、慢性の結膜炎になるため、結膜の中で分泌物が固まりこのような結膜結石になります。
眼科で、目を染色後、顕微鏡で診てもらうと私の場合、涙は分泌されているものの角膜の表面を覆ったと思ったら、すぐに乾いていくことが分かりました。
結膜結石の原因は、アレルギー、ドライアイ、体質など色々あり、特定されないことも多いのですが私の場合、この涙がすぐに乾くことも原因ではないかということでした。
涙が乾く原因
結膜結石の原因の1つと思われる分泌した涙がすぐに乾くというのがあります。
どうして、すぐに乾いてしまうのか。
涙はほとんど水分ですが、その水分が蒸発しないように表面に一層薄く油の層が乗っていて、その「油分」を分泌しているのが瞼の中にある「マイボーム腺」です。
このマイボーム腺の働きが低下して、何らかの原因で油分が出にくくなってなってしまうと目が乾いてしまいます。
私の場合、涙の蒸発を防ぐ油分を分泌するマイボーム腺が機能が低下している可能性があるということでした。
マイボーム腺機能不全
では、このマイボーム腺とは何か調べてみました。
目の水分を蒸発しにくくして保護する役割をする油分を出すのが、マイボーム腺です。
絵のようにマイボーム腺は、眼瞼の睫毛の生え際よりもやや内側に出口があり、上眼瞼に25、下眼瞼に20前後あるといわれています。
この出口から、脂質成分を分泌し目の表面から涙が乾燥するのを防いでいます。
このマイボーム腺の機能が低下を示す「サイン」があります。
それは、「タピオカ」のような小さな出来物が目の縁に現れることです。
こんな感じで、睫毛の毛根に白いものがぽつぽつとデキモノがあれば、それは、マイボーム腺の入り口の油が詰まりかけている初期段階であることを示しています。
眼科で診てもらうと左右、私もいくつかこのタピオカのようなデキモノがありました。
私の場合もマイボーム腺の開口部が詰まかけていて、油分が出にくくなっていたようです。
実際、自覚症状としては、目が開けるのが辛い、目がショボショボする、乾く、目やにがいつも付いてる感じがするなどありました。
目の縁が、いつもベトベトして涙っぽいというのもあります。
(油分が少ないため、涙が皮膚側へ滲み出てしまう)
これらは、マイボーム腺が機能していないために起きる症状に合致します。
マイボーム腺が機能不全は、涙の油不足が原因で「ドライアイ」にもなりやすいのです。
自宅出来るケア
涙の蒸発を防ぐために油脂を分泌するマイボーム腺が、機能しないと目が乾燥ししてドライアイになったり結膜に傷がついたり炎症を起こしてしまいます。
結膜結石の治療をしたときに、マイボーム腺の油の詰まりを解消する「自宅で出来るケア」を眼科医から教えてもらいました。
①瞼(まぶた)を清潔に保つ
まずは、瞼を清潔に保つことです。
眼科で購入したのが、「アイシャンプー」というものです。
瞼に使用可能な特殊なシャンプーで、シャンプー液を手に取り優しくマッサージします。
睫毛の根元を洗うことで、マイボーム腺の油の排出を促し、固まった油や角化物のつまりを除去します。
また、周囲の細菌量を減らす効果もあるようです。
目もとを洗うことで、マイボーム腺が清潔な状態になり、今までいつも睫毛のついていた目やにがほとんどなくなりました。
②瞼(まぶた)を温める
瞼を温めることも予防や初期段階のケアでいいそうです。
瞼を温めることで、まぶたの血流を改善します。
また、瞼を温めることによって分泌腺内の固まっていた脂が柔らかくなり、開口部も開きやすくなります。
蒸しタオルやホットアイマスクを瞼の上に4~5分置きます。
蒸しタオルだとすぐに冷めてしまうので、「めぐリズム」など専用のケア用品を使うことをお勧めします。
私は、中に小豆の入ったホットアイマスクを使っています。
レンジで温めて何度も使えるので、コスパがいいです。
目の上に乗せて5分以上温かさが持続して、何より気持ちがいいです。
③点眼
ドライアイの症状もあるので、ドライアイ改善の点眼薬も処方してもらいました。
「ジクアス点眼液」は、涙の成分であるムチンや水分の分泌を促進し、涙の状態を改善させ1日に4、5回点眼します。
しぼり菜リズム
目は涙が表面を覆うことで、瞳の角膜を保護しています。
涙はほとんど水分ですが、その水分が蒸発しないように表面に一層薄く油の層が乗っていて、その「油分」を分泌しているのが瞼の中にある「マイボーム腺」です。
このマイボーム腺の働きが低下して、何らかの原因で油分が出にくくなってなってしまうと目が乾いてしまい「ドライアイ」になったり角膜が炎症したり、傷がついてしまうことがあります。
マイボーム腺の入り口の油が詰まりかけて、油分が出にくくなると睫毛の毛根にタピオカののような白いものがぽつぽつとしたものが出てきます。
眼科医に教わったこのようなマイボーム腺の油の詰まりを解消する自宅で出来るケアです。
- 瞼を清潔に保つ
- 瞼を温める
- 点眼をする
マイボーム腺が機能不全になる前に市販のアイシャンプーやホットアイマスクなどを使って、マイボーム腺の油の詰まりを解消するケアをすることで目の乾燥予防が期待出来ます。