風呂蓋の掃除
「風呂の蓋」は、案外、汚れがつきやすく落としにくい割に浴槽などに比べて掃除の回数が少ないです。
取っ手の窪みに水が溜まって汚れたり、蓋そのもが水切れが悪くて湿気が溜まりやすいので「カビ」の温床になっていたりします。
蓋の「周辺部」もが汚れやすく、洗剤をつけてスポンジで擦り洗いをしても落ちなくなりました。
今回は、このように落ちにくい風呂の蓋の掃除です。
用意するもの
スポンジ、中性洗剤、カビ取り剤、キッチンペーパー、ゴム手袋、布
【周辺部の汚れ】
クエン酸
蓋全体の汚れ
蓋全体の汚れは主にカビによるものと、シャワーなどのときに飛び散る石鹸のかすの汚れが考えられます。
蓋全体の掃除
中性洗剤をつけたスポンジで擦り洗いをします。
最初の数年間は、汚れが落ちましたが洗剤だけでは汚れが落ちなくなりました。
そこで、カビ取り剤を使っての掃除です。
カビ取り剤を全体に吹き掛け、スポンジで薄く伸ばしていき10分位放置します。
放置したらシャワーの水で濯ぎ、洗剤を含めたスポンジで擦り、洗い流して乾いた布で水気を拭き取ります。
周辺部の汚れ
周辺部の汚れ
蓋全体の汚れは、カビ取り剤で落ちましたが蓋の周辺部の茶色い汚れが、カビなどの微生物の汚れではなかったのでカビ取り剤では、落ちませんでした。
この汚れの種類が、「湯垢」か「水垢」か両方入り混じったもか分からないので、洗剤をいくつか変えて汚れを落としてみます。
汚れの種類と洗剤
汚れを落とすためには、「汚れの種類」を見極め汚れに応じた「洗剤」を使います。
浴室の主な汚れの種類は、「酸性の汚れ」「アルカリ性の汚れ」「微生物の汚れ」に分けられます。
例えば、湯垢は、酸性の汚れで、水垢は、アルカリ性の汚れ、カビは、微生物の汚れになります。
汚れの種類によって、
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と洗剤を使い分けます。
アルカリ性洗剤は「重曹」、酸性洗剤は「クエン酸」が代表的な洗剤になります。
【浴室掃除】のコツ。「汚れ」を落とすポイントは、汚れに応じて「洗剤」を使い分ける
湿布法
蓋の周りの汚れの種類が酸性かアルカリ性か分からないので、アルカリ性洗剤と酸性洗剤を使って「湿布法」で汚れを浮かせてみました。
【湿布法】
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クエン酸系洗剤が、効いた
試しに部分的に湿布法で何種類か洗剤を変えて行った結果
汚れが、落ちなかったのは
- 重曹
- 塩素系漂白剤
- 酸素系漂白剤（顆粒）
汚れが、落ちたのは
酢
- クエン酸
- 酢
で汚れの正体は、水道水のミネラルの混ざった水垢を含んだアルカリ性の汚れで、酸性系の洗剤（酢。クエン酸）が効いたようです。
「クエン酸」は、ペースト状（クエン酸大3：水小1）にしたもので湿布しましたが（徐々に落ちますが）効き目が弱く、何度か繰り返し行なわなくてはなりませんでした。
何度も行うのが面倒だったので、クエン酸よりPH値が高い「酢」（原液）で湿布して擦り洗いをすると綺麗に汚れが落ちました。
酢はクエン酸よりも酸度が強いので、使用しても大丈夫かどうかを確認しておくことが大切です。
酢はそのまま使用する前に、酢1:水1の割合で薄めたものを汚れが気になるところに掛けてみて、それでも落ちなければ、少しずつ酢の濃度を濃くしていきます。
酢を使って、湿布法で四辺の汚れを落としました。
他の洗剤では、落ちない汚れだったので、今回はクエン酸や酢を使用しましたが、クエン酸や酢は、シミ、変色、排水経路の傷みによる水漏れの原因になるのでメーカーでは使用を推奨していません。
このように汚れに効果の高い洗剤は、傷みの原因になることがあるので支障がない部分に限定的に試してから使用するといいと思います。
（使用する場合は、自己責任でお願いします）
被汚れには、カビ取り剤
取っ手の周辺は、カビ汚れだったのか「塩素系」のカビ取り剤を使うと落ちました。
浸け置き洗い
イメージ
蓋が水を張った浴槽に浸けられる場合は、風呂釜洗浄のときなど蓋を洗浄剤（酸素系漂白剤）の入ったお湯に「浸け置いて」洗うのもいいです。
システムバス【サザナ】風呂釜掃除。「酸素系漂白剤」で、浸け置き洗浄
この蓋は、全て浸からないので定期的に回して浸け置かなくてならず普通に洗った方が楽かなあと思いました。
中心部の取っ手周りは水に浸からないので「湿布法」で、汚れを落とします。
蓋の周辺の汚れは、この方法で落ちなかったのでクエン酸か酢を使った「湿布法」で汚れを落としました。
しぼり菜リズム
風呂蓋
風呂蓋の汚れの種類によって、掃除方法と使用する洗剤を変えます。
蓋全体は、塩素系のカビ取り剤を水垢を含んだ蓋周辺部は、酸性洗剤を使って汚れを落としました。
汚れが蓄積すると落とすのが、大変になります。
なので、蓋に残る水垢系の汚れは、入浴後は、蓋の水分をよく切り、換気扇を掛けて常に乾燥させるようにするといいです。
汚れは、その都度、掃除をして汚れを溜めないようにすれば楽に汚れを落とすことが出来るので、小まめに手入れをしたいと思います。
