不織布マスクで、最大限の効果を
新型コロナの「感染防止」に「マスク」が、一定の効果があります。
せっかく装着するならば、効果を最大限に発揮させる正しい方法で装着したいと思います。
今回は、「不織布のマスク」です。
「不織布タイプ」のマスクは、繊維や糸を絡み合わせた薄いシート状の布を使い、このように3重構造になっているものが主流で中央の細繊維が帯電しウイルスを捕集するので、飛沫による「ウイルス」の侵入を防ぎ(万能では、ありませんが)ます。
最近は、1枚70円前後で楽天などでぼちぼち手に入るようになりましたが、まだまだ品薄です。
このように、以前の10倍程の高い値段や手元にストックがなくなってきたなどとても「貴重品」となった不織布のマスクですが、せっかく使うのであれば最大限の効果を発揮出来るように使いたいものです。
自衛隊方式
マスクを有効に使うということで、目についたのが「自衛隊式」というものでこれは、参考になるかと思いました。
保菌者との濃厚接触が避けられない現場であるクルーズ船、チャーター便帰国者の任務で、感染者ゼロで任務を遂行しのが自衛隊です。
他にもリスクの高い場所での従事が多い自衛隊で守られているのが
「マスク着用時は、鼻にあたる部分を押さえて隙間をなくす」「マスクは鼻まで、着ける」などで、「鼻回りの隙間をなくす」一手間が効果的でリスクが少なくなるというもので「自衛隊式」と呼ばれるものです。
自衛隊だから何か特別なことをやっている訳ではなくて、この「自衛隊式」だったら誰でも出来る基本に忠実な方法なのです。
マスクの効果を最大限に発揮させるポイントは、いかにマスクを顔に密着させるかという装着方法で、これでウイルスの侵入を防ぐ割合が大きくなれば高いお金を出してもマスクを着けたかいがあります。
逆に鼻や顎を出していたり、隙間があったりする人も街で見掛けるので、「いかに隙間をなくす」という「自衛隊式」が浸透すればいいと思い記事にしました。
マスクの裏表
意外と知らないのが、マスクの装着方法です。
つけ方を間違えると予防効果が、限りなく「ゼロ」に近づくのでまずは、基本の「き」であるマスクには、表裏があるのだというところから書いてみたいと思います。
メーカーによって表と裏が違う
不織布のマスクには、表と裏があります。
不織布のマスクを装着するうえで以外に間違えるのが、マスクの「表」と「裏」です。
この表と裏が違えば、マスクの効果が少なくなってしまいます。
これは、袋入りの不織布のマスクです。
そのまま袋から出したものですが、これだけ見れば内側に紐がある方が顔に当てる「裏」側だと思ってしまいます。
でも、実は、こちらは「表」側になります。
以前、街で配られていたもので説明書もなく間違えやすいです。
他のメーカーのマスクですが、こちらが「表」側です。
これは、最初のマスクとは逆で紐の付け根がある方が「裏(顔)」側になるマスクです。
このように紐が表側になるものと裏側になるものがありますが、実際につけてみてマスクの紐が外側になる方が、密着度がより高くなりこのタイプのマスクの方が多く出回っているかと思いました。
箱や説明書にどちらが表か裏か書いてあればそれに従い、マスクに文字が印字してあるものはその字が正しく読める方が表側になります。
このようにマスクのメーカーによってマスクの表と裏が違います。
表と裏が分からないマスクの表裏の見分け方
表示や説明がなく、表と裏の分からないマスクの見分け方がわからないものがあります。
表と裏の見分け方が分からない場合は
ます、マスクの上下を触ると不織布のマスクには「ノーズワイヤー」が必ず入っているので、このワイヤーが入っている方が上になります。
次にマスクには「プリーツ」がありますが、プリーツの向きを確認して上のプリーツが下のプリーツを覆うような向きで装着します。
悪い例↓
以前、プリーツが上向きで裏表逆に着けていました。逆になれば、上を向いたひだの隙間に細菌やウイルスが入り込みやすくなります。
下が、表裏の間違いない正しいつけ方で装着したもので
ノーズワイヤーが上、プリーツが下向きになる側が表になります。
隙間をなくす3つのポイント
マスクは、ただ口と鼻を覆っておけば大丈夫というものではありません。
ウイルスの侵入を防ぐ目的でマスクを使う場合、マスクのフイルター性能に加えて、隙間なく装着出来るかが重要になります。
これが、先に書いた「自衛隊方式」です。
どうしても鼻と頬の間に隙間が出来てしまうとウイルスの侵入を許してしまい、マスクの効果を発揮出来ません。
そこで、いかに顔にぴたっと「隙間」なく装着するかです。
隙間をなくすためのポイントとして、重要なのが以下の3点です。
- 鼻
- 頬
- 顎
マスクを着けるときは、「鼻」「頬」「顎」に隙間が出来ないように、しっかりフィットさせることがポイントです。
①鼻
ノーズワイヤーを鼻のラインに合わせて鼻の上からワイヤーを押さえて鼻の形に合わせて調整します。
装着する前に鼻にフィットさせるために山折り谷折りの「W」の形を意識して曲げておくと着けやすいです。(マスクを触るときは、きちんと手を洗ってね)
➁頬
鼻と頬の間は、隙間が出来やすいので鼻から指で馴らすなどをして隙間を作らないようにします。
③顎
顎の下まで、すっぽりと覆います。
ずれを直すときは、外側表面を触らず耳の紐で調整します。
正しくマスクを着ける
「鼻」「頬」「顎」この3点を意識して、マスクを装着します。
手順として
マスクをつける前に手を洗い、ノーズワイヤーの鼻の高さにピタッと合わせられるように、指でカーブをつけ(ノーズピースを曲げ)、鼻の形にフィットさせるためにさらに「W」の形になるように(中央部分は山折りに鼻の脇の部分は谷折りに)して曲げます。
その後、プリーツを上下に伸ばしてノーズワイヤーを上にしてマスクを口に当てゴム紐を耳に掛けます。
顎を覆いノーズワイヤーを調整し、頬の隙間がないか確認します。
しぼり菜リズム
不織布プリーツマスクは、ノーズワイヤーが上、プリーツが下向きになる面が外側になります。
中央部分は山折りに鼻の脇の部分は谷折りにしてノーズワイヤーを曲げ、プリーツを上下に伸ばしてからノーズワイヤーを鼻に合わせてゴム紐を耳に掛けます。
マスクを着けるときは、マスクの表裏を確認し「鼻」「頬」「顎」に隙間が出来ないように、しっかりフィットさせることがポイントです。
マスクを効果的に使うために濃厚接触の現場で感染者を出さなかったいかにマスクを顔に密着させるという「自衛隊式」は、誰にでも簡単に出来る予防法なので実践して下さい。