FF式ファンヒーター
FF式の灯油ファンヒーターを居間と子ども部屋に2台購入しました。
購入したのは、「トヨトミのFF-36GT」です。
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FF式ファンヒーターとは、「密閉式・強制吸排」気式を採用して外からの空気を取り込んで燃焼し、燃焼後の排気ガスを外に排出する方式です。
購入した理由は、こちらで
空気が汚れる、結露の原因になる「ファンヒーター」の問題点を解決。FF式ファンヒーターとは?
FF式ファンヒーターが、空気を汚さず、寒い時期の「換気」も不要、「結露「対策にも効果的にも関わらず東京では、あまり普及していません。
温暖な東京では、エアコンが主流だからでしょうか?私の周りで使っている人は、誰もいないです。
実際にFF式ファンヒーターを購入してみて、何故、普及していないのかが分かりました。
FF式ファンヒーターが普及していないのは
FF式ファンヒーターが、一般的でないのはまず取付け工事が必要なのと場所が固定化されてしまうからではないでしょうか。
取付工事が、必要
FF式ファンヒーターは、室内の空気で燃焼させて、そのまま燃焼した空気を室内に排出する「開放式ファンヒーター」とは違い「取付け工事」が必要になります。
こちらが、開放式ガスファンヒーター
この取付工事を請け負う業者を探すのが、結構、大変でした。
FF式ファンヒーターやストーブは、どちらかというと寒冷地での使用が多く、東京で使っている家が少ないので工事をしてくれる業者が見つかりません。
FF式ファンヒーターを扱っている大手家電量販店やのサイトでも、取付け工事をしてくれるところがありませんでした。あっても、北海道や東北などの寒冷地になります。
たまたま、灯油を売りに来る業者にそのことを話をしたら会社で、取付け工事をやってくれるとのことでお願いをしました。取付け工事は、10,000円ほどで思ったより安かったです。
工事もエアコンのように「壁」に穴を開ける工事になります。
工事も手軽に出来るものではなく、壁に穴を開けるとやはり、家の強度が落ちてしまうし、壁そのものに穴を開けたくない人も多いと思います。
「賃貸」物件に住んでいる場合も壁に穴を開ける工事が出来ないので、やはり普及の足かせになっていると思います。
場所が固定され邪魔
FF式ファンヒーターは、壁に穴を開けて背面に吸排気の配管を取り付けるので、ファンヒーター本体は、動かすことが出来ません。
オフシーズンになっても、開放式ファンヒーターのように持ち運ぶことが出来ないので、片付けられず場所を取ってしまいます。
FF式は、外に接する壁に面している場所に取り付けなくてはならないので、どこでも好きな場所に設置出来る訳ではありません。
自ずとファンヒーターを取り付ける位置は決まってしまうので、ファンヒーターを中心に家具を「レイアウト」しなくてはなりません。
ファンヒーター本体は、左右、10㎝程度、壁や物から離さなくはならず、温風も出るので通風口付近には物を置けません。
なので、子どもの部屋は、ヒーターを設置すると勉強机と袖机が邪魔になり撤去しました。
外に面した壁のある場所にしかヒーターは設置出来ないので、居間は、上の写真のテレビを置いてあった場所(右奥)に取り付けました。テレビやDVDデッキを移動して設置しました。
テレビ台は、置く場所がなくなり捨てました。
FF式ファンヒーターの中で、一番小さいファンヒーターを買いましたが、高さ×幅×奥行きが555×440×310(mm)と、結構大きく場所を取ります。
取り付てみるとファンヒーターの存在感が大きくて、視覚的にも邪魔な感じがします。動かすことも出来ないので、一年中ここに置くことになります。
FF式は、高い
FF式ファンヒーターは、開放式ファンヒーターに比べて値段が高いです。
どちらかというと寒冷地での使用が多いため、パワーのある大きいものが多く開放式のような対応畳数が、7畳タイプのコンパクトなものがありません。
10畳タイプが、一番小さいです。
開放式は、1万円台でも買えますが、FF式ファンヒーターは、安くても5万円くらいからになりやはり値段の面でも購入をためらってしまうのではないでしょうか。
定期点検が、必要
FF式ファンヒーターは、法的に「長期使用製品安全点検制度」の対象製品になるため8~10年で業者の点検が必要になります。
ガス瞬間湯沸器、ガスバーナー付風呂釜、浴室用電気乾燥機などもこれに該当します。
長期使用製品安全点検制度では、「ユーザー登録」が必要になり、商品に同封されたハガキでユーザー登録をしました。
ちなみに開放式ファンヒーターやエアコンは、長期使用製品安全点検制度に該当しません。
FF式が何故、このような定期的な点検が必要になるのかは、「経年劣化」による重大事故が発生する可能性の高い製品だからです。
過去にFF式のストーブなどで、一酸化炭素中毒や火災による死亡事故が何件かありました。
長年使用して不具合が出れば、給排気がうまくいかなくなり、「一酸化炭素中毒」で死亡してしまうことがあり得るのです。
点検費用も有料で、安全面でも慎重に使わなくてはならず、エアコンのように手軽に使えるものに比べて敷居が高くなります。
しぼり菜リズム
FF式ファンヒーターは、取り付けが必要、壁に穴を開ける、動かすことが出来ない。
開放式に比べて価格が高い、点検が必要と開放式に比べて大変なことが多いのでなかなか普及していなのかと思いました。