暖房器具は、ファンヒーター
今年は、暖冬気味ですがそれでも今が、一番寒い時期で「暖房」が欠かせません。
我が家の暖房器具は、メインの部屋は「ファンヒーター」を使っています。「ガス」と「灯油」ファンヒーターを使っています。
築47年の家は、「低気密中断熱」(一部に断熱材が入っているので、中断熱)で、冬は室温が20度を切りとても寒いです。
瞬時に部屋が温まって、エアコンに比べて足元まで温かいファンヒーターは、寒い我が家にとっては必需品です。
開放式ファンヒーターの問題点
メインの暖房にファンヒーターを使っていますが、このファンヒーターは「開放式」と呼ばれるものです。
開放式ファンヒーターは、室内の空気で燃焼させて、そのまま燃焼した空気を室内に排出するタイプです。
この開放式ファンヒーターは、直接室内に排気するので部屋の空気が汚れます。なので、定期的に窓を開けて換気しなくてはなりません。
冬の寒い時期に換気をしてはせっかく温まった部屋が、冷えてしまうので今まで、ほとんど換気はしていませんでした。暖房をしている間は、汚れた空気の中で、生活をしていました。
そして、問題なのがファンヒーターの水分が「結露」の原因となることです。
石油ファンヒーターは、1リットルの石油を燃やすと1.13リットルの水分が発生。プロパンガスでは1.63リットル、都市ガスは石油やプロパンガスの1.5倍ぐらいの水分を発生させます。
その水分が、結露になります。
窓の結露は拭き取ればいいですが、壁の中、小屋(屋根)裏にも結露は出来ます。特に「高気密高断熱」の家ならば、壁の中の断熱材が濡れて、カビが生えたりします。
以前、住んでいたマンションでは、ファンヒーターの結露が酷く部屋が、カビだらけになってしまいました。
私の【アレルギー】が酷くなったのは、ファンヒーター、部屋干し、換気不足が原因
水分がある状態が続けば木材に「腐朽菌」が発生してして、家の「構造体」に影響を与えることもあります。
FF式ファンヒーターに買い替えた
低気密の我が家で結露は、あまり心配ではありませんでしたが家に居ても外以上に汚い空気を吸っていることが問題でした。
ファンヒーターによる問題を解決すべく、たどり着いたのは
「FF式ファンヒーター」に買い替えることでした。
FF式ファンヒーターは、「強制給排気式」、「密閉式」を採用したファンヒーターで、外から燃焼に必要な空気を吸い込み、燃焼後の排気ガスを外へと出すファンヒーターのことです。
寒冷地では、お馴染みですが東京で使っている人は少ないようです。
エアコンのように外と部屋をつなぐ管があり、そこから外の空気を取り込んだり外に出したりします。
FF式ファンヒーターを購入するにあたり、「ガス」にするか「灯油」にするか迷いました。
当初は、ガスファンヒーターの方が、灯油を買ったり入れる手間がないのでいいと思いました。
でも、ガス会社に見積を取ってもらったら1Fと2Fの「工事費」だけで30万円くらい掛かることが分かり断念しました。
ガス栓の増設やガスの引き込み部分から分岐してホースを延長する工事で、2Fは家の屋根の庇が長いので長い距離になってしまう、1Fは床下にホースを通すことになりその分高くなるということです。
ヒーター本体価格もガスファンヒーターの方が石油より高く、結局、石油ファンヒーターにすることにしました。
灯油ファンヒーター
FF式の「灯油ファンヒーター」を購入しました。
FF式ファンヒーターは、本体を購入するだけでは使えません。吸排気がに必要な管や煙突を付ける「工事」が、必要になります。
この工事をする業者が、東京では需要が少なくなかなか見つからなかったのですが、灯油を購入する業者にお願いして取付工事をしてもらいました。
エアコンにように壁に穴を開けて、「給排気筒」を取り付けます。
壁を貫通させる穴を開けるので、振動と音が大きくて思ったより、大掛かりな工事になりました。
ファンヒーターの裏側で、反対からパイプを通じて外からの空気を取り込み、燃焼した空気やその際に出た水蒸気を外に出します。
外側は、こんな感じです。
灯油は、本体に入れるカートリッジ式にしました。外付けのタンク式だと壁の外に灯油タンクを取り付けて直接、タンクから供給します。
開放式ファンヒーターと違い、取付工事が必要になったり手間が掛りますがこれで寒いに冬でもクリーンな部屋で安心して過ごすことが出来ます。
しぼり菜リズム
「開放式ファンヒーター」は、手軽に使えて瞬時に温かくなる優れものですが部屋の空気が汚れる、結露の原因になるなど問題点もあります。
それを解決したのは、「FF式ファンヒーター」です。
そのFF式ファンヒーターを使ってみた感想を次に書いてみたいと思います。