浴室リフォーム時にシロアリ点検を
在来工法の浴室から「システムバス」に「リフォーム」をすると「シロアリ被害」が見つかることが多いです。
システムバス『サザナ』にしたときの失敗。リフォーム時には「シロアリ点検」をするべき
解体の時点で、シロアリの点検をきちんと行わないといけません。
理由として、浴室にシロアリ被害があったままリフォームしてしまうと、残った木部材に、シロアリ被害が進行してしまいます。また、リフォーム後には、シロアリの被害や処理が困難になります。
どのタイミングで行うのか
浴室をリフォームする際には、シロアリがいるかどうか、いた形跡があるかどうか、必ず確認してもらいます。
風呂場を解体した後にシロアリが発見された場合は、新しい浴室の工事は、シロアリの駆除をしてからでないと進められません。
リフォーム時にシロアリ処理を施す場合、どのようなタイミングで処理するとより効果的かシステムバスの「工程」から見てみます。
システムバスは浴槽だけでなく、天井、床、壁などのパーツを工場で作り、現場で組み立てて浴室を作る方法です。
浴室をシステムバスにリフォームする際に、浴室の解体、配管の新設、土間コンクリート打ち、ユニット設置というような工程があります。
TOTOの場合は、サイトで確認するとこうなっていました。
1日目 養生・解体撤去、給排水工事 2~4日目 土間基礎工事 5日目 システムバス搬入、組立工事 6日目 大工工事、内装工事 |
この中にシロアリ点検や駆除、改修工事を入れるとしたら、元の浴室を「解体」したときです。
床下がコンクリート張りの建物でも、タイル張りの浴室を解体すると、「土」が露出します。この土の部分にコンクリートを流し込みますが、その前に行う方が効果的です。
1日目 養生・解体 2日目 シロアリ点検、駆除、大工工事 3日目 土間基礎工事 4日目 給排水工事 5日目 システムバス搬入、組立工事・大工工事 6日目 内装、電気、ガス仕上げ工事 |
このように浴室解体から土間基礎工事の間にシロアリ作業を入れるといいのです。解体が終了したら、シロアリ業者が調査を行います。
解体することにより、タイル下や壁内部を見ることが出来るのでシロアリの被害や生息状況なども確認しやすくなります。
シロアリの形跡があれば、駆除をします。シロアリの駆除は、土の中と建物の2日行うことになるケースもあるようです。
シロアリの被害があった木材や水に濡れて腐食している木材は、撤去して、「修繕」します。このとき、浴室に隣接している「脱衣室」や見た目ではわかりにくい壁体内や柱もよく調べ、必要に応じて補修を行います。
あらかじめ日程の中に組み込んでもらうように
浴室のリフォーム工事を行う際は、リフォーム業者と「契約」する前に、シロアリが発見された場合を想定した「工期」や「見積」をしてもらうといいでしょう。
自分で、シロアリ業者に依頼する場合も点検の日時を浴室解体時に行えるようにしてもらいます。解体撤去してから土間にコンクリートを入れる間に点検や駆除を行ってもらいます。
打ち合わせの段階で、シロアリ被害や腐朽菌による木材の腐れがあれば、この時点で修繕をしてもらうようにします。
システムバスは、メーカーによっては、ユニットの導入の日時が変更出来ないところもあります。ステムバの設置工事は、1ヵ月先まで工事日程が組まれていて、一旦、搬入日が決まると簡単に工事日を変更することは出来ません。
発見後の手配となると、後の工程の工事日程を変更しなければならず、日程を把握して点検の日にちを決めなければなりません。
しぼり菜リズム
浴室をリフォームする際には、シロアリがいるかどうか、いた形跡があるかどうか、必ず確認風呂場を解体した後に調べてもらうようにします。
シロアリが発見された場合、新しい浴室の工事は、シロアリの駆除をしてからでないと進められません。我が家の浴室は、シロアリ点検をやっていなので、浴室の床下や壁の中が「ブラックボックス」になりました。
シロアリの「駆除」を確実に行えば、我が家のようにシロアリがいるかもしれない、木が腐ってしるかもしれないなど心配せずリフォーム後も安心して暮らすことが出来ます。