個性的な『喜田屋』の「豆大福」は、甘くなく、しょっぱい!でも、3口目で虜になった

甘くない!美味しくない大福

一番最初にこの「大福」を食べたときに

「甘くない!しょっぱい~何これ」

って思った。

主人は、甘くないし豆ばかり入っていて、あまり好きではない。

子どもも、甘くないと大福にオリゴ糖を掛けて食べている。オリゴ糖を掛けると甘くなるが「あずきみたいな味になる(小豆を煮たみたいな味になって美味しくない)」そうだ。

皮のお餅の分量も少ないも気に入らない。粒あんが好きではないので、これほど粒あんの存在感を感じさせる大福は苦手と「甘党」の二人には不人気な大福です。

喜田屋の豆大福

その主人と子どもに不人気の大福が、西荻窪にある和菓子さん『喜田屋』「豆大福」です。

和菓子の喜田屋は、西荻窪駅から青梅街道に向かって5分ほど歩いた左手にあります。

こじんまりとした街の和菓子屋さんといった感じの庶民的な店で「北海道産の小豆を100%使い甘さを控えたうちとりの餡」と喜田屋は、生餡から自分の店で作っている「内取り」お店です。

なので、保存料などは使っていません。

実はこの店の名物が、この豆大福なのです。『喜田屋』と言えば、「豆大福」で、ほとんどのお客さんが「豆大福」目当てです。

1個140円の豆大福は、人気商品なので午前中のうちに売り切れてしまうことが多いそうです。

朝9時半からやっていて、大福を買い求める人が常時数人いるみたいです。私は、お店の前を通ったことがありますが、中に入ったことはありません。

午前中に豆大福が売り切れるので、午前中は家事で忙しい私に代わって主人がいつも朝、買いに行きます。

必ず、2~3人並んでいて、後ろに数人客がいるのでじっくり商品を選んでいる雰囲気ではなく、主人は毎回、大福だけを買って来ます。

3口目で、虜になった

「甘味がなくて、塩っぽい大福」と数年前に初めてこの豆大福を食べたときの第一印象でした。正直「何、これが大福?」という感じであまり美味しいとは思いませんでした。

食べ物には、1口食べて美味しいものと2口目3口目で美味しい感じるものがあります。この大福は、「3口目」で美味しいと感じる類のものでした。

1口目では、甘みが足りない。

砂糖が全然入っていないのではないかと食べていたのですが、2口目、3口目、いや噛みしめていると赤エンドウ豆と小豆の粒の食感が口の中で渾然一体となり、エンドウ豆の塩気と甘さ控えめの餡がマッチして…美味しさが、遅れてやって来るのです。

これは、虜になるかも。

一口目で、ダイレクトにしょっぱいと思いましたが、過剰ではないです。

砂糖よりも塩の味が、少し際立つ私のとって心地いい甘さです。このきちんと甘いのだけど控えめの甘さが、豆の味を損なわないのです。

とにかく、エンドウ豆の塩気と餡の甘さのバランスが絶妙なのです。

自分で、ときどき小豆を煮ることがありますがこういう甘さを出すのは難しいのです。

甘みがないと美味しくないし、砂糖を入れ過ぎれば甘い。最後に塩を入れますが、この塩加減も砂糖の甘みをうまく引き出す程度でなくてはならない。

餡は、極限まで砂糖を控えていて、それを補うための塩加減。

適量な塩を加える事で、甘さは引き出せますが、塩は少なくても多くてもダメです。その匙加減がとても難しく、やはり素材のよさ以上の「技術」なのかと思いました。

甘さ控えめですが、和菓子なのでやはり砂糖も極限まで使っていると思います。

でも、塩味が利いた赤エンドウ豆が餡の甘みを際立たせてくれるので、全体の印象としてはほとんど甘く感じないのです。

とにかくこれは、癖になる美味しさですね。

餅が薄いで固くなる心配があまり無く、翌日食べても硬くなっていなかったです。2日は、持ちますがやはり、保存料は使っていないので当日中に食べた方がいいです。

豆豆しい

この豆大福、とにかく豆がゴロゴロと入っています。

皮の部分には、赤エンドウ豆が、餡の中には、小豆がゴロゴロと入っていてとても「豆豆しい」大福です。

そして皮が無いのではと思うぐらいの薄皮。半分に割ると分かりますが、皮が非常に薄いです。断面はほとんどが、粒餡です。

手で持ってみると皮を掴むというより、豆を掴んでいるような感じです。豆にお餅が付いてるようです。

皮と餡の境界線がなくて。皮が薄くて柔らかいので、溢れんばかりの豆をホローするようにこれでもかと打ち粉を振っています。

生地に豆が練りこまれていて、粒あんだらけの豆大福。まさに、豆好きな私向きの大福です。

どこをどうやって食べても豆にぶつかりますが、エンドウ豆と小豆、それぞれの個性を生かした豆の存在感があります。

「餅」に包まれたと言うよりは「豆」に包まれたと言っても過言ではないくらい豆が多いのです。

好き嫌いが分かれる大福

冒頭のように我が家では、「甘くないし豆がゴロゴロ入っていて好みではない」と主人と子どもが言うように好き嫌いが分かれる大福だと思います。

でも、豆に力強さがあり、豆本来の味を楽しみたいという私のような「豆好きな人」にはピッタリだと思います。そういう意味で、一般的な大福とは一線を画すある意味玄人向けの大福のような気がします。

豆の旨味全開の喜田屋の豆大福は、新しい味だと思います。お餅が伸びて、甘い一般的な大福が好きな人には、期待を裏切る大福かもしれません。

豆がこれもかと沢山入って、糖分も控えめなのでカラダにも優しい和菓子なのだと思います。

しぼり菜リズム

塩味の効いた赤エンドウ豆のぎっしり入った薄い皮に包まれた甘さが控えめな粒餡の『喜田屋』の豆大福は、一度食べたら忘れられない個性的な豆大福です。

一般的な大福のイメージを覆す大福なので、食べた瞬間は「何、これが大福?」ってなるかもしれません。

■喜田屋

  • 杉並区 西荻北 3-31-15
  • 03-3390-8903


 

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2017年現在57才 50代になって体に色々な変化が起きました。 アレルギー、腰痛、変形性膝関節症、脂漏性皮膚炎、手湿疹、眼精疲労、胃腸の不快感、開帳足等々一気に吹き出しました。 このほかに病気以前、未病のものもあるので 自分の体を見つめ直した生活を考えています。 健康、医療、病気、楽しいことも含めた日常生活を綴っていきたいと思います。 認定医療コーディネーター、ホームヘルパー びわの葉療法インストラクターの資格保有