高級缶詰
創健社の『おいしい愛媛産牛コンビーフ』を頂きました。
商品名がシンプルで、「おいしい愛媛産牛コンビーフ」という商品名にウソ偽りがないとっても美味しいコンビーフです。
このコンビーフ、80gで972円もする高級缶詰のコンビーフで、普通に売っているコンビーフの2倍以上します。
愛媛県産牛肉を100%使用とあるように国産牛を80gの缶詰ならば調理の過程で嵩が減ることを考えて、きっとそれより多めの肉(90g、100g?)を使っているのでしょう。
この缶詰は、何て言ったって「国産牛」ですから。100g1,000円の国産牛なんてざらにあるのだから、このお値段でもありなのかと強引に納得しますが、やはり高いです。自分では、買えないです。
1,000円だったら、ちょっとした定食や飲み物付きのランチセットが食べられる金額ですからね。
コンビーフの缶詰
この高級コンビーフ缶をケースから出してみると丸い缶の普通の缶詰です。
昔からある定番のコンビーフ缶は、「台形」の形をしていていますよね。
台形の形をしたコンビーフ缶は、開け口が「巻取り式」になっていますが、この缶詰は、開け口が簡単なプルトップ式です。
巻取り式って、子どもの頃にいかに取っ手をくるくるとズレないように奇麗に巻き取るかが面白くて、率先して開けたものでした。
でも、大人にった今は、ただただ面倒なだけ。
奇麗に巻き取れば気持ちがいいですが、急いでいると必ずズレてきます。ズレると歪んでくるので、さらにイライラ。
その点この80gのコンビーフの缶詰は、丸い缶に入っていてプルトップ式なので、開けやすいのでイライラしません。
100g入りの方のコンビーフ缶は、古典的な台形の形で巻取り式になります。
コンビーフの缶詰は、台形の形をしたものが多いですが、これはコンビーフを缶に隙間無く速く詰めるには、台形の形が一番良いからだそうです。
また、下が大きく固めた台形型では、缶から出しやすくなります。料理によっては、形を崩したくないので、台形の途中を切って開ける方法が形を奇麗に保ったまま出すのに最適だということです。
普通の缶詰のように上蓋を切って取り出すのでは、せっかくの肉が崩れてしまいますものね。
しつこくなくて美味しい
「おいしい愛媛産牛コンビーフ」は、愛媛県産牛肉を100%使用した無塩せき手作りコンビーフです。
着色料、保存料、化学調味料は使用していません。
一番搾りの「べに花油」、「鹿児島県喜界島産粗糖」使用と原材料にもこだわっています。
ここで、元祖コンビーフの『ノザキのコンビーフ』のサイトにコンビーフのことが書いてあったので少し紹介しますね。
コンビーフの「CORNED」は塩漬けという意味で、CORNED BEEFは、「塩漬けの牛肉」となります。
現在のコンビーフは、塩漬けした牛肉を煮沸して、ほぐした後、一般的にミンチ肉、食用油脂、塩、調味料などを配合したものになっています。
塩漬工程を経ることで肉を柔らかく保ち、肉をほぐすことで繊維質の食感が引き出されています。
なるほど、コンビーフ独自のほろほろとほぐれるような食感と柔らかさの秘密はこの製造工程からきているかと納得しました。
80gで、1,000円近くするコンビーフを食べてみました。食べるときは、コンビーフに少し熱を加えて脂身を溶かすといいです。
そのまま食べてびっくりしたのが
これ、「牛肉」なんです。牛肉!
牛肉を加工したものだから牛肉なのは当たり前なのですが、変な牛肉の臭みが全くなく、牛肉の旨味が凝縮されて牛肉の味がちゃんとするのです。
加工食品にときどきあるまがいものを混ぜた感が、一切ありません。
べに花一番油を使っているので、油っぽい感じもありません。しつこくなのです。
でも、コンビーフならではの脂身も塩気もほどよくあり、牛肉の「保存食」としては、愛媛の牛さん達も「いい仕事してくれた」と感心しているレベルではないでしょうか。
料亭の牛肉のしぐれ煮や何時間も煮込んでほろほろした洋食屋さんのビーフシチューの牛肉の食べたようで、この満足感は、「いい肉食べたなあ」という感じでさすが、高級缶詰です。
これを食べたらもう、他のコンビーフが食べられなくなってしまう罪作りな缶詰です。
シンプルに食べるのが、おすすめ
そんな高級コンビーフを惜しみながらも料理に使ってみましたが、どう調理しても美味しいんです。
舌が敏感な子どもは、いつもと同じものを作ってもこのコンビーフを入れただけですぐ分かり必ず、美味しいと言ってくれます。
ホットサンドに挟んでも
ポテトサラダに入れても美味しい。
こんなに美味しいならば色々なものに入れて食べたいところですが、高級食材なので容易く使うことが出来ないのが残念です。
「おいしい愛媛産牛コンビーフ」は、どう調理しても美味しいのですが、素材がいいのでやはりシンプルにそのまま食べるが一番いいと思います。
白いご飯と食べるのが、特に美味しいです。
こうやって食べれば、肉の繊維が長いままの食感とコンビーフの誤魔化しのない美味しさをダイレクトに味わうことが出来ます。
しぼり菜リズム
『おいしい愛媛産牛コンビーフ』
この缶詰1つで、ちょっとした定食やランチセットが食べられてしまいます。今回は、頂きものだったですが、果たして自分でグラム1,000円もするような高級コンビーフを買うのか?
ちょっと考えてしまいますが、正直また食べたいです。本当は、何回でも食べたいですが。
私は、1年に1度くらいだったら自分へのご褒美として買ってもいいかあと思います。
国産牛肉を手軽に味えるのがいいし、美味しい「牛肉」を買って食べたと思えば納得出来る値段だし、これより美味しいコンビーフを食べたことがないからです。
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